▼竹林くんとメイド談義

「なまえさん、返すよ。ヴィクトリア王朝の古きよきメイドを君が推してくる理由、よく理解できた」
「さんきゅー竹っち。良いでしょエマ」
「…いい。身分差の萌えや日々起こるワンシーンごとの良さは素晴らしい。だが、僕に言わせればもえもえきゅーんが足りないね。線がしっかりしているから全体的に登場人物ががっしりして見えるし、メイドたちの年がいきすぎている」
「あーあからさまな萌え漫画じゃなきゃダメ系? それ町は? 正確にはメイドあんま関係ないけど萌えるよ?」
「もっと大人しくて従順できゃるんとかわいいメイドがいいんだよ。紺先輩のミニメイド服はなかなか悪くなかったけどね…」
「ふふん、じゃあこれを貸してあげるよ!」
「……この黒髪美少女メイドは!?」
「シャーリー! これなら竹っちも萌え萌えできるはず! まあヴィクトリアメイドのヘッドキャップのリアリティーに萌えるものとしてはシャーリーのカチューシャに惜しさを感じざるを得ないけど、とにかく一読あれ。んでもってアンミラフレンチコスプレメイド派を卒業して正統職業ハウスキーパー萌えになってよ!」
「ふ……僕をたやすく落とせると思ったら大間違いだよ(メガネくいっ)借りていこう。ところで放課後メイド喫茶へ行ってみないかい?」
「メイド喫茶〜? あれってあのピンクで裾広がってて全然機能的じゃない服着たやたらテンション高いアニメ声のバイトがオムライスにケチャップかけるだけで追加料金取られたりするんでしょ? 楽しいの?」
「いけばわかるんじゃないかい? なまえさんもお堅いばかりの歴史系メイドワールドから現代サブカルメイドワールドへクラスチェンジしてみるとい」
「うーん…まあ、竹っち行くなら行く」
「楽しみにしててくれよ、萌えさせてみせるさ」

「(にやにや…にやにやしていいんでしょうかこれは?)」
「殺せんせー、あれはたぶん先生の期待する関係じゃないよ」
「にゅやっ、渚くん。……やはりそうでしょうか、あんなに近くに寄っているというのに」
「友情…共感? 盟友? そんな感じじゃないですか」
「にゅ……(がっかり)」
「(やっぱり先生下世話だなあ…)」


竹林くんは現代コスプレメイド好きそうですが推し漫画とかなんでしょうね。わたごしゅでも無さそうだし(竹林くんはにこにこほんわか従順キャラと近所のお姉ちゃんキャラに萌えそう)
メイド漫画よりバトル漫画とかに出てくるメイドキャラが好きなのかも。

暗殺

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