2 「……」 『……あのs「喋ってんじゃねェやい」 あ、はい、すいません…』 あれから数分後。総悟の中では、あまりにもあの格好が酷すぎたらしく、いきなり「俺がやってやる」と言いだしーので、髪型から何までやってくれました。 んで、只今終盤のお化粧真っ最中です。 「今、目やってんでさァ。目ェ開けんじゃねェやい」 『はい』 「次、口な。口閉じなせェ」 『はい!』 総悟はマスカラをしまい、メイクポーチをあさる。 あー何かアタシさっきから「はい」としか言っていない気がする。 『…総悟ってさ、化粧上手だね』 「は?」 突然の言葉に総悟は言葉を詰まらせた。 まだ鏡で顔を見てないから何とも言えないけど、上手いなぁって感じがする。 「姉上が化粧してる所何度も見てるから。 今その何となく覚えてる感覚でやってる」 あぁ、なるほど。ミツバ姉か。 『それだけで出来るんだ。スゲェ…』 沖田君女々しい!!流石だぜ!! って言ったら絶対殴られるので、心の中に閉まっておく。← 本当に凄いと思いました。アタシはとてつもなく不器用すぎるから、本当に総悟の起用さには毎回感動する。 「じゃあ、塗っから。口閉じろよ」 『うん』 アタシは口を閉じた。 総悟はゆっくりと口紅をアタシの唇につけ、ゆっくりと口紅を塗り始める。 …正直言って今かなり緊張しています。 好きな人にお化粧してもらうとか…ホント、呼吸混乱になりそうです…うわっはあああああああああああa(゚∀゚) そんな事を知らず、お構いなしに総悟は唇を塗るのに集中している。 化粧をしてもらってるだけで、こんなにも緊張するとは思いませんでした。orz 「…塗れた」 総悟は一言呟くと、今まで溜めていた集中を全て吐き出すかのように、深い溜め息をついた。 アタシは傍に置いといた手鏡を持ち、さっきとは違うであろう自分の顔を見る。 『Σふおおぉぉ…』 凄い。とにかくごっさ凄い。 ミツバ姉の化粧の仕方が上手だったと言う事も理由の一つだけど、それをただ見ただけで覚えた総悟も凄い。 綺麗に化粧が出来上がってる。プロですか貴方は。 『ありがと総悟!』 アタシはニカッと笑ってお礼を言った。 もうアンタは自慢の幼馴染みだよ!!うん!最高だ!!(( そんな事を言ってると、総悟はアタシの顔をじっと見つめ始めた。 ……アレ…? 『総悟、顔赤いよ?どうしたの?』 総悟の頬が赤くなっているように見えた。 「は?気のせいじゃねェかィ?」 もう一度改めて総悟の顔を見る。赤くない。 錯覚だったのか、な…? 『本当だ。気のせいだったみたい』 「だろィ?」 『うん。 あ、お化粧してくれたから、お礼にお祭りで何か奢るよ))』 「へぇー瑚町から言う何て珍しいこった。何でも、良いんですかィ?」 いつも総悟から強制的に奢らせられてるからね(汗) でも今日は全然構わないさ!!)) 『おうよ!!』 そう返事をした途端、沖田君はニヤリと(黒く)笑った。…これはアカン。絶対高価なもの買わされる。わ…笑えねーんだぜ!! 『……(^q^)泣』←苦笑 総悟はアタシの苦笑いしてる表情何か気にせず、呑気に口紅をポーチにしまうと立ち上がった。 「んじゃ、行きやすか」 『Σあ、うん!』 総悟の言葉につられ、アタシも立ち上がる。 そしてアタシ達はお祭りへと向かいました。 後日 土方さん曰く、その時のアタシ達は、まるで武州時代に皆でお祭りに行った時の事を連想させたらしい。 あの頃の面影。 (総悟、何食べたい?) 総(アレとソレと、後あそこのと、コレも。それかr) (Σちょっと待てくれえええぇぇえ!!!!!!(゚Д゚;))) ―後記― 前回の話の続きな、オマケ話的な感じです。 しっとり系をイメージして書きました。 でも何気に記号とか結構使ってますね 私の記憶が正しければ、ずっと前にこの話書いて、ファイルに挟んどいたら、気づけば無くなった話だった気がしますww またこの話をかける事になるとは…! というかこの二人…感情的にトロいと言うか鈍いと言うか…じれったい!!www(( |