▼イアイアンは兄弟子として


「タバコはやめろ。心肺機能が低下するぞ。兄弟子として見過ごせない」
「コラ、師匠はお前の為を思って怒ってるんだ。そんなすねた顔をするな」
「腰はまっすぐ。縦に伸びる背骨を使うんだから……そうだ筋が良い。ああ、兄弟子として当然のことをしたまでだ」
「ほらまっすぐ前見て歩け。花? ああ、こんな寒くても咲くんだな。お前はいつも良い物を見つけるな。……コラ、歩くときの目はまっすぐだ!」
「お、おいそんな短いスカートを掃いたら体が冷えるんじゃないか。いや、これは兄弟子として心配なだけだが……」
「おい、A級に上がるそうじゃないか! よくがんばったな! これから任務をともにする機会も増えるだろうが、お前なら安心して背中を任せられる。兄弟子として鼻が高い」
「風邪か? 顔が赤いが」



「イアイのあれって……」
「素よ。全部素」



イアイさんはちょっと口うるさいといい…

一撃

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