青い空照り続ける日差し。空が青すぎてうざい。窓際の席なんて嫌いだ。だって、だってねェ…
「あつーい…、死ぬー…、軽く、ホント軽く、死ぬー」
「お前さっきから何言ってんの」
「あぁ、泉くん。こんにちは」
机にうつ伏せになり死にかけてるあたしに体を向け涼しげな顔で話かけてくる泉くん。
「お前大丈夫?」
「あついー。泉くん暑くないの?」
「普通にあちーよ」
「嘘だぁー、平然な顔で良く言うよ。あー、早く冬にならないかなー」
「俺は夏のが好きだな」
「冬は良いよー。お布団入ってぬっく、ぬっくして、人肌が恋しくなる感じが好き」
「今、考えたらあちーわ」
早く冬にならなかな。あー、もー、ホントに暑い。アイス食べたいなーって目で訴える。
「なに?」
「食べたいなー」
「なにを」
「泉くんを」
「…」
「えっ、あ、ちょっ、逃げないで」