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日常のヒトコマ











「おいしー!」



『そ、そうか?』



できたてのホットケーキを、幸せそうに頬張るうらら。
そしてその彼女を嬉しそうに見つめるシロップ。
いつのまにか、シロップの新作ホットケーキを一番に食べるのはいつもうららになっていた。
この光景は本人達を、そして周りの雰囲気をも明るくしていた。



「〜〜っ!幸せ〜!本当においしいなぁー♪
シロップのホットケーキ食べたら、疲れも吹っ飛んじゃうんだよね〜」



素直なうららの言葉に、シロップは照れくさそうに笑った。



『サンキュー』



「あのね、シロップ、私ね…」


“こんなおいしいホットケーキが毎日食べれるなら、シロップのお嫁さんになりたいな”













……


「『…え!?』」



突然の言葉に、二人は真っ赤になってワタワタする。



「え!わ、私言ってない…」



「でも思ってたでしょ?」



「く、くるみさん!?」



クスクス笑いながら現れたのはくるみ、そしていつものメンバーだった。



『てめぇらぁ〜〜!』



「だって楽しいんだもの」と言われ、結局最後まで真っ赤になりながらからかわれ続ける二人だった。







END