*会話文のみ
 *短いです







 「ちょっと! なんで勝手
 に砂糖入れんの、そんなの
 レシピに載ってないじゃん
 か!!」

 「うるせえ。隠し味だよ、
 隠し味」

 「でもこの本にはそんなの
 載ってない!」

 「だから隠し味っつってん
 だろが。いいだろ、不味く
 はならねぇんだからよ」

 「そんなのわかんないよ?
 その砂糖のせいで、今まで
 順調に出来上がっていた物
 の味が大きく歪められたり
 」

 「するわけねぇだろ。たか
 が砂糖くらいで」

 「だからそれがわからない
 って言ってるの!」

 「少なくとも、この間手前
 が生み出した真っ黒の得体
 の知れねぇダークマターに
 はならねぇから安心しろ」

 「なっ…!あれは本が悪か
 ったってんだって。本に書
 いてある通りに作ったらあ
 あなったんだから……」

 「いや、でもあれ一口食っ
 たら洗剤っぽい味がしt」

 「うっさい黙れ!! なんな
 らリベンジでもしようか?
 今度こそ完ぺきに作ってや
 るから!汚名挽回してやる
 から!!」

 「汚名挽回してどうすんだ
 よ。返上しろよ返上。それ
 に、台所に立ってるお前も
 いいが俺はこうやって一緒
 にメシ作ってる方が好きだ
 からよ。臨也の手料理はま
 た今度食わせてもらうぜ」

 「…………………。」

 「どうかしたか?」

 「いや…別に……」

 「ふーん…?」

 「(…天然タラシが)」











(20101220)
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