お宝箱 | ナノ
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けが完治後

「違う、重心をもう少し下に」

「両手になった瞬間難易度が…」

「俺の女版になるんだろ?支えてやるから的狙え」

ここは銃専用の訓練場。怪我っていうか、たんこぶが治った直後から隊長が付きっきりで教えてくれている。自主練習していても、気付けば後ろに居る。ストーカーか!気付けない時点で私は実践では死んだも同然なんたけど。


「順番通りいきます」

「あぁ」

沢山ある的に振り分けられている番号順に撃つ。



銃声が響いた後、一息つく。

「撃ちやすかったです」

「そりゃぁそうだ。誰が教えて支えてると思ってやがる」

そうですね、まさか後ろから抱き締められるとは…ね。


「完璧に使えるよう仕込んでやるから覚悟しろよ?」


だそうです。

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