死神になってからこの容姿と実力で何不自由なく周りからチヤホヤされてきたため、こんなときどうして良いか全く検討がつかなかった。 というわけで 「なぁ、イヅル?」 「なんですか隊長」 「イヅルは僕のことどう思ってる?」 回りくどいことが嫌いなボクは単刀直入に聞いてみた。 「‥三番隊の隊長だと」 「そうやなくて!‥その、すきとかきらいとか‥」 「あぁ、すみません。‥うーん、そうですねぇ」 「‥‥(ごくり、)」 「あ、」 「ななななんや!」 「ぴったりな言葉がありました。ごくごく“普通”です」 「‥‥‥‥。」 君に恋をして初めて抱いた感情は、あろうことか痛みだった。 お願いだから、こっちを向いて (あ、尊敬もしてますよ。) (‥そか。) [*前] | [次#] |