1話

この世界では


α(アルファ)

β(ベータ)

Ω(オメガ)


の種類に分類されている


この三つは生まれた時からその人の体質で分類される

どうやってその体質が分かるのかは血液で分かるらしい


α(アルファ)

生まれつき優秀で社会的に優遇されている
地位が最も高い



β(ベータ)

α、β、Ω性とはあまり関係なく、普通の人間みたいなもの
β同士の結婚が一般的。
人口の割合では1番βが多い



Ω(オメガ)

3ヶ月に1回発情期があり、最初の発情期は10代後半ころに起きる
発情期にはαを(時にはβさえも)惑わせるフェロモンを強く発する
Ωは繁殖が仕事と思われがちで地位が一番ひくい



番(つがい)

番というものはαとΩの関係であり、番になったΩはフェロモンを出さなくなる(番のαには出す)




____________



私はVoidollと一緒の管理官
でもVoidollとは少し違う


Voidollはロボットだけど私は人だ。
それに私はヒーローでもない



私の仕事はヒーローたちを管理すること

別にヒーローたち全てを管理する事ではない。
ただ、バグやウイルスなどかかっていないのかヒーローたちの身体を管理しているだけだ


管理というより医者?みたいな?


うーん、なんとなくしっくりこないけどそれでいいや


私はヒーローたちとは仲がいいだからこの世界では普通に生活をしている
ここ最近はウイルスやバグがなくて暇すぎる


だから仕事でもつかうこのパソコンでいろいろ調べたり遊んだりしている


「あ、薬飲まないと」


そろそろ薬の効果がきれるころだ

私は運悪くオメガとして生まれた


私は発情抑制剤を飲む。



何故かというと、誰にも知られたくないからだ。
ここのヒーローたちは私みたいなオメガがいない。



みんなベータやアルファなのだ

無駄にフェロモンなんかを撒き散らしたくないし、番というものも作りたくない



3ヶ月に1回の発情期はとても過酷だ…

時には薬を飲んでも効かない時もあるのだ。
だからそんな時は部屋に閉じこもる


皆には熱が出たとか、仕事が忙しいとか理由を付けている


私は薬を飲み終わったあとパソコンに向き直る



(皆の部屋にカメラを仕込んでおくように…か)


パソコンにメールが来ていて見てみると運営からだった。
内容は皆の部屋にカメラを設置して監視するということ


「監視ってなんか嫌だな」


監視なんてなんか牢獄みたいでいやだ
そう思っていたが、メールを下にスクロールした



“1日だけ以下の通り任務を成功させよ。報酬に2000ビットマネーだ”


これはやるしかないな

自分にはなんの得なんてないけれど皆が喜びそうだし



そして私は皆の部屋にこっそり撮影するようにプログラムをいれる




1時間後…




ようやくできた…



今は午後9時、そろそろ寝ないと
もう風呂入ったしね



さて、早速皆の生活を見てみようじゃないか



えっと、女性人はほとんど寝てる…


乃保はスマホいじってるみたいだけど


(なんか今私がやっている事が犯罪っぽいな)


監視とか本当に悪趣味だな


でも運営からそう言われたんだしよっぽどの事があったのか、それともヒーローたちがよりよく暮らせるようにメンテナンスをするからなのかな?


そして次は男性人の方を見る


「んっ、?!」



え、見間違えじゃないよね??


いや、ダメだ見るな私、見ちゃダメだ!!!!



私は衝撃的なものを見てしまった



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