今日はルークと夜の見張りになった。そしてルークはさっきからそわそわ体を動かしてと焚き火の横に座っている。このあたりは野党や魔物が多く、容易に熟睡出来るような場所ではない。その証拠に軍人たちは浅い眠りで体力を回復している。一瞬の隙も見せてはいけない。緊張感のある場所だった。だけど、それを分かっていて、何か出来るようにと気を張っているのがありありとわかった。風で木が揺れれば剣に手をかけた。
「ルーク、風だよ」
「そ、か。よかった。」
ふう、と息を吐いて剣から手を離す。

アクゼリュスを滅ぼし、変わる、と誓ったルークはこういう仕事に積極的になった。自ら率先してなんでもやろうとするのだ。それがいままでのルークを捨てるのに一番の変化に見えた。短くなった髪に手を伸ばす。確かにアッシュとは違う髪色だと思う。
「ガイ?」
「なにもかも変わらなくていいんだぞ。そのままでもいいこともあるんだルーク。」
俺たちの関係も変える必要なんてない、と出かかった言葉を飲み込んだ。あれから距離を感じる。俺が突き放したことも関係している。でも、それでも。
「いつまでも俺に甘えてくれよ、いままで通りに俺には我が儘言ってくれないか」
「…」
俺も何時の間にか我が儘になってしまったみたいだ。こんなこと言ったらルークの気持ちはどうなるんだ。変化しようと必死になっているのになんて、惨い。
「…一個だけ」
ルークが絞り出した答えは、それは







抱きしめてくれないか







(俺は変化が怖いのか)




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ルークはこのあと
ぼろ泣きしてー
みたいなとこまで
かければよかったけど
強制終了。
ガイは急激な変化に
ついてけなかっかりすると
かわいいな!



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