2 春です! わっほおおおおい!!! あ、と…初めまして皆さん! 大天 瑚町です。 今日はお花見に来てるなう!キラッ!← 今日は雲一つなしの空に満開の桜で、絶頂の花見日和。 でも、お花見をしているんじゃないんです\(^q^)/ 『有り得ない有り得ないマジ有り得ない有り得ないないたぁっはああああああああ!!!!!(泣)』 「うっせえぇわ!!!」 壁にもたれ掛かかって座るアタシの隣で、土方さんが噴火した。 『だってだって土方さん』 こんなのあんまりだっ 花見出来ずの見回りとか不憫だっ 『何で駄目なんですか!前は万事屋さん達とドンチャンした花見してたじゃ無いですか!!』 「俺は二度とあんな最悪な花見したかねぇよ!! …仕方ねぇだろ。最近は世間が更に物騒になってきたから、今年は花見しねぇって事になったんだよ」 オワタ!!\(^o^)/ 思わず吐血しそうだぜ!! 『小さい頃、"花見はお酒を飲みまくる大人のお祭りだ"って教育され…やっと上京して花見をやれたと思ったら、今年は見回りとか…(泣)』 「どんな教育受けてきたんだ瑚町は」 そう呟くと、土方さんはポケットから煙草を取り出した。そして口に煙草を加え、お馴染みのマヨライターで火をつける。 『…でも、ざっと辺りを見回すと他の隊士達、どさくさに紛れてお花見やってません…?ホラ、山崎はミントンやってるし…他には、あそことk「大丈夫だ何も見えないお前には何も見えてない」 アタシの言葉を遮った土方さんの頬にピキッと、血管が浮き出ているのは気のせいだと言いたい。 すると 「おー!トシ、瑚町ちゃん、ここに居たか!」 ゴリ、もとい、我等が局長の近藤さんがやって来た。 「どうだ、見回りの方は。異常はないか?」 「特に今の所問題はねぇな」 「そうかそうか!」 平和が一番だな。とニカッと笑うゴr…じゃなくて、近藤さん。 うん、近藤さんに禿同。平和が一番です。 「俺もかれこれ3時間位前から、他の奴らとあそこの席で飲みながら辺りを見回しているが、喧嘩とか窃盗があった位だな、あっはっはっは!」 「思いっきり事件じゃねぇか!!」 飲みながらって、完全に花見してんだろおおが!!! と土方さんにツッコまれているにも関わらず、 あっはっはっは と笑っている近藤さん。 …確かに顔が赤い。かなり飲んだなwww そんな二人のやり取りを見ていると、アタシの横に誰かが来た気がして思わず横を見る。 『…総悟』 「ん」 横に居たのは、アタシの幼馴染みであり、今は言わずと知れた真選組の一番隊隊長、沖田総悟だった。 本当はアタシと総悟と土方さんで見回りする予定だったのに、総悟一人だけいなくなっちゃってさ。 どこ行ってたんだか…。 そんな彼の片手には、大きな林檎飴がある。 『やっぱサボってたの?』 「仕事してやしたぜ?食いもんの毒味とか、あそこで寝てても安全かとか」 『充分サボってるね』 「いつもの事だろィ つか、別の所居かねェかィ?お前暇だろィ?」 『そーだねー。いつまでもここに居たって二人のやり取り見てるだけだし(笑』 「近藤さんを怒るなんざ…土方さんには後でバズーカをお見舞いしなきゃねィ」 Σ…怖い。 その黒い笑顔、半端なく怖い件について。← 背中がゾッとしたんだぜ…!! 「…それより瑚町はどっか行きてェとこ、ある?」 『ゲーセン』 即答しました。 「は?また?」 『だって総悟、クレーンゲームめっちゃ上手いじゃん!まだ取ってもらいたい奴があるんだって!』 「一昨日も行ったろって 別に構わねェけど」 『よっしゃああ!!総悟、宜しくお願いします!!』 「ん」 すると総悟はアタシの左手首を掴み、歩き始めた。 これは幼い頃からそうで、総悟は手を握るんじゃなくて、手首を掴むの。 だから多分、今まで総悟とちゃんと手を繋いだ事は無いんじゃないかな。 …そんな彼の行動に顔を真っ赤に、心拍が加速してしまうのは幼い頃からアタシも変わらない)) いつか総悟とちゃんと手を繋げたら良いな、何てねwww← …と言う訳でアタシと総悟はその場を去り、ゲーセンへと向かった。 昔からの癖なんです。 (その林檎飴美味しそうだね。どこで買ったの?) (この敷地内のどこか) (そりゃそうだわ) ―後記― 初書きです。 何か二次元娘なので、かなり記号とか顔文字とか使います。読みにくかったら本当にすいません(汗) そして総悟の出番少ない… 幼馴染み相手に、べらんめぇ語は変かなと思ったので、ため口もちょくちょく言う事にしました。 クレーンゲームが得意な設定は、私の希望です。← 読んで頂き、ありがとうございました! 2話も宜しくお願いします!! |