黄瀬くんは一方的に愛を投げてるように見えて無意識に見返りを求めるタイプだと思う。面倒くさい。
黒子っちはただでさえ黄瀬くんを相手にしててしんどいのに、そんなんじゃ押しつぶされちゃう。それでも離れられない位には、黄瀬くんを愛してる黒子っち。
黒子っちが望むように、黒子っちが好きでいてくれる方に、黒子っちが喜んでくれるように、何もかも黒子っちの為にって頑張る黄瀬くんは献身的に見えるけど結局は見返りを求めてる。
一方的でも良いんスよ、って云ったとしても決してそんな事は無いんだよ。
「黒子っちが髪長いのは鬱陶しいって云ったから切ってみたっス！」
「黒子っちシンプルな服の方が良いって云ってたから、最近ごちゃごちゃした服買わないようにしてるんスよ！」
「黒子っちが欲しがってた本見つけたから買っといたっス！」
そうやって、端から見たら尽くしてるような、そういう。
でも違うんだよ。だってそこで終わりじゃないから。
その後には絶対『ねぇ黒子っち、どうっスか？』っていう問いかけが待ってる。
頼んだわけでもないのに尽くされて、それで『どう？』なんて、答えきれるわけがない。
だって相手は黒子だから。
あの黒子が黄瀬の望む回答なんて出来るわけがない。

はーめんどくさいね黄瀬くん、かわいい。


0605 (16:00)