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―おまけ





『ただいまー…』

アタシは真選組屯所の自室に入った。
そしてヘニャッと倒れるようにその場に腰をおろした。
部屋に着いて安心したのか、途端に睡魔がアタシを襲う。
何てったってオールナイトだったからね…。

「あれ?瑚町、帰ってたんですかィ?」

声のした方に振り向けば、総悟が部屋の入口で顔を覗かせていた。

『総悟か…おはよー…』

「随分疲れてんじゃねーかィ」

部屋に入って来た総悟はアタシの隣に座り、傍にあった机に頬杖をついた。

『疲れてるも何も…オールナイトの末に朝帰りで、帰宅出来たと思ったら土方さんにお説教で…』

あ…後、土方さんの横で近藤さんが泣きながら「朝帰り何てどこで覚えたのよ!私、そんな教育した覚えないわ!」とか言って、一人でコントしてたっけ…。(笑)

「自業自得だろ」

『うわぁー…総悟、今の言葉スッゴく心に刺さった。というかえぐられた』

「てか、あんな雪の中、夜中に何してたんでィ」

『コンビニに行ったら坂田さんに会って、それから変なおっさんと着ぐるみに会って、皆で子供達に夢と希望を…って、あああああ!!!』

「ようやく思い出したか」

そうだアタシ…昨日の夜、皆でケーキ食べようって話になってコンビニにケーキを買いに行ったんだっけ…!!

『今からケーキ、食べます?』

手元にあったコンビニ袋を総悟の前に差し出すも、総悟は興味なさそうにそれを見つめた。

「中身、あんの?」

『すいませんケーキ二つと肉まんとあんまんしかありません』

「どんな組み合わせでィ」

『いやぁ…肉まんとあんまんは、食べ足りなかった時の非常食だったんすよ…』

総悟は少し黙ると、目線をコンビニ袋から変えず、口を開いた。

「二人で食べるしかねェよ」

『はい…って、ぬお!?』

つまりは、総悟と二人で一日遅れのクリスマスパーティーじゃないか!!

「瑚町、食わねェの?」

『食べます!食べるよ!!』





全国のリア充に幸あれ!!

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