2014/09/12 22:28
作業環境について
::作業する時に用意するもの
・パソコン
・スマホ(八割くらいこっち)
・ベッドか椅子かクッションかなにか柔らかい物
・やる気&悪趣味なものを書いても引かれないための勇気

::作業する時に聞く曲
基本:聞かない(もしくはテレビ付けっぱなしにする)
行き詰まってる時:適当な動画開きながら
曲を聴く場合はゲームのサントラ系が多いです。ゲーマーなので。ゲームしたくなるときもありますが私は元気です。ところでペルソナ5楽しみですね。幻水6はいつですか。私は元気です。

::流れ ※気持ち悪い書き方をします
既存キャラの場合→オチから考える→台詞と大まかな流れを組み立てる→冒頭部分を考える→文章に書き出してみてシーンをつなぎ合わせる→文字校正、矛盾点がないかの確認→サイトに下書きであげる→再度見直し

新しい登場人物の話を書く場合→大まかなストーリーを考える→キャラ設定を粗々と考える→浮かんだシーンなどを文字に起こしてみる→キャラ設定確定→簡易プロットをたてる→見直しなど

キャラから浮かんだ場合→キャラ設定を練り練りする。その後話をどう展開していくか考える。前後が逆なだけで後は上記と同じ。

後ろから書くのは話のオチを決めてからの方が個人的に書きやすいだけですが、やらない方がいいと思います。


::こんな感じで書いてるよーって言うの
プロットほとんどたてない人間なので簡単に。プロットたてられませんでした。ごめんなさい。

↓サンプル↓
キャラ
人形:お話のできる女の子の人形。気が強い。
人形師:人形の前だけで話すおじいちゃん。腕は良い

あらすじ


::後ろだけ決めて一発書き

わたしはいつも彼の丸い背中を眺めていた。彼は年老いた人間で、焦げ茶の髪にはすでに白髪の方が多い有様だった。年齢はよくわからないけれど彼の髪の毛がもっと白くない時からそばにいたはずだ。あまり格好よくはないわね、というと彼は皮肉げに唇をつり上げたものだった。
「おれがどうあろうと、おまえの美しさには変わりはないだろう」
ええそうねとわたしは言う。人形師がどんな姿をしていたって、わたしの姿形には全然関わりはない。彼は格好良くはないけれどとても腕の良い人形師だったから、わたしの白い顔の宝石みたいな綺麗な瞳もシルクみたいな金色の髪の毛も臙脂色の綺麗なドレスも彼が一人で整えてくれた。他の人間に触らせるのはいやだけれど彼にだけは触らせてあげてもいいと思った。
「でも、どうせだったら格好の良い男の人がよかったわ。そうしたら一緒にお茶会ができるじゃないの」
「おまえを能力もない若造に任せられるものかよ」
干からびて色の失せた唇で正論を吐くのでわたしはいつも言葉に詰まってしまう。わたしは彼のことがきらいな訳じゃない。そんな風に言ったって彼はわたしを嫌ったりしないって知っていた。
忘れもしないある日のことだ。わたしはいつものように小さな作業台に座っていた。細い目を眇めてわたしの小さなパーツを弄っている彼の指先の動きがいつもと違ってどことなく不安定に見えた。
「ねえあなた、今日は調子が悪いのかしら」
特に何の感情も乗せずにわたしは聞いた。人間がすぐ体調を崩すものだってわたしは知っていたからただの病気かなにかだろうと思った。不健康な暮らしをする彼はすぐ風邪を引くけれどすぐに元気になってわたしの世話を焼くのだ。
「そうかもしれないな」
「それなら寝なさいよ。具合が良くなるのでしょう」
「明日までに終わらせなければならない仕事がある」
そう、といってわたしは仕事を続ける彼を眺めていた。明日になったらまた不機嫌そうな顔でわたしの手入れをするのだろうと思っていた。
次の日彼は起きてこなくて、静かな部屋の中でわたしは彼を待っていた。はやく起きて不機嫌そうな顔で適当なご飯を食べてわたしの手入れをしてくれないかしらとわたしは待っていた。待つのは得意だ。だってわたしは人形で、人間の彼らのように必要のない時間を過ごす必要なんてなかったから。わたしは一人で座って彼が起きてくるのを待っていた。窓の向こうの空が青くなって赤くなって暗くなって夜がきて、それを何度か繰り返した。彼が起きてくれないと詰まらないわとわたしは思っていた。そのうち知らない人間がたくさん入ってきて、なにかわあわあと騒ぎ立てていた。彼はうるさいのがきらいだから怒るのじゃないかしらとはらはらしたけれど不機嫌そうな怒鳴り声は聞こえてこなくてわたしはどうしたのかしらと思った。それからしばらくすると静寂が戻ってきた。
ああ彼はもういないのだわ、といつしか悟った。彼はもうわたしに話しかけてはくれないし不機嫌そうな顔と声で誰かともめ事を起こすこともないしわたしのスカートを繕ってくれることものないのだ。死とはそういうことなのだろう。
それじゃあわたしはどうなるのだろう。人形のわたしは死ぬのだろうか。わたしもいつか彼の場所にいけるのだろうか。彼は何も言わずにどこかへ行ってしまったから何もわからないままだ。
「これからわたし、どうしたらいいのよ」
小さくつぶやいた声は部屋に反響してむなしく響いた。一人で話をするなんてとっても馬鹿みたいだわ。誰も聞いてくれないことやお返事をしてくれないことがこんなに寂しいなんて思いもしなかった。他のお人形は話なんてできないのに、どうしてわたしだけ。
「……酷い人」
死んでしまうなんてずるいわ。それじゃわたし、貴方を恨むことすらできないじゃないの。


::手直しバージョン

わたしはいつも彼の丸い背中を眺めていた。彼は年老いた人間で、焦げ茶の髪にはすでに白髪の方が多い有様だった。年齢はよくわからないけれど彼の髪の毛がもっと白くない時からそばにいたはずだ。あまり格好よくはないわね、というと彼は皮肉げに唇をつり上げたものだった。
「おれの姿がどうであろうと、おまえの美しさには変わりはないだろう」
ええそうねとわたしは言う。人形師がどんな姿をしていたって、わたしの姿形には全然影響はない。確かに彼は格好良くはないけれどとても腕の良い人形師だったから、わたしの宝石みたいな綺麗な瞳も、絹のような金色の髪の毛も、臙脂色の綺麗なドレスも、彼がたった一人で整えてくれた。わたしは自分の姿形がとても好きなので他の人間に触らせるのはいやだけれど彼にだけは触らせてあげてもいいと思った。
「でも、どうせだったら格好の良い男の人がよかったわ。そうでなかったらわたしと同じくらいの女の子がいいわ。そうしたら一緒にお茶会ができるじゃないの」
「おまえを能力もない若造に任せられるものかよ」
干からびて色の失せた唇で正論を吐くのでわたしはいつも言葉に詰まってしまう。わたしは彼のことがきらいな訳じゃない。たとえそんな人がいて彼と同じくらい腕がよくってもわたしは彼の側にいるのじゃないかしらと思っている。わたしが憎まれ口をきいたって彼はわたしを嫌ったりしないって知っていた。
忘れもしないある日のことだ。わたしはいつものように小さな作業台に座っていた。細い目を眇めてわたしの小さなパーツを弄っている彼の指先の動きがいつもと違ってどことなく不安定に見えた。時折嫌な咳が混ざるので耳障りだった。
「ねえあなた、今日は調子が悪いのかしら」
特に何の感情も乗せずにわたしは聞いた。人間がすぐ体調を崩すものだということをわたしは知っていたから病気かなにかだろうと思った。不健康な暮らしをする彼はすぐ風邪を引くけれどすぐに元気になってわたしの世話を焼くのだ。酷い病気になったならお医者にいけば治るということも知っていた。お医者というのはわたしにとっての彼のようなものだろう。お医者は彼を綺麗にはしてくれないだろうけど。
彼はちらりとわたしを見て、そうして少し俯いてため息をついた。
「そうかもしれないな」
「それなら寝なさいよ。人間はそうしたら具合が良くなるのでしょう」
「明日までに終わらせなければならない仕事がある」
そう、といってわたしは仕事を続ける彼を眺めていた。言ったって聞かないことをわたしは知っていた。人間の体調なんてわからないけれど眠れば良くなるのだろう。仕事が終わって眠って、明日の朝になったらまた不機嫌そうな顔でわたしの手入れをするのだろうとそう思っていた。
次の日彼は起きてこなくて、こそとも物音のしない静かな部屋の中でわたしは彼を待っていた。はやく起きて不機嫌そうな顔で適当なご飯を食べてわたしの手入れをしてくれないかしらとわたしは待っていた。待つのは得意だ。だってわたしは人形で、人間の彼らのように必要のない時間を過ごす必要なんてなかったから。
わたしは作業台に座って彼が起きてくるのを待っていた。窓の向こうの空が青くなって赤くなって暗くなって夜がきて、それを何度か繰り返した。彼が起きてくれないと詰まらないわと思った。彼が起きたら何してたのよって文句を言って、それからお話をしたい。これだけ人と話さないのは久しぶりだった。
そのうち知らない人間がたくさん入ってきて、なにかわあわあと騒ぎ立てていた。彼はうるさいのがきらいだから怒るのじゃないかしらとはらはらしたけれど不機嫌そうな怒鳴り声は聞こえてこなくてわたしはどうしたのかしらと思った。それからしばらくすると静寂が戻ってきた。彼が起きてくることはなかった。
ああ彼はもういないのだわ、といつしか悟った。彼はもうわたしに話しかけてはくれないし不機嫌そうな顔と声で誰かともめ事を起こすこともないしわたしのスカートを繕ってくれることものないのだ。死、ってこういうことなのだろう。わたしにはいまいちぴんとこなかったのだけど、彼がいないとこんなにも寂しいのだから死は悪いことだと感じた。
わたしはどうなるのだろう。人形のわたしは死ぬのだろうか。わたしもいつか彼の場所にいけるのだろうか。彼は何も言わずにどこかへ行ってしまったから何もわからないままだ。もし死なないのならわたしは二度と彼に会えない。それってこのドレスを引き裂かれることの何倍も辛いことだ。
「これからわたし、どうしたらいいのよ」
小さくつぶやいた声は部屋に反響してむなしく響いた。一人で話をするなんてとっても馬鹿みたいだわ。誰も聞いてくれないことやお返事をしてくれないことがこんなに寂しいなんて思いもしなかった。他のお人形は話なんてできないのに、どうしてわたしだけ。そんなこと、彼がいたときは思いもしなかったのに。なんにも教えずにいなくなってしまった。
「……酷い人」
死んでしまうなんてずるいわ。それじゃわたし、貴方を恨むことすらできないじゃないの。


・ちなみにこれも最後の独白から書いてます。

::その他に言いたいこと
・年齢制限ものの話はものすごく勢いで書いているので滅多に見直さない。間違いがあったら教えてくださると助かりますまじで。スマホ書きなので間違いすごく多い
・昼間にすごく疲れてるときとか寝る寸前とかフォロワーさんとお話ししてるときは色々と浮かぶのだけどそれを文字にする能力がないのでいつも死にたくなる
・そのときに読んでいた本によって文体が少し変わってきたりする。今は一人称の小説が書きたい気分
・基本的に物凄く趣味の悪い可哀想なお話ばかり浮かんでいるのですがそのたびに結構泣きそうになっているので私は酷い人間ではないと主張しておきます
・これ読みたいって言われることが無いのでそう言われるとやる気だすあたり現金
・その場のテンションで書くので展開が行方不明である。ストーリー性は迷子になりました



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