ゴミ箱 | ナノ


ペット


目の前に転がっているペットを見る。
「今のご感想、伺っても?」
そう問い掛ければ人を殺すような鋭い視線を送ってくる。
「そうですか、それは残念です…。」
と眉を一つも動かさず、声色も変えずに言葉を漏らす。
そうすると何を思っているのかはわかりませんが巻かれている足を振りかざし攻撃して来ました。
…何と足癖の悪い。
お仕置きとして足の裏を擽れば歯を食いしばって笑いを堪えている姿が見えたので満足です。

やはり捨てられていたペットはこうも躾がなっていないものなのでしょうか。
今度仁王くんにでも尋ねてみましょう。

餌は一応同じものを食べさせていますがなかなか素直に食べてくださらないのが気になりますね。
何が不満なのか聞いても答えませんし、好き嫌いが多いのも困りました…。

それと排泄もぎりぎりまで我慢したり…したいのなら言ってくださればいいものを、恥ずかしいのかなかなか言わないのでこれも困っているんですよね。

身の回りの世話はちゃんとやっているはずなのですがこうも懐かれないのは不思議ですね。
ねぇ、名前さん


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