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ずっと…




ある日、護廷十三隊の隊長、副隊長が集まり、宴会をやっていた。

主催は京楽と乱菊。

さすがに隊長の誘いを断ることはできないので、何人かは、ほぼ無理やり参加させられていた。

冬獅郎と桃もそのうちの一人だった。




「ほらぁ、たいちょーも雛森も、飲んで飲んで♪」

「…松本。俺は飲みに来たんじゃねぇ。
オメーらの監視に来たんだ。」

「えーっ?もう〜ノリ悪いですよ、たいちょー!」

「お前は飲みすぎだ!」

すでに酔っ払った乱菊を睨むが、乱菊には効かない。
ターゲットを桃に変更する。

「ひーなーもりっ!
もう一杯どお〜?」

「え…っ!あ、ありがとうございます…。でも…私はもう…」

「いーじゃない!もう一杯だ・け∨」

「あ…は、はい…;」

無理やり桃に酒を飲ませる。
そこでとうとう冬獅郎が口を開いた。

「…松本!もうやめろ。雛森は酒に強くねぇんだ。」

「だ、大丈夫だよ、日番谷君…」

「お前も嫌なら嫌って言え!」

すると桃がムッとして言った。

「大丈夫だもん!日番谷君は心配しすぎー!」

「あのなぁ…」

呆れたように、冬獅郎は溜め息をついた。
桃は少し酔っているようで、頬がうっすら赤かった。
その時、

『バタッ』

という音がして、2人が振り向くと吉良が酔いすぎて倒れていた。
顔が真っ青で今にも吐きそうだ。

「きゃーっ!吉良君!?」

「大丈夫か!?」

みんなが集まってくる中、桃が慌てて立ち上がろうとする。

「大変!私、お水持ってくるね!」

しかし、酒のせいで足元がふらつき、倒れそうになる。

「…!!ふわぁ!」

「!雛森さん危ない!」






ガシッ!






恐る恐る目をあけると、しっかりと冬獅郎に肩をつかまれていた。

「ひ…日番谷君…
あ、ありが
「この馬鹿野郎!」

突然声を荒げた冬獅郎をみんな不思議そうに見つめた。

「お前はなぁ!いつもいつも人の心配ばかりしやがって!
ちったぁ自分の心配をしやがれ!」

桃は驚いて目を見開いた。

「お前
昔も雨の日に傘を子供にやって
濡れて帰って来て
風邪をひいただろ」

(シロちゃん…
傘あげたこと…
知ってたの…!?)

「それに、自分だって腹減ってるくせに
自分の飯みんなに配って…」

冬獅郎は、たまっていたものを吐き出すようにしゃべった。
周りの視線が自分に注がれているのにもきづかずに。




「んで…
「日番谷君」

『あ?』と冬獅郎が桃を見ると桃はニコニコと笑っていた。


「全部、知ってたんだね…」

「…あぁ」

「日番谷君、ずっと私のこと心配して、見てくれてたんだね…」

「…!それは!お前が危なっかしいから…」

冬獅郎は慌てていうが、桃は聞いていない。

「えへへ、
ありがとう。












シロちゃん、
大好き!」

「…っ!////」

普段冷静な冬獅郎の顔がみるみるうちに赤く染まっていく。

「…シロちゃんってのやめろ!寝ションベン桃!」

(…はっ!しまった…)

冬獅郎が気づいたときにはもう遅かった。

「へぇー、『シロちゃん』に『寝ションベン桃』かぁ〜∨
仲いーねぇ♪」

「京楽!?…隊長」

「たいちょー!先に言ってくれればよかったのに!すみません、2人の邪魔しちゃって」

京楽と乱菊に冷やかされ、更に固まる冬獅郎。

当の桃本人はいつの間にか寝ていて、しかも全くこのことを覚えていなかった。

そして吉良はみんなに忘れられてずっと気絶していた…

END

すみませんすみませんすみませんすみませんすみまs…


本当にごめんなさい!
せっかくリクエスト頂いたのにこんな駄文で…

なんか最後グダグダになりました…
(-。-;)

気に入っていただければいいのですが…

返品受け付けます!
リクエストありがとうございました!