暑さは災いをもたらす?!


 夏の定番といえば、やはりそうめんだ。冷やし中華では駄目だ。
 決して冷やし中華が嫌いな訳ではない。むしろ大好きなくらいだ。
 でも、夏の定番はと聞かれればそうめん以外の答えはないんじゃないかと私は思う。


「そうめんの麺の舌触りが最高だと思うんだけど、梓はどう思う?」
「先輩がそう思うなら、それでいいんじゃないですか」
「ちょっと扱いが適当じゃないのか!」

 いつもよりも冷たい反応を示している梓に、ケツアタックという地味な攻撃をかます。

「暑いんですよ。まだ会話しているだけマシだと思って、我慢してください」

 梓は今日も元気なお天道様に負けてしまっているようだ。
 因みに私はまだ負けてはない。どや!どや!梓よりも強い精神を…いや、やっぱり何でもないです。

「ここはパーッとさ、夏だからこそ生まれる萌えについて妄想しようよ」

 萌えの使い方あってる?と付け足し、梓に伝える。
 梓は知りませんよと相変わらず冷たくあしらう。

「梓って女の子の水着姿にドキドキしたりするの?」
「しません」
「何だ、残念。せっかく水着買ってきたのに」

 ほら、と買ったばかりの新しい水着を見せびらかす。
 梓も男の子なんだから、少しは興味を持ってくれるんじゃないかと思ったが、私の予想は外れてしまったようだ。梓は見向きもしなかった。

「僕はなまえ先輩にドキドキするんです」

 私は自分の耳を疑った。
 今、梓は何と言った…?私にドキドキする…?

「ないない。それはないよー!」

 あっはっは!と大笑いしながら梓にチョップする。
 痛いです、と私のチョップに反撃してくる。

「そして暑いです」
「え。何でそんな急に話変えちゃったの?えっ、ちょ何で?」
「なまえ先輩は暑苦しいんです。どこかに行っててください」


「梓が反抗期だ」


 目尻に涙をためながら私が言うと、梓は黙って部屋を出ていった。




やっぱり反抗期




ごめんなさいw
完璧な言い訳ですが、書いてる途中に迷子になったので、力づくで終わらせました。
今回はちゃんと反省も後悔もしていますwww


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