▼ブルーファイアともしもし主とネクタイ


(りんこにヒーロー協会女性職員の制服が支給された時の話)


「機嫌がいいな」
「え? へへ、明日から制服で出勤なんだ。……? ブルーファイアどうしたの」
「(あの、セクハラっぽい制服をりんこが……)(しかし喜んでいるのに水を差すわけには)(だがもしあの胸元が原因で嫌な目にでも合ったら!?)(でもりんこは嬉しそうだ……)」
「ブルーファイア?」
「……俺が」
「うん?」
「俺が守る」
「えっ!?」



「ブルーファイア助けて!」
「どうした!?」
「ネクタイ、締めたこと無かった!」
「……来い」
「朝っぱらからごめん…」
「気にするな。ネクタイの結び方くらいすぐ覚えられる。まず前に出す方を上向きにクロスさせるだろう。そうしたら次はここを……(あれ?)」
「……ブルーファイア?」
「……すまん、自分で結ぶのと勝手が違うようだ。背中に回るぞ」
「あ、うん」
「よし、これならいつも通りだな。結び目をこう通して……」
「……(うわあああなんかこれ背中から抱きつかれてるみたいじゃない!? ブルーファイアはそんなつもりじゃないのに! 肩に腕が! ぶつかってる! 温かい!! 素数を数えなきゃ! ……素数ってなんだ!? 素? もとになる、かず!?)」
「で、円を作った所に前になる部分を差し込んで終わりだ。できそうか?」
「……聞いてなかった」
「お前な! ……!? どうした真っ赤だぞ。熱でもあるのか!?」
「……知恵熱?」
「(そんなに難しかったか?)」

一撃

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