○○しないと出れない部屋(王馬&天海)*


アンケートで王馬&天海のシチュエーションが1位でした。
投票ありがとうございました!
是非、好きなシチュエーションをリクエストして下さい


遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。
この小説には中出しの描写が含まれております。
18歳未満の方は閲覧を控えてください。
また、この描写が苦手という方も閲覧を控えてください。


___________


目を覚ますと私は見知らぬベットの上にいた。
取り敢えず上半身を起こしてみると両側には天海と王馬が寝ている事に気がつく。

何故二人がいるのかは置いといて、少しでも今の状況を知りたいから取り敢えず周りを見渡してみた。


この部屋は随分とやましい雰囲気を全体的に解き放っていることに気がつく。
拷問用具や、コンドーム、玩具、…などいろいろ揃っているようだ。
証明もピンクだし…


見るからにして明らかにラブホテルみたいな部屋である。
そしてどこにもここから出る扉がない。

どうやってここに入ってこれたのか、どうして私達がここにいるのか意味不明だ。


「どうやらお困りのようだね!」
「うわっ!モノクマ!」


いきなり目の前にはモノクマが現れた。
モノクマがいちゃロクな事がない。


「私達に何かする気なの?」
「そんな睨みつけないでよーそんな見つめられちゃうと…ボク、変な気持ちになっちゃうなぁ…ハァハァ」

「ふざけないで、何するつもりなのか言ってよ」
「もう、怖いな~しょうがないから言ってあげるよ」


そう言うとモノクマは説明をし始めた。
モノクマの説明によると

昼間に手に入れた愛の鍵というものらしい。
愛の鍵は王馬から貰ったものである。
カジノの向かい側にある明らかにラブホみたいな建物をラブアパートと呼ぶらしい

愛の鍵はラブアパートに行く時に必要なアイテムみたいだ。
ラブアパートは夢の中の事。

でも夢の中であっても夢の中でもない。
相手からすれば自身の夢の中と言うことだ。

簡単に例えてしまえば私が相手の夢の中にいる状態。
それもラブアパートの夢の中に。
モノクマが言うには相手を傷つけないように相手に合わせろ、相手にとっては夢の中だからいい夢くらいは見せてあげろのこと。


「まあ、普段は相手は一人なんだけどねー」
「え、それってどういうこと?」

「どういうもなにも二人がキミとそういう関係を望んでいるからじゃないかな?あ、それと今回はセックスしないと出れない部屋になってるからねー!
セックスしないと一生眠ったままって事だよ!そろそろ起きるみたいなのでボクは退散します、それではいい夢をグンナーイ」

「ちょっと待ってよ!」


モノクマは私を無視してどこかへ消えてしまった。
せ、せっくすしないと出れない?

いやいや、そんな筈ない、考えたくもない。
そもそもそれをしないと出れない部屋とかあるわけないし…
というか夢から覚めないこととかあるの?
取り敢えず二人とちゃんと話し合えば大丈夫なはずだ。


「…あれ?ナナシ?てかここどこ」
「あ、王馬起きたんだ…」


王馬は目を擦りながら上半身を起こした。
…ん?王馬って私の事呼び捨てにしてたっけ?


「“王馬"じゃないでしょ、小吉っていつも呼んでるじゃん」
「え?」


私は1度たりとも王馬を名前で呼んだ事がない。


「あーなんかこの部屋の雰囲気といい、ナナシ見てたらムラムラしてきた、ねえ、一発ヤろ?」
「え?!」
「そんな驚かれても今更だよー、いつもヤってんじゃん俺たち。」


私はそんな記憶は一つも残っていない。
全然話と記憶が噛み合わない、どういう事だ。

…あ、そうか、ここは王馬の夢の中でも私の夢の中でもあるんだ。
つまり今の王馬の夢の設定では私は王馬の何かなんだ。


「えっと…私達ってどんな関係だっけ?」
「セフレ」
「は?!」
「嘘だよ~てか俺達の関係忘れちゃったの?!たはー!流石浮気者のナナシだねー、俺のモノだってしっかり身体に教えこまなくちゃいけないみたいだね」


この様子からするときっと夢の中の王馬にとっての私の存在は恋人って事なのかな?


「恋人差し置いて何に考えてるの?」
「きゃっ!」


考え事をしていたら急に王馬に押し倒されてしまった。
どうやら本当に私は王馬の恋人という設定らしい。
起き上がろうともがいてみるが、思いのほか王馬の力が強くて起き上がる事が出来ない


「…ん、あれ?ミョウジさんと王馬くん、何やってるんすか、それにここどこっすか」


ようやく天海が起きたみたいだ。
天海助けて!

しかし、天海は私を助けようとせず、今の状況を見て驚いているようだ。


「見ての通りだよ、俺もこの場所がよく分からないし。…それよりさ、なんでここに天海ちゃんがいるのかな?」


王馬は今天海がいるのに気が付いたみたいで明らかに不機嫌そうにしている。


「それはこっちのセリフっすよ、ミョウジさんは俺の婚約者なんすけどね。勝手に触らないで欲しいっす」


天海はそう言うと王馬に押し倒されていた私の腕を引っ張って自身の胸の中に抱え込んだ。
私にとってはそれは一瞬の出来事で、いつの間にか天海の腕の中にいて驚いた。
王馬は更に不機嫌になっている。

今の状況を整理するために私は冷静に考えた。
婚約者…つまり天海の夢の中での私の設定は婚約者って事なのか。


「はぁ?そんな事知ったこっちゃないよ、ナナシは俺の彼女だし。天海ちゃんなんかにナナシを渡せないよ」
「それはこっちのセリフっすよ、王馬くんは他の女性の方がいいと思いますよ」


かなり険悪なムードが流れる。
取り敢えず私は天海から離れた。


「二人とも落ち着いて、喧嘩しないで今の状況を整理しようよ」


そう私が言うと二人は少し落ち着いたみたいで、さっきみたいな空気が少し薄れた。


「状況を整理するって言ったって何すればいいのさ」
「この部屋からどうやって出るかとか、二人にとっての私の事についてとか」
「そのまんまの意味っすよ」
「俺からすれば今のナナシの考えてる事が分からないんだけど」


何を言っても無駄みたいだ…
それもそうか、ここは二人の夢の中なんだ。
相手を無理矢理傷つける訳にもいかないし、取り敢えず二人の話に合わせるようにしよう。


「…つまり、ミョウジさんは俺たちどっちの方が好きなのか分からないんすね」


何故そうなったのかは分からないけどここは天海に合わせよう


「う、うん、そういう事かな」
「ナナシの浮気者!」
「浮気者って言われても…」


勝手に二人の夢の中でそう設定されてるだけなんだけど…


「どうやらこの部屋から出るにはセックスしないといけないみたいっすね」
「え、天海分かってたの?」
「はい、この紙に書いてあるじゃないっすか」


天海はほら、とそう書かれた紙を私に見せてきた。
分かってたなら最初から言ってくれれば良かったのに…
でも、天海が言ってくれたおかげでセックス以外でここから出る方法を3人で見つけられる。


「でもさ、それをやったら出れるって保証もないよね」

王馬がそう言い出した。
私が言いたい事を丁度言ってくれて良かった…!

「王馬の言う通りだよ、だからこれ以外の方法で出る方法を探そうよ」
「でも、やってみないと分からないっすよね?」


と、天海が面白そうなものを見るような笑みを浮かべた。


「それは天海ちゃんに同意~」
「王馬くんも良いみたいなんで、ミョウジさんがどっちを選ぶのかを兼ねてやりましょうよ」
「ちょ、ちょっと待ってよ!いきなりなんでそうなるの!」
「取り敢えずヤってみないと分からないんだからいろいろ決着付けるためにナナシも協力してよ」
「そういう事じゃないでしょ!」
「うるさいなぁさっさと始めるよ、…んっ」


気づいてみると自分の唇に柔らかいものが触れていた。
つまり、私は今王馬にキスをされているのだ。
それに気づいた私は王馬から唇を離そうと身を引くいてみた。

…が、王馬はそれに気づいたのか私の両腕を強く自身の方へと引っ張って私が逃げられないようにした。


「んっ…ふっ…」


王馬は角度を変えて何度も優しく食むようなキスをしてきた。
思ったよりも優しいキスに私はいつの間にか抵抗する力が抜けていった。


「俺にも構って欲しいっす」
「んんっ!」


王馬にキスされているなかで、天海がいきなり私の上の服の中に手を入れた。
天海は二つの膨らみを見つけるとやわやわと優しく揉んで来た。


「んぅっ…!」


その変な感覚に思わず声を上げてしまう。
王馬はさっきよりも激しくキスをしてくる。
口内に王馬の舌か入ってきた。
王馬は私の口の中を堪能するかのように歯茎を舐めたり、舌を絡ませてきたりした。
その激しさに私はすっかり頭までとろけきってしまい、全身に力が入らなくなってしまった。
王馬は私から口を離し、獣のような目付きで私を愉しそうに笑っていた。


「あぁっ!」


いきなり天海が乳首をクリクリと指で弄り始めた。
急にきた快感で私は思わず背中をそらしてしまう。


「乳首コリコリされるの好きなんすね」
「んっ、あっ、」


なるべく声が出ないように唇を噛む。


「そんな噛んだら血が出ちゃうよ、それに声抑えなくていいから」


王馬は私の口の中に自身の指を入れ、私が声を抑えないようにした。


「あっ…やらっ…!」
「ここがいいんすね」
「ゃぁっ…!」
「こんな可愛い声出してるのにっすか?」


天海は乳首を口に含め始め、私は声を出さないように我慢しようとするが、口の中に王馬の指が入っているため声が漏れてしまう。


「…下着ごと濡れてるじゃん、…ナナシの変態」
「んあっ!変態じゃなっ、あぁ!」


王馬は私の秘部を下着の上からなぞった。
なぞった、ときにゾクッと背筋を何かが通ったような感覚に襲われた。
それに気づいた王馬は下着をどかして秘部に指を入れた。


「まだ指1本しかいれてないのにすっごく締め付けるじゃん、本当に淫乱だね」
「い、淫乱じゃな…ああぁ!!」


淫乱じゃないと言いたかったのだが、王馬が入れている指をナカでくいっと曲げたため、一気に体中に電流が流れたような快感が駆け抜けた。
その快感で大きな声で喘いで、背中を反らしてした。


「いつもより感度すげー、媚薬飲んだ?」
「のんで、んっ…ない…」
「飲んでないんだ、ふーん…天海ちゃんがいるから興奮してるんだ」
「ち、ちがっ…んんっ!」


王馬に反論しようとするが俺を忘れんなと言わんばかりに天海に唇を奪われてしまった。


「んんっ…ぅあっ…」


天海に乳首と唇を弄られ、王馬に下の口のナカをぐちょぐちょに掻き回され、なんだか頭が真っ白になっていく。
私は自分で自身の身体を弄ったことがないため、その変な感覚に少し恐怖を感じる。


「イきそう?いいよ、イっちゃえ」


王馬は耳元でそう囁くと私の下の口に入っている指を動かす速度を速めた。


「やあぁぁ!!!」


頭が真っ白になって全身に強い電流が流れたような快感が私を支配した。
身体はこころなしにビクビクと震える。
王馬は私がイったのを確認してから指を抜いた


「可愛いっすよ」


と、天海に耳元で囁かれ、肩がビクリと震える


「ここ、ヒクヒクしててエロいね、そんなに俺のが欲しいの?」


王馬はそう言うと私の花弁を優しく撫でた。


「んぁ?!」
「撫でただけなのにこの反応、そっか、イったばっかりだからさっきよりもっと感度が高くなってるんだった」


それを王馬が言うと口角を上に上げた


「…連続でイってみてよ」
「やらっ…!!」


そう言うと再度王馬は私の秘部に指を入れ、動かし始めた。


「王馬くんばかりずるいっすよ」
「ひゃぁぁ!!」


天海は私の蕾をキュッと摘んで乳首と同様にコリコリし始めた。
秘部では王馬がクチュクチュと音を鳴らしながら、同時に責め立てられ、あっという間にイってしまった。
身体はビクビクと震え、頭が真っ白になる。


「まだイって、っ~!!」


イっている最中だと言うのに2人は手を止めないようとしない。
そのため、私はまた背中を反らしながらビクンビクンと身体を跳ねさせてイった。
連続イきをした私を確認した2人は手を止めた。


「えっろ…」
「…」


無言の天海はゴクリと喉を鳴らした気がした。


「王馬くん、俺そろそろ限界なんすけど…先にいれてもいいっすよね?」
「え~俺も割と限界なんだけど、…まあいいや、今回だけは先を譲ってあげるよ、後攻は有利って聞くし」
「…という事なんでミョウジさん、四つん這いになってくれませんか?」


いきなり四つん這いになれと言われても私はまだ2人とやることを納得している訳では無い。


「へぇ…少しはミョウジさんへの負担を軽くしようと思って言ったんすけど四つん這いになってくれないみたいすからその体勢でいいんすね?」
「え」
「今更やっぱりなしとかダメっすから、ねっ!」
「っ~~!!」


天海の反り勃ったものを一気にいれられ、その強い快感に痺れたようにイった。


「やっ、あまみっ!やら!」


イっているというのに天海は動きをとめない。


「あーあ、ナナシはおバカさんだねー正常位は天海ちゃんのペースに飲み込まれるって言うのに」


そんなの初めて聞いた。
それに私は処女のはずだ。
なのに痛くないし天海の様子を見ても血も出ていないようだ。
やはり夢の中だからなのか?


「ミョウジさんのナカっ、凄く締め付けてっ、そんなに良いんすか?」
「ちがっ、」
「違くないっすよ」
「あぁぁ!!」


ずんっと一層奥を突いてきたため、一気に全身に駆け巡る快感に思わず腰が浮いてしまう。

結合部からは耳を塞ぎたくなるほどの水音が鳴っていて恥ずかしい。
きっとこの音も今の状態も王馬に見られてしまっているのだろう。


「あっ、さっき締まったっすね、一体何考えてたんすか?まさか王馬君に見られて興奮したとか…なんか妬けるっすね、」
「んうっ!!やらっ!」
「嫌じゃないっすよ、子宮も降りてきてこんなに身体は正直なのに」
「あっ、ぁあ!」
「ナナシ、こっち見て」


王馬の声がしたためそちらを向くと噛み付くようなキスが何回も降り注いできた


「ンッ、」
「ナナシ、可愛いよ」


王馬が唇を離した時に王馬が舌舐めずりした。
その様子を見て私はゾクッとした。



「俺の事も見てください」
「ンんっ、ふぁ…」


天海からも優しいキスをされた。
天海のキスは優しくて暖かくて嫌いではない


「あま、み、そろそろっ、あっ!」
「イきそうっすか?いいっすよ、イってください」


そう天海が言うと先程とは違い、腰の動きを更に速くした。
子宮がコンコンとノックされ、さっきよりも勝手に声が大きく出てしまう。


「あぁぁ!!」
「くっ……!」


頭が真っ白になったと同時にお腹に熱いものが出される。
中出しされている事に気がついたのは少し後の時であってもう既に遅かった。


「な、なんで中に…」
「ミョウジさん、俺の子孕んでくださいね」


天海は私のお腹を優しく一撫ですると天海は自身をゆっくりと抜いた。
ここは夢の中だから孕むことはないと願おう。


「次は俺だからねさっさと天海ちゃんはどいてくれるかな?」
「…言い方は気になるんすけど…まあいいっす、」


そう天海は言うと私の前から退いた。


「次は俺だよナナシ」
「んあっ?!」


王馬はそう言うとすぐさまに勢いよくいれた
いきなり襲う快感に私は頭が真っ白になってしまった


「ビクビクしてる、もうイったんだやっぱりナナシは淫乱だね…」
「まだっ、イってるのにっ…!」
「止めるわけないじゃん」


王馬はニタリと笑って私のイイところを突いてきた


「やぁ!!あぁ!!」
「声、大きくなった、っ…!てか、締めすぎっ、こんなのよく天海ちゃんは耐えられたよね」
「褒めてくれて嬉しいっす」
「褒めてねーよっ!」
「ぁああ!!」


また一層に奥を突かれた


「天海ちゃん、ナナシは俺の方がイイみたいだよー、こんなよがっちゃってさ…可愛いよ」



そう耳元で囁いてきた。
耳がくすぐったかった
だから耳を手で覆った。


「もしかして耳弱い?」


王馬はそう言うと、私が塞いでいた手を退けて耳を舐めてきた。


「やらっ、耳やだっ!」
「っ、すっげえ…めっちゃ締まるっ…やっぱり耳好きなんだね~」
「んんん~~!!おうまぁっ、みみやらっ、て」
「もう呂律回ってきてないし…」
「ひゃっ、あぁっ、」


王馬はそれでも耳を舐めるのを止めなかった。


「そろそろっ、いいよねっ、」
「っ~~~!!!」


ビクンと身体が震えて頭が真っ白になってお腹に熱いものがはいってきた。
2人分の受け止めきれなかった精子はお尻を伝って溢れてしまった。

ドアからはカチっと音がし、音がした方向を見るとこの部屋には無かったはずの扉が現れていた。
よかった、ようやく出れる…
そう安堵した瞬間に天海からある事を問われた


「ミョウジさん、どっちのほうがよかったっすか?」
「え?」
「どっちかにしてくれないとナナシが気絶するまでヤるから」
「そんなこといわれたって…」
「選べないって事でいいんすよね?」
「ふぅーん、やっぱりナナシは淫乱だね、そんなによかったんだ?」
「まっ、待ってよ、えらぶからっ…」
「待てないっすよ」




その後、私は色んなめにあって結局気絶するまで終わらなかった。
朝起きてみると見慣れた自分の個室のベッドの上にいた。
今の時刻を確認してみると時計の針は昼頃を指していた。
やばいと思って急いで身支度を整えて自分の個室から出た。


すると丁度王馬、天海の2人も個室から出てきた。
どうしよう…凄く私が気まずい…


「おっはよー!ミョウジちゃん!いや、もうおはようの時間じゃなかったね、どんだけお寝坊さんなんだよー」
「そ、それは王馬もじゃん…」


いつも道理に王馬は話しかけてきたしそれに私の呼び方もいつも道理だから多分昨夜の事は覚えていなそうだ…よかった…


「おはようございます、ミョウジさん」
「おはよう、天海」


でも何故だろう、2人の顔がいつもよりも清々しく見えるのは


「昨夜は楽しかったね!本当は天海ちゃんとじゃなくて俺1人のはずだったのにね!はい、今日もコレあげるよ!」


昨夜…?
そして王馬が私の手に置いたのは…


「…愛の鍵…?」
「じゃっ、今日は俺とだけでよろしくねー!」
「はっ?!ちょっと待って!!」


王馬は即座に逃げてしまった。
逃げ足の速いヤツめ…
まさか王馬が仕込んだ…?
…絶対今日は寝たくない。
オールしてやる。
その前に誰かに擦りつけるか…?


「…と言うかそもそも私にあげる必要なくない?」
「愛の鍵の相手はランダムなんすよ、でもミョウジさんを想ってる奴が…いや、俺たちがいるんで、その鍵を使うと高確率で俺たちが来るんじゃないんすか?」
「ふーん…そうなんだー…て、え?!」


お、想ってるって…


「今日もよろしくっすね、ミョウジさん」


天海はそう言い残して外へ出ていってしまった。


「う、嘘だ…」


色んな想いが入り交じって私は数分立ち尽くしてしまった。
その後、私は愛の鍵に興味ありそうな入間に愛の鍵を無理矢理にもあげた。

今日は何故か王馬と天海を意識する事になって、とても疲れた日だった。
すっかり日が暮れて夜になって、各自の自室に戻れば私の机の上に愛の鍵が置いてあった。

私はその鍵に恐怖を覚え、すぐさま外に放り投げた。
これで大丈夫だ…と安心して眠りについたらまたあの部屋にいた。


それに王馬も天海もいた。
私は放心状態になり、2人にベットまで運ばれてしまった。


「はやくどっちが良いか決めてくださいっすね」
「それまでは頑張ってね!ナナシ!」


どっちかを選べと言われても選ぶ余裕もない。
こんな日々は沢山続いて、疲れ果ててしまった事もあった。
その時は2人にちゃんと配慮しろと怒った。



でも実は私はこの事態案外にハマっているのかもしれない。



[*前] | [次#]


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -