「どうしていつも鉢屋先輩は不破先輩の顔をしているのですか?」
「殊更簡単な質問だね。」
「そうですか?」
「ああ。とても簡単だ。」
「では、なぜ?」
「好きなものはすぐ側においておきたくなるだろう?」
「ですが不破先輩はそれを知っているんですか?」
「知っているとも」
「まさか男色?」
「はは。性別なんかないところで私は雷蔵に惹かれている」
「…性別がないところで」
「庄左右衛門にもわかるさ。大切な人ができたらね。」

2012/05/22 15:18



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