※裏注意!







久しぶりの臨也の肌は白くて柔らかくて、とても綺麗だった。キスもそこそこにゆっくりと臨也の肌着を脱がす。素直に綺麗だと囁けば、肌と同じように白い頬がほんの少し赤みを帯びたような気がした。それに見てみぬフリをしてやって、服の下で小さく主張していた乳首に唇を寄せる。片方は舌先でちろりと舐め、もう片方は手で押し潰したり撫でたり、時折爪で掠めてやったり。こうしてやると次第に悩ましげな声を上げることを、俺は知ってる。


「んっ、ん…ふぁ、ぁ、ん」
「……きもちいか?」
「ぁっ! そんなの、聞くな…ッひぁあ!」


普段ならネチネチと乳首を攻めてやるのだが、今日はきゅいっと吸い上げることで仕舞いにしてやる。優しくすると、約束したから。それにぬらりと唾液に濡れてイヤらしく主張するそこは、見るだけでも十分にクる絵だった。


「んぁ、シズちゃん?」
「ちょっと待ってろ」


ベット脇の戸棚を漁り目的の物を手に取る。手の平に収まる程度の小瓶に貼られたラベルには“ローション”とプリントされている、以前にも何度かお世話になったことがある代物だ。それをとろりと手にたらし、人肌の温もりに馴染ませる。冷たすぎると臨也が嫌がるだろうと思っての配慮だったのだがどうやらそれは殆ど無意味だったらしい。指を一本だけ小さく窄まるそこに宛がっただけで臨也は「つめたっ」と体を縮めた。


「ちょっと我慢な」
「それは冷たさを? それとも、んっ、異物感を?」
「どっちも」


すぐによくしてやるから。言えば指がきゅっと締め付けられて、こういう所は素直で可愛らしい。


「んんっ、ぅあ、あっあ、」
「っ、せま……」


小さな窪みは俺の指を2本食んだだけでぎゅうぎゅうで、これの何倍も大きなものが入るとは微塵も思わせない。本当に大丈夫なのか? 俺のを入れたら、こいつは壊れてしまったりしないだろうか。そう思った矢先、指の腹がこつりとした突起に触れた。


「あっ!? や、なに、そこやだ、いやっやぁあ、ああっ!」
「なんだ? ここ、か?」
「ひぁ、あああ! あっあ……め、それへん、へん、ひッ!」


しこりらしきそれをぎゅいぎゅいと押してやれば今までに無いくらい跳ね上がる臨也の体。恐らくここが、臨也の一番気持ちいいところ……数回目の行為で初めて発見した臨也の泣き所。気まぐれにしこりを摘むと過剰なくらい反応する肢体が面白い。


「ああぁ、あー! んあ…やだも、入れ、てぇ……しずちゃん、シズちゃん、」
「入れてってお前…だってまだ全然」
「い、からぁ! も、早くほしいっ、シズちゃんがほし、ぁああっひあっあぁぁあア……ッ!!」
「っばかやろ、」


元々余裕なんて爪の先程しかなかった手前、そんな誘いに理性が保てるはずも無く、性急にスラックスから猛る自身を取り出し先程まで指が収まっていたそこへと突き入れた。きつい締め付けに一気に持っていかれそうになるのを堪え、臨也が落ち着くのを待つ。ぎちりと引きつった孔に眉を寄せる臨也がなんとも痛ましくて、せめてもの気休めにと額にキスを落とす。大丈夫だよと、臨也は弱々しく呟いた。


「平気、か……?」
「ふ、はぁ、はっ…あっん、は……へーき、…動いて、いいよ?」


言質を取ってからあくまでゆっくりと腰を動かしていく。始めは馴染ませるように浅い位置で、段々とストロークを短く、深くして抽挿を繰り返す。出して入れての繰り返しの中で淫猥な水音が隠しきれなくなる頃には、それ以上の声量で臨也も喘いでいた。


「あんっあああ、あーっ、あっあっ」
「はっ…臨也」
「んあ、しうひゃあ、あっ、すき、すきぃ、ひぁあぁあッあ―――…!!」
「ッだから煽んなって!」


全くこいつは、どれだけ俺の呼吸を止めれば気が済むのだろう。ミチリと一層大きくなった自身に臨也はまた啼いた。知るか。自業自得だ馬鹿野郎。


「う、ああっ、イク! しずちゃ、あんっおれイっちゃ、イっちゃう……!」
「イけ、よ!!」
「っひゃああん! あーッ、あぅっああ、ア――――!!」
「くっ、」


一度ギリギリまで性器を引き抜いて、再び最奥まで突き上げる。途中ごりごりとさっき臨也が過剰に反応したところを擦ってやれば、今までにないくらいにあられもない声を上げて呆気なく達した。臨也がイった時の締め付けが余りにもキツくて、俺は許可なく臨也の中で達してしまう。ここ数日一度も抜かなかったためかその勢いは中々に衰えず、断続的に臨也の中を白く汚した。慌てて性器を抜くと、先までそれが埋まっていたそこからコプリと精液が漏れた。


「わ、わりっ、中に…」
「んっ……ダイジョブ。シズちゃんだし」


へにゃりと笑った臨也はそのまま甘えたな気分なのか、すりすりと頬を寄せる。可愛い。一生大事にしてやろうと思った。一緒になって同じベットに横になり臨也の鼻の頭に口付けると、お返しとばかりにかぷりと鎖骨に噛み付かれた。痛みは感じないがうっすらと歯形のついたそこが、ほんのりと熱くじんわりと疼く。
 シズちゃんは俺のね、これ絶対。そう笑ってみせた臨也に、なら手前は俺のだと右手の薬指に歯形を残した。










どうかまえて。
(そして一生離さないで)








――――――――――――

ラウ様からのリクエストでした! ありがとうございました^^。

途中、リクエストとは違う展開になってしまって、本当にすみませんでした><
気に入らない点がありましたらいつでもお気軽に言って下さい!

今回、少し長い話になってしまったのですが、個人的には書いてて凄く楽しかったです! 表現に悩む事も勿論多くて、友人に助けを求めたりもしました(笑)
でも楽しかったのは本当です^^!

リクエスト、本当にありがとうございました!


(20111115)
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