▼もしもし主とブルーファイアの秋はアンニュイ


「……」
「どうした、浮かない顔をして」
「ブルーファイア、あのね、」
「?」
「ううん、やっぱりなんでもない。ごめん」
「……(りんこの様子がおかしい)(さっきから窓の外を見てはため息ばかりだ)(なにかあったのか?)(……俺には話せないこと、なの、か?)(まさか、りんこに限って)」
「……会いたいな」
「!?(会いたい!?)(誰に!)(お、男!?)(いや待て決めつけるな! りんこのことだどうせ近所の野良猫にこっそりシーチキンでもやっていて最近餌の時間になっても見かけないとかそういうことだきっと!)(そうだきっとそれ、)」
「おじさん、来ないな……」
「!!??!!??」
「はあ……(焼き芋食べたい)」




芋屋の季語はたぶん冬

一撃

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