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『つーかその話止めれ』

瑚町は顔を少し赤くしていた。

「いーじゃねーかィ」

『ヤダ』


あれから4年か5年か…今の瑚町は、あの頃とは180度違う性格になった。でも始めにも言ったように、泣き虫と心配性の性格は裏の性格として残ってる。

『アタシ、過去は振り返らないって決めたから』

「いつからそんなに逞しくなった」

かなりのキメ顔をしている瑚町。昔はそんな事をしない位真面目だったような…。
うん、確信した。正直言って…昔の方が可愛い気がある。

『でも総悟、髪切るの凄い上手だね』

瑚町は自分の髪をつまんで、眺めながら言った。
あの日、瑚町の髪を今の髪型に切ったのは俺。

「俺、天才だから」

『自分で言うか…』


でも、あの頃と比べて瑚町はよく笑うようになってくれた。











あの頃の俺とお前。
(近いうちまた総悟に髪切ってもらおうかな…)
総(そん時はお前の頭、逆モヒカンにしてやるよ)
(Σ(゚ロ゚ノ)ノ止めてぇええええ!!(泣))







―後記―
初の総悟視点からでした。
3ページ目が究極に短い…←

今回の話は、私が中学校時代に書いた漫画を、小説に書き直した話です。
でも漫画が途中で終わってたんで3ページ後半から自力です(笑)
あぁ…あの頃が懐かしいな…!←
本当は違う昔の話をやろうと思ったんですけど、内容的にこっちからの方が話が繋がりやすいんで、急遽変更しましたwww
そっちの昔話は次回書きますね!