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「ねぇ、おじちゃん。何で俺の名前は灑夜って言うの?」

「灑夜は7月7日。七夕生まれなのは気付いてますね?」

「うん」

「七夕と言えば年に一度、織姫と彦星が逢える日です」

「そうそう!それで短冊にお願い事を書いて、笹に吊すと願いが叶う!」

「その通り。
灑夜は"綺麗な夜"と書きます。そして天の川と七夕にちなんで、
"天の川ように心が綺麗で、自分の願いが叶い、夜空に輝く星のような笑顔でいつまでも過ごせるように"
と言う意味が込められているのですよ」

「ふぅん」




それから少したった頃、俺がこんなにも大切な仲間に出逢えるだ何て、当時の俺は知るよしもない。




















――こんにちは。


―――あぁ、松陽さん。来てくださったんですね。


――はい。御出産、おめでとうございます。


―――ありがとうございます。


――聞きましたよ、念願の男の子ですか。


―――はい。本当に嬉しい限りで…
 …それで、松陽さんに是非ともお願いしたい事があるんです。


――何でしょう?


―――この子の名前を、考えて下さいますか?


――私が、命名ですか?


―――えぇ。この子には、素敵な名前を授かって、幸せになってもらいたいんです。


――分かりました。その希望にお応え出来るような、最高の名前を考えておきますね。














世界一輝く希望の星。
銀(て事はさ、灑夜は何でも願いが叶うって言う設定何だよな?)
灑(うん、そうみたいだけど…)
銀(お願いします灑夜様!苺牛乳が山ほど欲しいです!!)
(あ!銀時ズルイ!!)
高(……ズルイの問題か?)
灑(いや、そもそも俺にお願い事しても叶わないかと…)











―後記―
まだ七夕ではないのですが七夕話です。
早過ぎる灑夜の誕生日話…
本当の七夕の際には、攘夷時代で書きます。
攘夷いいいいいいい((

個人的には灑夜の名前は気に入っています。
けれど、男にしては随分可愛らしい名前になってしまった…orz

早過ぎるけど灑夜おめでとう!鰹おおおo(黙


それから最後に松陽先生と会話をしているのは、灑夜の母親です。