繋がれた道2
まだ、痕は痛みを残している。

URLつきのメッセージが届く。甘かった。考えなしだった。自分の欲を優先した結果なんだ。

震える手でマウスを握ってURLを開いた。カチリと音がなって環が焦れったく回っている。カチカチとまた繰り返し指で叩くと読み込みはまた遅くなった。苛立ちで傍に置いてあった冷めたコーヒーを流し込む。じきにパッと画面が真っ白になって新しいウィンドウが開かれると、自分の淫らな姿が画面一杯に映った。ジョングクの性器を美味しそうにくわえ込んでは嬌声を部屋に響かせ、みっともなく欲情している。動画の場面は休憩した後、夜に再び身体を重ねた時のもので、カメラを手に持つのをやめて今度は全身が映るように固定してセットしていた。

「気持ちっ、あぁっジョングガ……気持ちいっ……はぁっ、もう無理っ……あぁっ、あぁっ、あぁっ」

「無理じゃないですよね、まだまだ欲しいってシュガさんのが締め付けてきてます」

「俺の中……気持ち良い?はぁっ、ああぁ……あぁっ、あぁっ……んっ、はぁっ、ジョングクのおちんちんでっ、奥いっぱい、突かれてっ……あぁっ、もっ、止まんない……はぁっ……」

ジョングクの激しい突き上げから目が離せなかった。快感を思い出しては身体が疼くようで、生徒だとわかったからと気持ちを抑える事は出来そうになかった。またジョングクに抱かれたい。こんな気持ちを抱えてはいけなかったのに。






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