ゴミ箱 | ナノ


君の夢を見る


とても眠たい
隣の席の佐藤君にも心配されてしまった
今日凄く体調悪そうだし、保健室行った方がいいと思う。って
違うんだ佐藤君
俺は眠たいだけなんだ、最近寝てもある夢を見るせいですぐ起きちゃうってだけで…
病院行った方がいいのかな…でも多分すぐ治るし大丈夫だよねうんうん

でもこの夢ってなんだか凄く現実っぽいんだよね
俺の溺愛してる後輩が毎日…
って噂をすれば赤也が走ってこっちに来た

せんぱい!って言いながら飛びついてくる
本当に俺の後輩は可愛いな、そう思いながら抱きつく後輩の頭を優しく撫でる
すると嬉しそうにはにかむので調子に乗って俺も抱きしめる

すると聞いてください!と話し始める赤也
今日先輩と一緒に寝る夢みたんすよ!とハツラツに語る
語る内容は俺が見た夢とまんま同じだった
奇遇だな俺も自分の視点でそれと全く同じ夢見たぜ、と告げるとさらに喜び
えへへ夢の中でも先輩と会えるのすっげー嬉しいなんて言うもんだから照れて顔が赤くなるのを感じた

今日も夢の中で会いましょうねと言う赤也
でも俺はなんか寝不足だから今日は普通に寝たいな、って言うと一瞬顔を曇らせる
えー、と不満そうにするのさえも可愛いく思った

じゃあ今日は大人しく先輩の隣で寝る事にします!
そう言って走っていった赤也

え?






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