・月桂樹


南エリアの中心にある繁華街から少し外れた所に存在する小さなバー。夜から営業している。
カウンター席は8つ、ボックス席は2つ。淡い電光に照らされた店内にはマスターの趣味なのか、ジャズと思しき音楽が常に流れて居る。
酒の他に軽食も頼める。軽食は全てマスターの手作り。美味しいと評判で、それ目当てに来る客も少なくない。
表向きは何て事は無い平凡なバーだが、『その手』の稼業を生業とする者達には『仕事』の斡旋を行って居る。
ニュクスとジェレマイアは常連。偶に大学の有名な教授が飲みに来ているとか、居ないとか。

・マスター
バーを一人で切り盛りする壮年の男。10年近く前よりバーを経営しているが、其れ以前の経歴は謎に包まれている。ただ、鍛え抜かれた体躯や、戦争や戦闘に関する知識の豊富さから、元は帝国の軍人だったのではと噂されている。
物騒な仕事を見付けては客に紹介しているが、店内での喧嘩や殺し合いは御法度。得物を抜いた瞬間、出禁にされる。
出禁にされた者は店内に入る事が出来ない。入ろうとしても、謎の空間に阻まれる。この空間はマスターの異端の力によって生み出されているものと思われる。
仕事を請け負った後の客の事には基本的に不干渉だが、保険金を積めば助けに行ってくれるらしい。




7/22
prev | next

back

×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -