真冬だと言うのに、いつものように屋根の上に立つ影がひとつ
その影は手元の液晶を確認すると、高さなど微塵も気にする様子もなくひらりと飛び降りた
「さて、」
すたりと軽い音を立てて着地し、路地裏から出てみれば目の前には地下に降りる階段
軽い足取りでそれを下り、きょろきょろと見渡せば、探していた姿はすぐに見つかった
チョロから離れた所で上司の円と話しているのは、チョロの彼女である巡
何やら話し込んでいる様子の彼女には、今日会いに行くことは勿論伝えていない
左手にある薄ピンクの紙袋を見て、再び巡に視線を戻したチョロは笑顔を浮かべる
「そうですね、それじゃあ―」
ちょうど巡の背後から近付いていくチョロは円からはバッチリ見えていて、姿を確認するとにこりと笑顔を向けられた
その時に、口の前で人差し指を立てて、内緒に、と言うのも忘れない
話が一区切りしたところで、待ちわびていたかのように巡の後ろから手を伸ばして、
「きゃっ!?」
抱き締めるように目隠しをして巡の頭に顎を乗せた
「ふふ、だーれだ?」
「…えっ…、う、嘘…」
チョロくんっ!?と驚く巡に、間延びした声であったりー、と返してぎゅうっと抱き締めた
「なんでいるの!?約束じゃ夜だって、」
「待ちきれなくて来ちゃいました」
へらへらと笑顔でそう言って少し体を離し、左手に持っていた紙袋を差し出す
「これ…?」
「メグに、今年は私からプレゼントです」
所謂、逆チョコってやつですねぇ。と、またへらりと笑えば、受け取った巡は頬を赤くしてチョロに抱きつき、
「チョロくん、大好き!」
「私は愛してますよぉ」
大好きな君に、
サプライズ!
サプライズ!
thank you!
メグちゃんより頂きました!!!
チョロメグのバレンタイン物語です!!(^○^)
メグの幸せ者感がハンパじゃないですね!!!
羨ましすぎる!!!!!!
ほんとにほんとにチョロ君が素敵彼氏すぎてですね。。。
メグちゃんいわく、プレゼントはマカロンとおそろいのイヤリングだそうな!!
これはぜひともお揃いで着けたいところですね!!!(*^^*)
ではでは素敵なお話をほんとにありがとうございました!!!