Short | ナノ
審神者にされた後の話

これから、少し改変していたりします。
居候→山姥切国広、三日月宗近、燭台切光忠、蛍丸、和泉守兼定、大和守安定

突如、現れた歴史修正軍によって、殺されかけた私を守ったのは、刀剣男士と名乗った男の人たち。その人(刀)達にお願いされて家の居候になった6人はふらりと家を出ることがあるがまあ、大体家にいるので言ってしまうとよく衝突する。例えば。

「ちょっと主なんだいその格好は!?」
「うるさい、ピカチュウ……」
「ピカチュウ!?」
「だって光るの擬音がピカッでそれに忠はちゅうだし、ポ〇モンのピカチュウ……」

なんて言って、逃げようとして捕まって、とりあえず着替えようか、と言われて、制服を渡されたから、光忠の顔めがけて制服を投げつけて、部屋に籠城したり。


「…………」
「…………」
「……何の用」
「茶を飲まんか、主よ」
「…………眠い」
「ははは、振られてしもうた。燭台切よ、茶菓子を出してくれんか」
「OK、何がいいんだい?」
「確か、棚の上にあったおかきを……」
「おい、それどこで見つけた。食わさんぞ」

と、大好物のおかきを死守したり。あの美人(三日月)まじ喰えない。


「…………」
「はい、主。珍しく早いね」
「………………卵焼きだけ食べる」
「わかったよ、ちょっと待っててね!」

と、用意された美味しい光忠の卵焼きを食べようとしたら、卵焼きを摘まんで食べたのは和泉守で。徹夜明けで空腹でイライラした私は判断力が低下していたのか、割り箸を握力だけで折ってしまったり。

「和泉守、嫌い」
「!?」
「卵焼き……」
「だって主、いっつも食べないからよぉ」
「…………徹夜明け」
「?」
「夜食持ち込むの忘れて、お腹減ってる」
「…………」
「卵焼き食べて寝ようと思ったら、食られたの!!」

寝不足で情緒不安定で涙が溢れて。安定と国広に攻撃される和泉守がいた。
私はあのあと、光忠がまた作ってくれた卵焼きを食べた。


「……おい、あんた」
「…………?」

ノック音が聞こえて目を覚ませば、襖から顔を見せるのは国広。何かと聞けば、光忠が買い物に行くが、何かいるものはあるか、と聞いてきたので、明日、買い物に行くからいい。と言うと、食いついた。だから、今日は睡眠時間を長くして、買い物に行く英気を養うのだ。

「俺も……ついていっていいか?」
「んー……いーよー……」

なんて寝惚けて言ってしまったので、翌日、綺麗な服を着ろと言って、洋服を押し付けて、布を剥ぎ取ろうと攻防が起こって、また買い物が次の日に流れてしまったり。


ちょっと見せられない本(同人誌)を買いに行きたくて一人で行くと言うと、みんなに止められ、強行突破したがつけられていたみたいで、ふざけんなよと喧嘩した。

「私に……私に……好きな本を買わせてください……」
「……何の本なの?」
「えっと、言えないかな」

言えない。言えるわけがない。××と〇〇がちょめちょめしてるだけの薄い高い本なんて……!

「ああ、あれかい?もしかして主が本棚の下の箱の中に隠してぐはっ」
「ピカチュウ、部屋の掃除、勝手にするな」
「あれは主が部屋を汚くするから!」
「というか勝手に入ってくんな、家追い出す」

とりあえず、全国の男子諸君。母親に宝物(エロ本)を見つけられた息子の気持ちをよく理解した。

なんて、日々を暮らしています。

[Prev] | [Next]
Back
Contents
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -