「今日の体育しんどかったね」

「んー」

「島崎の玉子焼き美味しそうだから一つ頂戴」

「おー」

「あっ、やっば、おいしいわこれ」

「んー」

「チロルチョコいる?」

「んー」

「あ、あの子巨乳だ」

「え、マジ!どこ」

「嘘に決まってんだろカス」

「はぁー!騙したのかよ」

「なんで携帯ばっかいじってんの」

「別に」

「とりゃっ」

「あ、おい!」

「あんた、なんで携帯にロックかけてんの」

「お前もかけてんだろ」

「あたしはかけてませんーだ。メールなんて島崎とくらいしかしないし、フォルダもしょーもないデータしかありませーん」

「お前、友達いねーの?」

「いませんけど、なにか?」

「可哀想な奴」

「いいもん、いいもん」

「可愛くねーぞ」

「島崎また女出来たんだ」

「は!ロック解除したのかよ」

「いや、言ってみただけ」

「あ、そう」

「そう」

「……」

「……」

「チロルチョコいる?」

「いる」









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