どういう事だ。なんで私はまたここに居るわけですか?答え→ノボリさんに連行されたから。なんでやぁぁぁ!!ってなわけで私カオルはまたバトルサブウェイに舞い戻って来たのである。しかもだ、私とシビルドンさんが共闘した…えーと、なんとか管理室。もう名前忘れてしまったわ!!私は何故ここに連れてこられたんですか…。あと、チラーミィ、噛むな。…晩飯抜きにされたいか。チラーミィとの静かな攻防を繰り返す私にノボリさんがコホン、と咳払いをした。
「暫しお待ち下さいまし」
「うぃ…」
あーあ、なんだろうね、全く。ユニランの身体をぷにぷに触りながら考えてみるがさっぱり分からない。しかしユニラン超気持ち良い。「∞ぷにぷにユニラン編」とか出したらもしかしたら儲けるかもしれん。いやきっと大流行するはず。でもこのぷにぷに感を如何にして表現すべきか…。
「カオルー!!」
はい?私今己のアイデアについて考え…ぐへぇ!!なにこれ、凄い圧迫感。キツいキツいキツい。なんだ、これは何が起こっている!視界が急に真っ白になり、呼吸が…し辛いんだけど…。わかった、何かが引っ付いてるんだな!まるで拘束されてるみたいだ…物凄い力でな…!誰かー、しぬよー!と、危うくもう一度神様の元へ旅立ち掛けたが急に楽になった。つまりそれが剥がれたみたいでして…あ?クダリさん?何故かクダリさんがノボリさんに引っ張られつつ、ユニランとチラーミィから暴行を受けていた。ちょ、お前らぁぁぁ!!
「こらこらこら!お前ら本気で晩飯抜きにするぞ!それとノボリさん!何でクダリさんを苛めてるんですか!」
「クダリに抱き付かれたカオル様が苦しげにもがいてらっしゃるので…もしかして余計なお世話でございましたか?」
「…あん?」
あ、あー、なるほどね。視界が白くなったのはクダリさんの制服が白いからね。で何で私は抱き付かれたし。二匹から攻撃を受けていたクダリさんを見れば、可哀想に…目に涙を浮かべている。ま、クダリさんが悪いよね。
「僕、嬉しかっただけなのにー!」
「どんまい!」
キャーキャー言ってるクダリさんは置いておこう。カオルさんの華麗なるスルースキルの発動である。さて…いい加減見せたい物とやらを見せてくれないかな。もううちの子達がブチ切れそうなんだよ!
「ではお見せ致します。クダリ!いつまでも騒いでいないで、あの日のシングルトレイン内の映像を映し出して下さいまし」
「…はーい。カオル、ちょっと待っててね!すぐ用意するから」
「そう思うなら口より手を動かしてください」
「つ、つめたい…!」
あんたがウィンクなんか飛ばしてるからだ。お陰様でチラーミィが物凄い地団駄を踏み始めたんだよ。ねぇ、チラーミィ…君はなんで見た目とのギャップがそんなに激しいの?ちょ、私の足は踏むな!
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