この春の顛末


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高良×天城×田中(3P_R18)



※高良、田中、天城の3P小説
※高天が別れたあと、田中と天城がセフレ状態
※地雷がある方の閲覧は推奨しません。なんでもOKな方のみどうぞ!






(田中視点)


喘いでいる天城くんを上から眺めながら、すっかりエロい体になってきたな〜なんて満足気に考える。

腰を振るたびに、涙目になって逃げようとするのが可愛いし。

「ぁ、動くの…ひぅ、ぁ、…っ、まって…!」

気持ちよすぎんのか、腰を引いて無理やり俺のを抜こうとする天城くん。

「だーめ。なに俺の抜こうとしてんの」
「だって無理…はっ、ぁ…も、」
「動けないようにしよっかな〜」

天城くんの手首を背中に回して、ネクタイで縛る。

すると、息切れをして真っ赤になっている天城が、ポーっとした真っ赤な顔で尋ねてきた。

「え?ちょっと田中、何してるん…」
「拘束プレイ。ついでに目隠しでもする?」
「こ、こうそく…え!?なになに」

こういう時、男同士っていいよな。さすがに女の子にはこんな酷いことできねえし。

「…うっわ、エロ…」

目隠し拘束されてる天城くんいいな。

普段は爽やか王子くんのくせして、エッチのときに縛られてるとか大興奮じゃね?なかなかの変態だろ。

さっきの気持ちよさの余韻のせいか、今もしっかり勃起してんのもエロいし。

「俺けっこう天城くんとのエッチ、ハマってるかも」
「…っ、ひぅ…」

天城くんの両足を広げる。もう一回するか〜なんて思っていたとき。




ふと背後で、ガチャ、と扉が開いた。






ーーー





(高良視点)



優也に恋愛相談とやらで呼び出されて、久々に田中の家にきた。

田中と天城がそういう関係になってからは、何となく来るのを避けていたから。

「あ、そういえば…最近よく遊びにくる人、爽やかで良いよね」

ふと優也が振った話題に、浮かんだのは一人だけだった。

「天城くんだっけ。兄貴とクラスメイトって言ってたけど知ってる?」
「…さぁ。誰だっけ」

やっぱり来てるのか。田中が連れ込んでいるんだとして、それはいつもの事だけど。

天城がそういうのに応じていることが、うまく呑み込めない。

「兄貴、高良くんと話したがってたよ」
「嘘は良くないよ」
「…喧嘩してるの?」
「別に。優也は心配しなくていい」

別れてから天城が誰とどうなろうと、口を出せることじゃないって 頭では分かっている。

だけど、いつも俺の隣にいた田中とそうなったことに心はざわめいて。


「話してくれば?多分、いま部屋にいると思うけど」


そんな言葉に易々とつられてしまったのは、

きっとまだ天城のことが好きだからで。




ーーー



(田中視点)



「あー…悪いけどお取り込み中だわ」

高良が呆然として立っているのを見て、さすがにマズいと思った。

けどいきなりノックもなしにドア開けるか? 天城の声、聞こえてただろお前。

「え!なになに、誰かきたの」

目隠しされたままギョッとしている天城は、まだ部屋にきた相手が高良だとは気づいてない。

天城くんのためには、このまま高良が立ち去るのが一番いいとは思うけど。

「今ならお前って気づいてないみたいだし、早く行けよ」
「…」
「それともなに、混ざりてぇの」

そう耳打ちをしたら、高良は黙ったまま俺の胸ぐらを掴んだ。

「うわ、こえ〜。でもこんなチャンス、二度とねえだろ」

お前らヤラずに別れたんだろ?そう尋ねると、高良はだんだんと青ざめていって。

「ヤりたいなら協力してやるけど。もう綺麗さっぱり忘れられんだろ、お前も」

そう言ったと同時に、高良が俺から手を離した。

「…お前はいいの」
「俺?俺は別に、あまりんが好きなわけじゃねえし」

あーあ、こいつも本当に不器用っつーか。俺に文句のひとつでも言えばいいのに。

というか、あまりんを連れ去りゃいいだろうが。


「…ヤる」


高良が部屋のドアを閉めた。

いよいよ拗れるところまで拗れたな、なんて溜め息をつく。



ーーー



(高良視点)



縛られてる天城を見て、苦しくて息が切れそうになる。

嫉妬とか、好きな子がこうなってる姿とか、不穏な感情が入り交じっていって。

「あまりん、待たせてごめんな」
「田中氏…?今、誰か来なかった?」
「さあね」

天城は、俺がいることに気づいてないらしい。

「萎えちゃったからフェラしてくんね」
「え?じゃもう俺、帰る…」
「いいから、ほら。口開けろって」

田中が俺の背後から腕を回してきて、ベルトを緩めた。

「ほら、あとは自分でやれよ」

促されるままズボンを緩めて、出したものを天城の口元に持っていく。

すると、天城の温かい舌がペトリと触れる。

「…ん、…く……ふぅ」

先の方を舐める仕草に、すぐに体が熱くなってきて。

我慢できずにそっと口の奥の方へと押し込むと、天城は苦しそうにしながらも何とか舌を這わせようとする。

「んぅ…、は、っは…ぁ…」

腰を揺らすと、喘ぎ声のような声がひっきりなしに部屋に響いた。

田中は立ったままそれを眺めていたかと思ったら、ふと天城の乳首を触りだして。

「ひ…っ、ぁ、ぅ」

天城は気持ちいいのか、体をよじりながら一生懸命に俺をイかせようとしてるのが分かる。

頭が真っ白になっていく。

ただ、欲求を満たすことだけに夢中になって、考えることは放棄して。

「…挿れていい?」

田中がそう言った。天城がコクコクと頷く。

『お前が挿れろよ』

田中が俺の目を見て、そう言った。それを合図に、天城の口から引き抜く。

その瞬間、天城がポロッと涙を零して。


「…なんか今。高良の匂いがした」


そう言われた瞬間、ドクっと心臓が揺れた。


「ごめ…凄く好きだった、から…」


涙が止まらない姿を見て、どうしようもない気持ちになって。

抱きしめようかと思った瞬間、田中が天城の目隠しをとった。



「あーあ、バレちったか」




ーーーー



(天城視点)



真っ暗だった視界が、急に開けて。顔を上げた瞬間に、目に入ってきたのは高良だった。

「…え!? ちょっ、これどういう…」
「高良、いいから挿れろよ」

どういう状況なのか、訳が分からないまま。いきなりうつ伏せにされて、田中のモノを口に突っ込まれた。

「んぶ…っ、ふ…ぁ、…」

なんでこんなことするの。高良が見てるのに…!どうにか逃げようとしたら、後ろから腰を掴まれて。

びっくりしているうちに、お尻にズブズブって熱くて大きいモノが入ってきて。

「~~~っ、んぅぅ!」

訳も分からないうちに何度も出し入れされて、気持ちいいところをグリグリと擦られる。

ーーー待って、いま高良としてるの?


田中に口に突っ込まれていて、高良にお尻に突っ込まれていて。

そんな、とても現実とは思えないことが起こってて、頭はパニックになってる。

「前と後ろを同時に犯されてるあまりん可愛い〜。乳首も弄ってあげんね」
「ひぅ…ぁ、は…」

田中が口に突っ込みながら、乳首を捏ねくり回してくる。

「…触っていい?」

高良が後ろからそう尋ねてきて、答えてなんかいないのに俺のモノをグリグリと指でシゴいてくる。

腰がビクビクと跳ねて、

「~~~っんぅぅう!」

あっという間にイッてしまった。ぴゅく、と田中のシーツが俺ので汚れていく。

それと同時に高良は手は離してくれたけど、高良も田中も、腰を振るのは止めてくれなくて。


「ふぁ…っ、ぁ、ん、ぐ…っ」

全身が気持ちよくて、逃げたいのに逃げられない。


「…イきそ」


高良がそう言って、グッと力強く、奥を何度か突いた。

その次の瞬間、ビューっと中に高良の精液が流し込まれてるのを感じて思わず体が震える。

「~~~っ、ふ…ぁ」
「あまりん空イキしてんの。そんな気持ちいい?」
「…っ、はぁ、あ、…」

田中が、俺の口から引き抜いて訊いてくる。
もう頭は真っ白で。


「…気持ちい」
「あは、飛んでら」


次は俺の番ね、と田中が後ろに回っていくのをぼんやりと感じながら。

「んぅ…」

口付けてくる高良に、そっと舌を絡ませた。



END






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