1



スパーン!!



『ねぇ、総悟!』

アタシは自室から、お隣の総悟の部屋の襖をスパーン!!と勢い良く開いた。
うむ。スパーン音の響きが良いのなんの…www←


「ん」


総悟は生返事をしながらゆっくりとアタシの方へ振り向いた。

「!!」

そしてアタシを見て、一瞬で表情を変えた。
それはまるで、見てはいけないようなモノを見てしまった時の表情だった。

『今日のお祭りさ、アタシは浴衣着て一般人に紛れて見回れって言われたから浴衣着てみたんだけど、どう?変?』

総悟は表情を変えずに固まっている。一言も喋らない。

今のアタシの格好は、桜柄が入っている水色の浴衣に、髪型はおだんごで、化粧は…あんまりやった事がないから適当にやってみた☆←



まだまだ無言の総悟。よっぽど、この格好が酷いらしい…。

『…やっぱり、変?』

総悟は未だ憂鬱そうな顔。間もなくして、総悟の口が動いた。

「瑚町…









…口裂け女ですかィ、オメェは」


やっと彼の口から出て来た言葉がそれだった。ww





まかさまかさの「口裂け女」とか←
\(^q^)/オワタ!