□ 魔女


■ ヴリトラ
中立都市を統括する『大魔女』。年齢不詳。年齢不詳。194cm。天色の髪に真紅の瞳。数十年前に中立都市の前身となる集落を作り、やがて都市としての機能を整えた。『氣』を操る能力を持つ異端者。見た目は妙齢の女性だが、実年齢は百に届くのではと噂されている。
明朗快活で、自由奔放で、博愛主義。世間から見放され、迫害を受ける異端者達の為に中立都市を創った。魔法使いや魔術師、生体兵器に対しても差別意識は持たず、来る者は拒まず、去る者は追わずの精神。
普段は中央エリアにある高層ビルの上層で都市の様子を観察しているが、偶にふらっと出かけては人々を驚かす。何もかもが大きいと評判。


■ ダイアナ
東の魔女。年齢不詳。180cm。銀色の髪に深紫の瞳。白銀の下縁眼鏡。東エリアにある大学の学長も務める。冷静沈着な堅物。話し方も堅苦しく、取っ付き難い印象を持たれがち。『刃』を操る能力を持つ異端者。魔術の心得もあり、氷属性を得意とする。二十年程前から存在が確認されている。
大魔女に心酔し、中立都市の和を乱す者を嫌う。表面上は誰に対しても分け隔てなく接しているが、中立都市の平穏を脅かす可能性のある帝国や王国に対する思いは決して穏やかなものではない。


■ アリス
南の魔女。年齢不詳。164cm。漆黒の髪に漆黒の瞳。上から下まで黒尽くしの格好。気紛れで享楽的。『髪』を操る能力を持つ異端者。二十年程前から存在が確認されている。
無法地帯となっている南エリアの現状を『彼等らしい』と好意的に受け入れている。喧嘩も殺し合いも何でもどうぞな考え。しかしそれはあくまでも南エリア内での事であり、他エリアに被害が及ぶ事は良しとしない。
オタク的な趣味があるらしいが、詳細を知る者は殆どいない。


■ レベッカ
西の魔女。年齢不詳。168cm。深緋の髪に閉ざされた瞳。鈍い輝きを放つ耳当て(ヘッドフォン)を装着している。寡黙な性格。『音』を拾う能力を持つ異端者。中立都市創設当時より存在が確認されている。
四方の魔女のリーダー格であり、大魔女の補佐官的立場にある。盲目だが、代わりに世界中のありとあらゆる『音』を聞く事が出来、日頃から情報収集に余念が無い。大魔女の情報源でもある。潔癖症。魔術の心得もあり、どの属性も満遍なく扱える。


■ エマ
北の魔女。年齢不詳。150cm。金色の髪に青い瞳。見た目は他の魔女よりも幼いが、実年齢はそれなり。十年程前より存在が確認されている。『虫』を操る能力を持つ異端者。都市内の移動手段は能力で巨大化させた虫。虫嫌いのニュクスは彼女が苦手。
無邪気で残酷。人を殺す事に何の抵抗も持たず、人間は自分の飼う虫の『おやつ』程度にしか思っていない。しかし大魔女を敬愛している為、中立都市の秩序を守る使命には忠実。一応、人殺しは必要最低限にする様にしている。



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