拘束(王馬)*


私が目を覚ますと、視界は闇に閉ざされていた。
何か目隠しをされているようだが、この部屋の近く、それともこの部屋で鼻歌を歌っている音が聞こえた。

周囲の気配を伺う事ができず、不安になり


「だ、誰か助けて!」

と、声を上げてみた。
応える人はいない。しかし鼻歌だけは聞こえる。
…この様子じゃ多分鼻歌を歌っている張本人がきっと私をここに連れ出したのだろう。

柔らかいベッドのようなものに寝かされ、ベルトで両手両足を拘束されているようで、身動きを取ることも出来ない。

状況が掴めず、私の体が恐怖に思わず強張る。
すると突然、鼻歌がやみ、足音がだんだん大きくなるように聞こえた。私に誰かが近づいてきたみたいだ。

私はさっきよりさらに恐怖を感じ、さらに身体が強ばった。


「…怯えちゃって可愛いねーミョウジちゃんは」

この声は…

「…王馬?」
「ピンポンピンポーン!よく分かったね!御褒美にその目隠しを取ってあげるよ」


私の頭の裏に手が周り、私の目を隠していた布が外されてようやく周囲を確認できた。
思ったとうり目の前には王馬がいた。
しかし、いつもとはどこか雰囲気が違う。


「…王馬、これも取ってよ」
「ごめんねー俺ってば気になる子ほど意地悪したくなっちゃうしイタズラしたくなっちゃうタイプなんだよねー、だからごめんね?それは外せないや」


そう言われて私は王馬を睨み返す


「お、怖い怖い~なんて嘘だけどね!怖いというより可愛いよ!」


私の知っている王馬はこんな事はしなかったはずだ。
なぜ、いきなり王馬はこんな事をし始めたのだろうか。


「…なんでこんな事したの、王馬はただの友達でこんな事しないはずだよ!」


私がそう声を荒らげて言うと王馬は


「は?」


と、怖い顔をした。
そしてそのあと続いて王馬は口を開いた


「こんな事させたのはお前だろーが、俺が毎度毎度アピールしてやってるのにさ、いつも気づかないフリしやがって、…だから身体で覚えて貰おうかなーって思ったんだよねー」


私は改めて王馬が怖いと思った。
私は一刻でも早くここから逃げよう、と思ってもがくが頑丈なベルトで固定されていて拘束は緩もうともしない。


「もがいても無駄だよ、ただ体力を消耗するだけだし。…だからミョウジちゃんは大人しく俺にされるがままやられていればいいんだよ」


そう王馬は優しく囁いた。王馬は
「じゃ、始めようか」と言うといきなり私の服をはだけさせた。
私は驚いて身体を動かすが拘束のお陰で無意味だ。


「大人しくしてよ」


そう王馬は言うと身体をまさぐり始めた。
明らかにいやらしい手つきで脇腹や腿を撫で上げられ、私は小さく吐息をこぼしてしまう。

王馬愛撫を続けている。
時折敏感な場所に肘や手の甲を触れさせるも王馬が確実な刺激を与えてくれる事はなく、もどかしさに私は思わず身を捩ってしまう。


「もどかしくて身を捩ってやがんの、いやらしい〜」


そう私は言われて恥ずかしくなる。
しかし、王馬は愛撫を止めようとしない。


「んっ、ふっ…」


私は声が出来るだけ出ないように口をきつく閉じる。
しかし、声は少しでも出てしまう。
王馬は愛撫を止めると裁ちバサミを取り出した。
私は驚いてまたもやもがいた。


「痛いことはしないよ…だから安心して」


そう王馬は言うと私の衣服をじわじわ切り裂き始めた。
王馬はジャキ、ジャキと丁寧に音を立てる。

私は「やめて、お願いだからやめて!」と、悲願するものの王馬はそれにも動じなく、丁寧に私の服を切っていく。
はらりと布が落ちるたび露出する肌が空気に触れ、ぞくりとした感覚が私を襲う。

そしてついに私の下着にもハサミを入れ、ジャキンと音がすると同時に局部が王馬の眼前に曝け出される。
私は恥ずかしくて涙のおかげで視界がぼやける。


「あれ?こんな状況でも何故か濡れてるみたいだよ?ミョウジちゃんは変態さんだなー」


王馬にそう指摘され、自分でも理解できない感情に私は何も言わず赤面をする。
王馬は私をうつ伏せにし下着を剥ぎ取り、お尻を丁寧に撫で始めた。
そもどかしさに少し声が漏れてしまう。


「んっ…あっ…」


王馬時折強い力で掴み上げ、手のひらで叩いた。


「あうっ…!」
「震えちゃってるね」


王馬は尚も私の身体を虐め続け、私が許しを請うても応えず手を止めない。
嫌で嫌で仕方が無いはずなのに私の秘部は蜜を溢れさせる。
唇からははしたない喘ぎが零れ続けてしまう。


「んっ…あぁ…」


王馬は濡れた場所から垂れた液を指に絡め取ると、私の秘部にそれを塗りこみ指を入れてきた。
無造作に動く王馬の指は時々いいところを指の腹で押してくるため、声を抑えていても抑えることが出来ない。


「あぁっやあっ!」


秘部からはグチョグチャと水音が鳴っていて恥ずかしい。


「こんなに濡れているしもういいよね?」


王馬はそう私に聞くが、私が答える前に反り勃ったものを私のアソコに一気に突き上げた。


「んあっ!」


それで軽く私はイッてしまった。


「…あれ?もしかして処女じゃないの?俺以外のヤツなんかに処女をあげちゃったの?本っ当にミョウジちゃんは最低で淫乱だね!」


王馬はずぶずぶと音を立てながら内部を前後する男のモノを強く突き上げくる。


「あぁぁ!いやっ!ああっ!」


私ははしたない喘ぎを上げてしまう。
突き上げられている間中、私の秘部からは次々に蜜が零れだし、私の股をびちょびちょに濡らしていく。


「ああぁっ!」


王馬が私の乳首を弄りながら私のナカを犯していく。
そのあいだでも秘部からの水音が、止まない。


「あんっ!」
「くっ…」


王馬が強く突き上げると私は達してしまった。
それと同時に王馬も達したらしく、精子を私のナカに出した。


「なんでナカにっ…!」
「…ミョウジちゃん、俺の子を産んでね」


私は王馬を恐ろしく思えた。
王馬がそう言うとまたもや動き始めた。


「ミョウジちゃん愛してるよ、一生俺のモノだからね」


王馬が私の耳元でそう囁いた


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