十二国記パロちとくら



千歳→王様
白石→麒麟


千歳に振り回される白石くそ可愛い…

「主上…!っくそっ、ほんまあのどアホどこ行ったんや…!!」
「まぁまぁ白石(笑)千歳の放浪癖は今に始まった事やないやろ」
「せやけど謙也…!」
「台輔ー。主上見つけたっすわー」
「財前GJやで!!」
「財前ひどかぁー」
「サボっとる主上が悪いんすわ」

王様なのに皆に明らかに馬鹿にされてる千歳www可愛いwww


でも誓約交わすときは白石ちゃんと千歳に跪くんでしょうわぁぁぁぁあああたまらん…!!!

以下SS


「千歳…いや…ちゃうな、ー主上、」
ぽつりと呟いた白石は一度だけ俺の目を見つめて膝を折った。「しらい、」あまりにも突然の事に俺は一歩後ずさる。それを気にも止めぬように白石の口は何かを紡ぎ始めた。
「…誓約します」
ようやく耳に聞こえた言葉に、どういう事かと目を見張る。
「白石、何をー」
「許す、って云えばええんやで」
こそりと隣で黙っていた謙也が囁いた。
「ゆる、す…?」
おずおずと問えば、そこにいた皆が穏やかに微笑んだ。
「…っ、許す、」
わけもわからぬままにそう呟けば、白石は今まで見た事の無い程綺麗な笑顔を向けてくれて、
(綺麗ばい…)
思わず見とれてしまっていれば「ッシャア!」とその場にそぐわぬ野生じみた声が響く。
「謙也さんうっさいっすわー」
「しゃあないやんか!やっと王が建ったんやで!」
そこではた、と気付いて白石に問いかける。

「許す、ってなんね?白石、俺になんかしたと?」
「これは誓約や」
と綺麗に笑う白石に疑問符しか浮かべれずに周りを見れば師範がその大きな身体を屈めて跪いた。それに習うように小石川、小春ちゃん、ユウジ、財前、謙也も膝を折る。
「即位おめでとうございます、主上、そして台輔」
俯いたまま師範の口から発せられた言葉に、俺は(夢であれば、)と願う事しか出来なかった。

千歳は王になんかなりたくなかよ!って思ってたら良い←





0807 (13:21)






「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -