▼妹と異能(ry)会とプリクラ

「そんな、早すぎます! 今のでもう一回分終わってしまったというのですか!?」
「動揺するなコガラシ、まだあと1回ある!」
「くるぜ…」

\かわいいポーズをとってね/

「なっ…指示が変わった、だと……!」
「ジェノスも落ち着け、このポーズはかわいいのか!?」
「サイタマ先輩も冷静になってください! しぇーは決して、決してかわいくありません!」
「ならどんなんだやってみろ!」
「えっ!? ええと、ええと……」

\撮るよ! はい、チーズ/

「ああっまた…!」
「なんて早い…」
「精神攻撃の合わせ技かよ。なんてえげつねえ筐体だ…」

\らくがきたーいむ! ペンで一杯書き込んでね!/

「はっ!?」
「なっ、」
「ええっ」
「やたら軽快なメロディーが腹立たしいがまずペンはどれだ! 制限時間があるぞ!」
「これだな! よし!」
「サ、サイタマ先輩なにを!? なぜジェノス先輩の顔にヒゲを!? ご自分の頭にアフロを!? ああっ、私の頭に角が!!」
「らくがきってこういうんだろ」
「偉人の気持ちです…」
「サイタマ先輩ここは俺が」
「やれるのか…(ゴゴゴ…)」
「(重々しく頷く)」
「信じるぜ…」
「サイタマ先輩に託していただいたペン…期待に、応えねば!! いきます! まずは日付と異能力及びヒーロー活動愛好会の文字を!」
「ああっ、そうですそんな感じ! ですが背景フレームののキラキラにそぐわない明朝体っぷりですね!」
「かてえな!」
「私にもやらせてください」
「うわっ急にスタンプのクマだの星だのが…」
「不協和音にとどめを指しましたね」

\ボーナスタ〜イム! さらにスタンプを追加だよ!/

「わーんもう十分ですよー!!」



「コガラシちゃんこれは?」
「あ、以前部活のみなさんとプリクラを撮ったんです!」
「……」
「うわ、」
「?」
「ばかっぽい顔して、揃いもそろって」
「いい顔だわ。楽しそうね」
「はい! ですから今度お姉ちゃんも一緒に行きましょう」
「勿論よ」
「…仕方ないわね、付き合ってあげるわ」
「来たくないなら来なくてもいいわよタツマキ」
「いつそんなこと言ったかしら。被害妄想も大概にしなさいよフブキ」
「テレパスでなくても普通は人の気持ちくらいわかるものじゃない? あらごめんなさいねあなたにそんなこと言っても無駄よねタツマキ」
「あ、あのお姉ちゃん」
「ならあんたもやっぱり普通とは呼び難いみたいね」

(ゴゴゴゴゴ…)
(ゴゴゴゴゴ…………)



こうしておうちが爆発したとかしてないとか

一撃

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テーマ「人外ファンタジー」
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