▼1122なブルーファイアともしもし主


「……」
「……」
「ケーキかぶっちゃったね。あ、いやね、あの……とくにこれといって意図があって買ってきたわけじゃなくってね!」
「俺もこれといって意図があって作ったわけではないんだ。本当に、」
「……」
「……」
「……食べていい?」
「ああ」
「えっていうかこれもしかしてスポンジ焼いたの!? すごい!! うそ、スポンジケーキが膨らんでるの初めて見た!!」
「え」
「あ、ちがくてちがくて! えーと自家製のスポンジケーキが膨らんでるの、初めて見た。こっち正解だった。ええーすごいよブルーファイアすごい……」
「……っ。大したことじゃない」(本当は何日間か試作繰り返してぺっちゃんこのスポンジつくっちゃあ落ち込んでた)
「だってすごいよ、クリームも均一に塗られてるもの。えーこれもうお店出せるじゃない」
「……」
「(どうしよう……照れてるブルーファイアかわいい)いただきます! ……っ、」
「どうした!? まずかったか!?」
「違う! あーなにこれなにこれ!? すんっごいおいしい!!」
「!」
「これ危険だーどんどん食べられちゃうよー!」
「そう、か」
「ああもう、本当ブルーファイア好き…」
「えっ!?」
「え? ……………………!!!!?!?(気づいた) ブッ、ブルーファイアの作ったケーキ、好きだなー」
「………………よかった」
「……………………はい」



いい夫婦の日なのになんだこれ。

一撃

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