そんなこともある(小ネタ)
2014/01/26 07:12

※お世話になったお知り合いがこの春めでたくご結婚なさると聞いて、それとは全く毛ほども関係のない小ネタをメールボックスからサルベェェェェジ!!!!!!してみました……(:3_ヽ)_おめでとう御座いまアアアアアアす!!!!!!




「出来ちゃった結婚、ですか」


「……俺の事じゃねェぞ。ウチの隊士の一人がだな……」


……そりゃあそうでしょう。
主語なんて足りなくとも誰もアンタの事だなんて思ってませんから安心してください。
僕は、うんうんと頭を捻る土方さんを眺めていた。


「……くそ、あの野郎、士道不覚悟で切腹させてやる、くそ」


と言いながら、考えているのはきっと別の心配なんだろうなあと、僕は思う。
こつこつと指で机を弾きながら眉を潜める土方さんに僕は言う。


「……で、その結婚祝いを、どうしようかな、って?」


こつこつ、……こつん。
土方さんが指を止めて横目で此方を見る。
その視線がすいーっとスライドして、僕から外された。
僕は、ついついニヤ付いてしまう。
どうやら、上手く図星を突けたらしい。


「うーん、僕もそういう贈り物の経験はないから、よくわからないんですよねェ……」


そこまで言って、僕は閃いた。


「……今度一緒に、見に行って見ます?次のお休みの日とかどうでしょう」


思い付いた吉事は、さっさと言葉にしてしまうのが吉ってなもんで。


「そのついでに、ショッピングデートとかしましょうよ。たまにはそういうのも悪くないでしょう?」


頬杖を付いて土方さんの返事を待つ。
土方さんは僕に「しょうがない奴」を見るような眼差しを向け、そして口を開いた。


「……どっちが『ついで』だって……?」


そう言って、相変わらずうっすらと分かり辛い微笑みを溢す。
……それがいつだって、彼の答えだ。


「はー、それにしても、結婚かあー……ところで、もしも僕らが結婚とかしたら、新郎役はどうしたらいいんでしょうね」


「……そんなもん、普通に見積もって俺なんじゃねえ?」


「えー!?何でですか!そんなのズルい!」


「そりゃあお前、俺の方が大人だし、背も高いし、高収入だし」


「イケメンだしって!?ズルい!ズルいっスよこんな時ばっかり自分の高スペック面ばっかり全面に押してくるの!犬の餌マニアのクセに!」


「誰が犬の餌マニアだ。しょうがないだろ、それが現実なんだよ、新八くん」


「うわ、そのドヤ顔!めっちゃ腹立つ!」


「ふん」


「う、うううう〜〜〜〜!!!!!!言っときますけどねえ、男の価値は顔や高収入高身長だけで決まらないですから!アンタの所の大将だっていつぞやそんなようなこと言ってたじゃないっスか、ねェ!!」


「うん、まあ、頑張ったら良いんじゃないかな」


「んぎぎぎ……!?畜生この野郎……今に見てろォ……!?」




__________



「……ねえ、ここはやっぱりジャンケンとかで平等に決めましょ……?」


「急に弱気だなオイ」



色々考えた結果、今の社会的なスペックで勝てそうな部分が見当たらなかったらしいです。(:3_ヽ)_愛おしや…
で、でもやっぱり最後に男の価値を決めるのはハートの強さだよ、ハートの!!!!!?

それとは更に全く関係ありませんが、月刊銀魂の存在を一昨日初めて知ったのですが、十日に発売してた一月号を探し回って結局物凄い近所のコンビニに奇跡的に発見してテンション上がりました。お年玉とかコタツとか雪山に混じって何故かチョリス回とか入ってて興奮しました。
二月号は二月七日です。
月刊っていうかもう週刊銀魂で良いんじゃないかなと思いましたがそれただのWJだなと思ったので、もう日刊銀魂で良いんじゃないかなという考えに落ち着きました。結局日刊銀魂ってただのわたしの生活習慣でした。



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