「来年は羊年だろう。これを」
「あ、ぬいぐるみ。ありがとうイアイアンさん。わーかわいいですね羊」
「ああ。…まあ、かわいくはない干支であっても、とにかく馬以外なら」
「え」←木馬の怪人
「やはりヒーロー協会がやばい予言を聞いてしまうとどうしてもな。木馬の怪人女を思えば、馬の干支は縁起が悪い」
「……」←予言の木馬の怪人女
「まあウマボーンというヒーローもいるしあまり大きな声ではいえないが、馬はな。ああ、そうだ干支飾りを買いに行こうと思うんだ。師匠はそういうのを飾ると喜ぶからな、少しだが。りんこさんも一緒に…あ、えっ、どうしたんだ、体調が悪いのか？」
「……」
「（泣きそうじゃないか）…ブルーファイアを呼ぶから、座っていていくれ」
「……」
「うん、でも、それは、そうだと、思う。私も」
「無理しなくていい」
「……悪意がない分、本音だから、ちょっと辛い」
「俺は、馬も好きだ」
「ぐすっ…ありがとう」
「……（りんこのことが好きだ）」
「……ラム肉食べたい」
「…肉屋寄るか」
「桜肉もいいな」
「（それはどうなんだ！？）」