『ギーマが同僚調教もののエロ本隠し持ってた……』

レンブ「ギーマがぁ、ギーマが怖いぃ！｣ガタガタ
ギーマ「誤解だから！誤解だから！」
レンブ「ギーマに犯されるぅ！｣ブルブル
ギーマ「やめてくれ！」

*

ギーマ「誤解だよレンブ！」
レンブ「そうなのか……？」
ギーマ「はぁ、そうだよ、落ち着いてくれるかい。」
レンブ「じゃああの本、お前のじゃないのか？」
ギーマ「いや、それはまぁ、私のだけど……」
レンブ「犯されるぅ！ 同僚に犯されるぅ！｣ガタガタ
レンブ「違うって！」

レンブ「…お前も俺もいい大人だ、そういう事に興味を持つ事自体全く否定せん｣ビクビク
ギーマ「…うん」
レンブ「そういう本を読む事も、全然悪い事だとは思わない……｣ブルブル
ギーマ「……なぁ、レンブ」
レンブ「な、何だ!?｣ビクゥッ！
ギーマ「なんで距離とってるんだい？」
レンブ「怖いんだよ！犯されるんだろ！」ガタガタ
ギーマ「しないよ！」
レンブ「超マニアックな方法で犯すんだろ！」
ギーマ「しないよそんなの！」

レンブ「普段お前の部屋で使ってるソファーに寝かされて『今度はこっちのバトルで勝負しないか？』とか言いながら犯されるんだろ！」
ギーマ「抜粋しないで！さっきの本から抜粋しないでくれ！」
レンブ「なんかゲイ特有のマニアックな言葉責めとかするつもりだろ！」
ギーマ「しないよ！やめてくれって！」
レンブ「『まだ勝負の途中だろ？負けを認めるのかい？賭けは私の勝ちの様だね』とか言いながら犯すつもりだろ！」
ギーマ「抜粋やめて！音読もやめてくれ！」
レンブ「ギーマがマニアックな言葉責めを身につけてるぅぅ……！」

レンブ「兎に角、そういうマニアックなプレイしようとしてるんだろ……？」
ギーマ「違うから！そう言うんじゃないよ！」
レンブ「さ、更にマニアックな……？」
ギーマ「だから違うよ！と言うかさっき君が言ったみたいのは全然マニアックの範疇じゃないさ！」
レンブ「……え？」
ギーマ「……あ」
レンブ「……あれくらいは、基本なのか？」
ギーマ「何でもない！さっきの何でもないよ！」
レンブ「正直、さっきのでもかなりエグいところ抜粋したつもりだったんだが……」
ギーマ「聞いてくれよ！さっきのは間違いだ！」
レンブ「もうあれくらいじゃ、満足出来ないのか……？」
ギーマ「やめてくれってば！」
レンブ「ギーマがどんどん遠くに……」
ギーマ「遠くに行ってるのは君だよ……物理的にね」
レンブ「だ、だって犯すんだろ……」
ギーマ「しないよ！」
レンブ「付き合いが悪かったのかもしれんな……お前との飲みや食事よく断ったからな……お前もストレスが溜まっていて誰かに悩みや気持ちを打ち明けたかったのかもしれないのに…」
ギーマ「やめてくれよ！重い感じにしないでくれ！」
レンブ「ちゃんと話を聞いていればこんな……」
ギーマ「聞きたくないよ！何その被害者の知り合いのコメントみたいなの！別に事件起こしてないし起こすつもりも無いし一番遠回しに嫌なタイプの奴だよそれ！」
レンブ「でもプレイ的な見地から言えば後悔している同僚の良心に付け込むと言うシチュエーションは…興奮ポイントじゃないのか？」
ギーマ「うわ、やめてくれ！嗜好を探るのは！」
レンブ「さっき言ったくらいは基本なんだろ？」
ギーマ「間違いです！さっきの無しでお願いします！」
レンブ「とすると弱みを握って無理矢理とかそっち系に行かざるを得ないんだろ?!」
ギーマ「っていうか何でちょっと協力的なの!?さっきまで犯される！とか言ってたじゃない君!?」
レンブ「…逆らったらもっと酷い目に遭う……」
ギーマ「そ、そう言う事か！否、しないから！」
レンブ「なら面と向かって言ってくれ……」
ギーマ「何を？」
レンブ「『私は君を犯したいと思っていないし、思った事も無い』って」
ギーマ「何その宣言!?」
レンブ「言ってもらわんと信用出来ん！獣と共に同じ職場にはいられん！」
ギーマ「ケダモノとか言わないでくれよ！」
レンブ「と、兎に角言ってくれれば、安心出来るかもしれんのだが……」
ギーマ「…うーん……」
レンブ「…や、矢張り虚偽の申告は出来んか？｣ビクビク
ギーマ「虚偽じゃないから！」
レンブ「いい！俺はお前を嘘吐きにしたい訳じゃない！」
ギーマ「その感じやめてくれよ本当に！」
レンブ「お前にその場限りの嘘を吐かせるくらいなら、お前の嗜好と向き合うから！」
ギーマ「言うから！言うから重い感じは無しだよ君!!」

*

ギーマ「で…なんだっけ……『私は』……」
レンブ「『私は君を犯したいと思っていないし』
ギーマ「そうか、『私は君を』……」
レンブ「……ど、どうした？｣ビクビク
ギーマ「あ、あのさ、一応、一応確認なんだけれど」
レンブ「な、何だ？」
ギーマ「こ、この『犯す』の範囲ってさ……どれくらい、かな？」
レンブ「!!」
ギーマ「い、一応さ!!」
レンブ「そ、それはつまり範囲によっては……」
ギーマ「一応だって言ってるじゃないか！意外と二人の間で食い違ってるかもしれないだろ？」
レンブ「…それは範囲によっては有り得ると言う事なのか？」
ギーマ「だからその確認さ！」
レンブ「…そ、そうだな。お前の基準はちょっとアレだからな」
ギーマ「アレとかやめてくれよ…」

*

ギーマ「えーと、じゃあ一つずつ確認してこうか？」
レンブ「あ、ああ。此処での『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……」
ギーマ「……ああ」
レンブ「お前がさっきの宣誓を出来なくなる可能性が上がると言う訳だな」
ギーマ「いやまぁ多分、と言うか絶対大丈夫さ!!」
レンブ「…だよな！」

ギーマ「えー、じゃあ基準決めスタート！」
レンブ「まずは『キス』！」
ギーマ「えッ!?」
レンブ「え゛ッ!?」
ギーマ「ストップ！レンブ、一旦ストップだ！」
レンブ「怖い怖い怖い怖い！！」
ギーマ「違うっ！普通にするじゃないか、キスって！同僚で！」
レンブ「しないしないしない怖い怖い怖い」
ギーマ「私がするかどうかじゃなく一般的にさ!?一般的な基準として、同僚のキスはセーフだよ！ほら、挨拶のキスもキスじゃないか!?」
レンブ「そうだが、そうだがぁ、お前の言ってるキスのニュアンスが違う気がするからぁ……」
ギーマ「アレだよ？　キスって唇同士の奴だよ？『上と下の口同士で』とかそう言うんじゃないよ？そのつもりで私はOKにしたんだよ？理解してくれてるかい？」
レンブ「当たり前だ……寧ろ今言った方OKにしてたら本当にあの世に送ってたぞ……しかも挨拶のキスは頬にするものだ、もう此処で食い違った、もうやだ…」
ギーマ「君から言っておいて君から投げ出すのかい！」
レンブ「あのな、あー、もう、ならキスが基準だとアウトなのか？だよな？言わなくていいが、そうなんだよな？」

ギーマ(心底屈辱的……)

レンブ「嗚呼……何と言うかもう、嫌だが聞くぞ……何処にラインを引いたらさっきの宣言が出来るんだ？」
ギーマ「……え？」
レンブ「お、お前が決めてくれ。それを聞いて対処するから」
ギーマ「……あ、ああ　う、ん・・・」

（5分後）

ギーマ「……」
レンブ「……」ドキドキ
ギーマ「……あのさ」
レンブ「ひっ!?」ビクゥッ
ギーマ「其処迄怯えるかい!?」
レンブ「す、すまん？驚いただけだ。本当にそうなんだ、すまん犯さないでくれ！」
ギーマ「やめてくれ、謝りながら引かないでくれよ！」
レンブ「……寧ろ、これ長考した時点で相当危険……」
ギーマ「言うから！今すぐ言うからさ！」
逃げないで、レンブ！まだ行かないで!!
ギーマ「え、えーと……」
レンブ「言ってくれていいから！ドンと！」
ギーマ「えーと……うーんと」
レンブ「もう驚かん！早く言え！」
ギーマ「……多分、何をラインにしても、その、無理……だ」
レンブ「え」

ギーマ「だって、したいからなぁ……」

*

レンブ「うわああああああやっぱりガチだぁぁぁあ!!!ゲイだったあぁぁああぁあ!!!!」
ギーマ「ご、ごめん、其処は本当にすまないぃぃいい！でもしたいんだぁあああぁあぁあ!!」
レンブ「最初ので合ってたんじゃないかあ!!最初のリアクションで寧ろ正解だろうがぁああ!!!!」
ギーマ「ごめんよ！本当にごめんなレンブ！でもさっきの言葉責めとか滅茶苦茶したいです！」
レンブ「それは聞いてないだろぉおお!!怖い怖い怖いぃぃぃ!!」
ギーマ「し、静かにしてくれ！さもないとこの場で犯すよッ!?」
レンブ「本性丸出しだぁああああ!!!」

*

レンブ「職場でのプレイは？」
ギーマ「基本」
レンブ「ガチムキと書いて？」
ギーマ「メロメロボディ」
レンブ「…言葉責めの羞恥プレイは？」
ギーマ「極上」
レンブ「背徳感は？」
ギーマ「そんなものとっくに無いさ、」

……………………

レンブ「怖いぃぃぃいい！ギーマが怖いんだがぁぁぁああ！」
ギーマ「う、うるさい！その黒帯で縛るよ!?」
レンブ「何だ其れは!?」
ギーマ「よくあるんだよ！」
レンブ「よくあるのか!?」
ギーマ「色々装着したままポケモンバトルさせたい！」
レンブ「何を急に!?」
ギーマ「ごめん、もう我慢しなくていいと思ったら願望が出た」
レンブ「怖い！そんな事を内に秘めてた事が怖い！」
ギーマ「挑戦者とバトルしてる最中にリモコンで弄りたい！」
レンブ「やめてくれっ本気で怖いし嫌だ！」
ギーマ「そう言う時に限ってバトルは白熱し長引く!!」
レンブ「細かな設定が益々怖い！」
ギーマ「遠慮がいらないと思うと願望出るぅぅぅう!!」
レンブ「落ち着け！もうやめてくれ！遠慮してくれぇえ!!」

ギーマ「シキミやカトレア、アデクさんに見られない様なリーグの死角でキスしたい！」
ギーマ「誰かの足音や気配に注意散漫な君の上着の隙間から手を滑り込ませその逞しい胸板揉みたい！それで恥らう君の顔を見ながらキスを深くしつつズボンの裾を捲り上げ脚を撫で上げ、怖気とくすぐったさに身を捩る君の羞恥心を更に煽りたい!!」
レンブ「シチュエーション語りは本当に止してくれ！お前の本気でリアルなんだよ!!」
ギーマ「君と二人でダブルトレインに乗りたい！」
レンブ「最後に普通の事言ってる筈なのに妙に怖い！」
ギーマ「はぁ―……そう言う事だから、今後とも是非よろしく頼むよ！」
レンブ「何をヨロシクするんだ！するつもりなんだ？」
ギーマ「……じゃあ、私帰るよ、もうカジノへ行かなくてはね！」
レンブ「このタイミングで引き上げられるとより怖い！寧ろ何をヨロシクすればいいんだ?!」
ギーマ「じゃあまた明日！お疲れ様レンブ!!」ダッ！

*

レンブ「ええー……うわぁあ、絶対明日から何か仕掛けてくるだろこれ……」
レンブ「本当に嫌だ、本当に怖い……」
レンブ「なんであんな本見つけてしまったんだろうか……あれも彼奴の作戦なのか？だってあからさまにロッカーに入ってたぞあれ」
レンブ「誰かに相談……師匠に…否、言えん……こんな稀有な悩み、誰にも言えんぞ……」

〜〜〜〜〜

所も時も変わって、此処はシンオウ地方、鋼鉄島―

トウガン「詰め所を好きに使っても良いとは言ったが、ゲンの奴、もう少し整頓出来んのか？本が好きだとは言ってたがこうも持ち込まれると何が何やら…」
トウガン「ゲンには悪いが少し整頓させてもらうか」
トウガン「……ん？何だこの本は」

---

某有名なコピペ。気分展開でしたのでサイトup本気で悩みました。でもあげてしまった、貧乏性だな