ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
やる気無し少女とバレー

黒雲楓


クラス 烏野高校1年5組

ポジション 帰宅部→バレー部マネージャー

誕生日 2月2日

身長 170.7cm

体重 53.3kg

好物 食べやすいもの

最近の悩み 考えることすら面倒

アシスタント トーン貼り




浪漫学園の面々は烏野高校で。

真由くんは北一。
若松くんは1年2組
(野崎くんには真由くん似だとされ、妹扱い。
頼る人がいなかった楓ちゃんは野崎くんにかなりベッタリ)




佐倉side



佐倉千代、最大のピンチです。

野崎くんが女の子と帰っています!
それに、女の子をおんぶしています!


「の、の、の、野崎くん!」
「ん?佐倉か。どうした」
「その子は……?」
「………?」
「起きたのか、楓。
こちら、トーン貼りの黒雲楓だ」
「ペコ」
「よろしく……ベタ担当の佐倉千代です」
「ペコ」
「ああ、1年生だから、敬語じゃなくていいぞ」
「え!?」
「ちなみに今日がトーン貼りの日だから、連れ帰ってるだけ」
「……………」
「わかった、わかった。今日も泊まるんだな?」
「コク」
「なんでわかるの!?」

し、し、しかも!今日“も”!?

「ヨクトマルンデスカ?」
「こいつ、極度の面倒がりだから、料理出来ないんだ。
で、トーン貼りをしてもらう代わりにその日の3食は、俺が賄っている」

女の子がそれでいいのか。

「じゃ、じゃあ、他の日は…?」
「聞いたことがなかったな。どうするんだ?」

そう野崎くんが言うと、野崎くんの顔を凝視しています。

「そうなのか」
「わかったの!?」
「ああ、他にもわかる人はいるらしい」
「へ、へぇ…」

「で、月曜日は、幼馴染みの家で晩ご飯か抜き。
火曜日の朝は、食べない。
昼も食べない。
夜からは俺とトーン貼りだからな。
水曜日は、昼まで俺の飯で、夜は従兄の家。
木曜日は、従兄の朝飯。叔母のお弁当。従兄の家。
金曜日も、木曜日と変わらず、土日は、金曜から従兄の家で寝泊まりしているらしい。
月曜の朝昼は、木金と変わらないらしい。
火曜日、お弁当作ってこようか?」

「………?」
「他の分もたまに作るからな!」
「…………」
「どういたしましてだな、佐倉もどうだ?来るか?」
「行かせていただきます!」


end


「そういえば、黒雲さんは……」
「………ジー……」
「名前呼びがいいそうだ」
「………楓ちゃんのお母さんたちは?」
「海外赴任らしい。
合格後に知らせがあって、楓は日本にいることになったらしくてな」
「野崎くんがなんで知ってるの」
「こいつの従兄の家まで行って、アシスタントを直々にお願いした」
「え゙」

トーン貼りをしているときに二人はお話をしている。
佐倉さんかぁ…。リボンがかわいい。
新しいアシスタントさんなのかな。
マミコのモデルの御子柴さんには会ったことないけど、たまに、政行さんが部活帰り来て、知り合った。
内緒って言われたけど。

学校であんまり会わないなぁ…政行さん。
それに最近梅太郎さんの家でも会わなくなったなぁ…?


私の月曜日1


遅刻ギリギリ登校。

in教室


「おはよう、楓ちゃん!」
『おはよー』

友だち、仁花に挨拶。

SHRで寝る。

「黒雲、起きろ!」

結局、昼休みは寝る。
昼休み、メールが来る。
英くんからの家でぐだぐだする約束。

「黒雲……!」

午後の授業も当然睡眠。

放課後

英くんの家で待ち合わせ。
二人で平等に。

「そういえば、学校どうなの?」
「………」
「へぇ、女友達とか珍しいじゃん」
「………」
「女の先輩とも仲良し……って部活入ったのか?」
「フルフル」

二人でダベって、ぐだぐだ、ごろごろ。
たまに、バレーするけど。

帰りは、英くんに負ぶわれて、家へ。
そのまま、お風呂入って寝る。

私の月曜日2

「おっはよー!」

朝に面倒な奴に遭遇。

「ペコ」
「よお、楓」
「ペコ」
「遅刻は大丈夫なのか?」
「コク……?」
「俺たちはちょっと遅れそうだな……真似るなよ?」
「コク」
「じゃあね〜!」
「じゃあ、迎えに行くな」
「コク」

一くんと約束をして、学校に行く。

「遅刻だぞ!黒雲」
「うつらうつら」
「アハハハ……」

授業は全滅。

放課後

ピーンポーン

訪問者を確認後、荷物を持って、家を出る。

『きょー とーる 一』
「?」

負ぶわれながら、それを一くんに見せて、首を傾げる。
ちなみにこれは『今日は徹くんの家か一くんの家か』

「ああ…俺の家だ。
そういえば、明日練習試合なんだがどうする?」
「……フルフル」
「火曜日はダメだったか」
「………。………」
「時間は気にしなくていいって……。
でも、場所的に反対側だから疲れるって……、面倒なんだろ」

核心を突かれて、一くんに目を逸らす。

だって、家から烏野20分、烏野から青城40分、青城から梅太郎さんの家50分。
※歩き

「及川がお前が来てない!って発狂してたんだし、来てくれよ……」
「フルフル」
「あー、まあ、そうだよな……」

とか、二人で話して一くんの家に着く。

「戻ったぞー及川」
「楓ちゃん!」
「!!」

一くんに下ろされて、目的地まで歩いて、徹くんに会って、抱きついてこようとしたから、避けた。

「クソ及川!ほら、やんぞ!」
「あれ、いつもよりやる気出してない!?」
「気のせい」
「話してるし!」
「…………」
「うるさいとよ」
「なんで岩ちゃんにはわかるんだよぉ」
「日頃の行いだろ?」
「岩ちゃんに負けたー!」

それから、3人でバレーしたり、一くんの家でご飯食べて、寝ているうちに徹くんが家に連れ帰ってたみたいです。


私の火曜日

ピピピピピ

アラーム音で目を覚ます。
………あ、遅刻する。

「黒雲、遅刻だ!……ジャージで来るな!!」
「………」

トイレで着替えて、教室で寝た。

「黒雲ー!!」

昼休み

ガラッとドアが開き、佐倉さんが顔を出す。

「楓ちゃん!ご飯食べよ!」
「コク」

あ、そうだ。

「仁花、……?」
「え、いいの!?」
「コク」

仁花を連れて廊下に出る。

「ペコリ」
「弁当だ。……友達か?」
「コク、仁花」
「谷地仁花です!」
「野崎梅太郎です」
「佐倉千代です!」
「楓ちゃんとどういう関係で……?」
『兄』
「「兄!?」」
「兄みたいに、か……。確かに妹みたいな感じだな。
ご飯の代わりに仕事を手伝ってもらってる」

あ、今日のこと聞かないと。

「今日……」
「ああ、昇降口だな」


「谷地さんは楓ちゃんの言ってることわかる?」
「少しぐらいですかね?」
「少しでもいいなぁ」
「完全にわかるのは従兄さんと両親と野崎さんらしいです」
「野崎くんだけ血が繋がってないよ!?」

昼休み後

「黒雲…起きろ!!」

寝ました。

「楓ちゃん!」
「ん……?」

仁花に起こされて、目を覚ます。
まだ授業中だ…。

「もうすぐ授業終わるよ」

急いで帰る準備をする。

キーンコーンカーンコーン

チャイムのなった瞬間にダッシュで教室を出る。
知ってる。終わった後に説教があるのは、知ってる。
梅太郎さんの家でご飯食べて、トーン貼って、お風呂入って、寝た。

私の水曜日

「………」
「おはよう」
「……コク」
「朝はこれな」
「コク」
「携帯光ってるぞ?」
「………」

パカ パタ

携帯開いて速攻で閉じた。

「どうかしたか?」
「…………」
「凄い長文だな……」

梅太郎さんに携帯を見せる。
メールには改行がしてなくて、何で練習試合を観に来なかった、とか、会いたい、とか、何で火曜日はダメなのか、とか、色々面倒なメールが来る。

当然返さない。

「ほら、お弁当だ」
「コク」
「よし、行くか」

梅太郎さんにおぶってもらい教室に連れて行ってもらう。

「じゃあ、叔母さんによろしくな」
「コク」

梅太郎さんに下ろされ、教室に入る。
水曜日は遅刻ギリギリじゃないから、仁花とお話をする。

「野崎先輩と来てたんだね」
『とまり』
「泊まり!?」
『しごと』
「仕事って何してるの?」
『トーンはり』
「それって絵の?」
「コク」
「凄いね!」
「?」
「凄いよ!」

野崎先輩が絵を描いてるってこと?
コク
どんな絵を書いているのかな〜?

少女漫画なんて、言わず、たわいのない話になっていく。

「そういえば、今日の体育は…バレーらしいよ!」

顔面キャッチしないようにしないと!

って言っている仁花とは反対で、テンションが上がる。

「バレー……!」
「楓ちゃんが嬉しそう……!
好きなの?」
「うん!」
「楓ちゃんが、面倒がらずに話している!」

予鈴がなって、仁花が席に戻る。
寝よ。

結果、体育が始まるまで寝た。

「黒雲、いい加減にしろ!」

3.4時間目の体育。
ジャージに着替えて、バッシュを履く。
体育は4組と5組の合同授業。
授業クラスは2つある。
4組と5組には女子バレー部がいないみたいだから、思う存分できる!

ウォーミングアップをして、4グループにチームを分ける。
仁花と一緒だ!
周りの人は知らない人たちだけど、バレー、頑張る。

やる気を出す私に驚いているのか知らないけど、どう思っているのか考えるのが、面倒だなぁ。

「楓ちゃん、私、頑張る…!」
「うん」

ピーッ

じゃんけんに勝って、初っ端にサーブを撃つこと、あ、打つことになった。

ボールを軽く上げ、踏み切って、跳んで、打った。

ドゴッ

一瞬だけ、私に視線が来て、止まった。

「威力ありすぎ〜!」
「緩くしてー」

そう聞こえ、次は軽く打つ。
レシーブされ、返ってきて、レシーブ、仁花がトス。

「楓ちゃん!」
「ナイストス!」

そう言って、若利や一くん達に止められること前提にしないように心がけて打つ。

ボールは、誰の手に触れることなくコートラインに落ちた。

「………」

思いっきり打ちたい。

そう思うけど、ブロックもなければ、レシーブも素人に毛が生えた程度。
期待もしてないし、それを望めば、“あの時”と同じ轍を踏むことになる。
そんなこと、わかってる。

強い者を望むな。
相手なら、みんながしてくれる。

頭の中でぐるぐると回る。

「凄いよ!楓ちゃん」

そんな考えも吹き飛ぶように、仁花の素直なほめ言葉に驚く。

「そう、かな?」
「うん!」
「好きだから…」
「楓ちゃん、本当に好きなんだね!」

嬉しい。
けど、心のどこかで“あの”視線が私を動かなくする。

ボールを打ちつけて、上げて、跳んで、打つ。
ジャンプサーブは、コントロールも難しいし、ネットを通らないこともある。

でも、昔から、練習していた。
徹くんがこんなサーブをやってたんだ!って言って、私に見せてくれた。
一くんはサーブミスをした徹くんを笑って、あのときは楽しかった。
できるようになったから、楓に教えるよ!
そう言って、見ていただけの私にバレーボールを渡した。

「あ」

ネット通らない。
その通りネットに当たる。
フラッシュバックしそうな光景を振り払い、ごめん、と手を合わせる。

コートの真ん中でサーブがくるのを待つ。

サーブが来て、レシーブを受けた────。


月島side


体育のバレーで山口の班が、ゲームをしていたときだ。
奥のコートでやっていた女子を思わず見ていた。

バレー部のいない5組の班が、山口のいる班に適うわけもなく、なんとなく、女子の方を見ていた。

ドゴッと打たれたサーブは、つい最近に受けたサーブに似ていた。

「すげぇな、黒雲さん」
「いっつも、寝てるのにな」
「遅刻魔だしな」
「それは関係ねぇだろ」
「中学、高校共に帰宅部だったよな」
「って谷地に聞いたんだろ?」
「一単語で一文節から一文が凝縮してんだぞ!?」
「単語すら話さないしな」
「単語出るだけでまだ、いいだろ」
「首振る、傾げる、頷く、無言でずっと凝視される」
「声聞かない日の方が多いと思う」
「後、サボり魔だよな」
「隣の女子の集団が、黒雲がシャトルランで一歩も動かなかったって言ってた」
「流石に、先生も、何も言えなかったらしい」
「なのに、すげーイキイキしてるな」
「無気力だったのにバレーと聞いて、やる気を出したらしい」
「上手すぎると思う」

と、5組の男子だろう、凄いサーブを打った彼女のことを言っている。
黒雲、か……。
青城の主将で王様の先輩のサーブに似ていた。
トスも上げるしレシーブもする、スパイクもかなりのものを打っていた。

マッチポイント、サーブを黒雲が打つみたいだ。

なんで、バレー部に入ってないんだろ?

そう思ったとき、ボールがラインに落ちた。


月島side end



「凄いね!」
「ありがと…」

ゲームが終わり、仁花とコートを出る。

今日は打たせてもらおう。
そう決意しながら、ぼーっと奥の男子のバレーを見る。
5組にはバレー部いないけど、4組にはいるのかも……。

「楓ちゃん、どうしてバレー部入ってないの?
好きって言ってたし」
「バレー、見る、好き」
「観戦する方が好きだからかぁ。
じゃあ、マネージャーは?」
「仮入部期間、過ぎてた」
「あ、面倒になってやめたんだね」
「従兄、見れる」
「楓ちゃんの従兄は、バレーしてるんだ」
「従兄、幼馴染み、友達」
「知り合いがみんなバレーしてるの!?」
「コク」

結果、全勝して、体育の後は潔く寝た。

「黒雲っ!」

放課後

チャイムがなったときに急いで校門を出る。
そこで仁花を待つ。

「いた、楓ちゃん!」
『月 か いがい かえる』
「月曜日と火曜日以外は一緒に帰れるんだね!」
「コク」

話ながら帰って、仁花の家の前で別れる。
その後は、歩きながら、スマホの電話帳を開き、電話をかける。

……5コール目で電子音がふつっと消える。

「楓か?」
「うん、………」

出てきたのは、若利。

「ああ、わかった。ならば、そこで待っててくれ。
ロードワークでもうすぐ着く」
「うん」

数分したら、若利が待たせたな、と言って来た。
すぐに若利におぶってもらって学校に向かう。

「…今日……」
「……珍しいな、何かあったのか」
「体育」
「思いっきり打ちたいのか」
「コク」
「……そうか」
「白鳥沢」
「決まるのが遅かったからな。仕方ない」
「めんど」
「さぁ、着いたぞ」
「うん」

白鳥沢に着いて、体育館まで若利の後ろを走る。
これが私の準備運動。

体育館に着いて、礼をして入る。
若利のチームメートの人に礼をしながらコートに入ろうとするけど、足を止める。
新入りの高1とかそんな感じだろう。不快そうにこっちを見てる。

から、そっちに向いて歩く。

「何か、言いたい?」
「べ、別に!」
「おーい、楓ちゃん。WSに入ってくれ」
「はーい!」

スカートの下にズボンを履いて、スカートを降ろす。ブレザーも脱いで、シューズの紐を締める。

「よし!」
「準備出来たか?おい、比井。得点しろ」
「は、はい!」

話掛けた男の人は、比井って言うらしい。
まあ、どーでもいいけど。
挨拶して、初っぱなのサーブを託された。

「なぜ」
「嫌ー。安定な楓ちゃんだからかなー」
「お前ならできるだろう」
「うん!」

若利はこっちを見てるだけ。
若利はこの3対3には参加しにないらしい。

とりあえず、ボールを跳ねながらタイミングを掴む。

「いける」

いつもより威力の強いサーブを打つ。ギリギリインだ。

「っぶねー!楓ちゃん!いつの間にこんな力」
「今日、体動かしたから?」

いつも以上の威力のサーブ。流石にいきなりだから、びっくりされる。まあ、試合だったら、何も言われないけど。

「じゃあ、も一回行きます」

さっきと変わらないサーブを打って、レシーブでトスでスパイク。それが入ってローテが回る。
それでやっと前に出た。

「ほいよ、楓ちゃん!」
「ナイストスです!」

そう言って、スパイクをする。

「すっきり!」
「まだまだだぜ、楓ちゃん」
「叩き落とすし、へし折る」

そのあと、勝って、若利のトス上げをしてた。

「………スー」
「………」

若利に起こされると、晩御飯の時間になった。
御飯を食べてお風呂に入って、眠たくなる。

「ほら」

若利におんぶしてもらって意識が落ちる。
朝、起きれば、若利がご飯を作ってくれる。
牛島家の御飯は美味しい。


そんな毎日を過ごして、テスト前ぐらいに綺麗な女の人が来た。
思わず、固まる。
仁花もいるけど、どっちもコミュ障だ。

男子バレー部のマネージャーの勧誘……。

「やりたい……」
「じゃ、じゃあ、二体に放課後来てくれる!?」
「はい……」
「お、おなしゃっす!」

仁花ちゃんもビビってるけど、大丈夫だよね……?

仁花ちゃんの入部騒動があって、テスト週間に入った。
……面倒だな。

でも、それならやるしかないよね。

「補習になったら、合宿いけないよね」
「!?」
「主力4人が……!って黒雲も!?」
「バレー、合宿。補習、あったら、行けない」
「黒雲って5組だよな……?」
「授業サボるし、テストは白紙で……」
「こんな真面目が?」
「………バレー、好き」
「だ、そうです」

とりあえず、黒雲は寝ずに授業受けること!そう言われて、解散になった。

ゥト…ウト…

「黒雲、そろそろ……!?」
「大丈夫、起きます」
「」
「先生が固まったぞー!?」

テストが終わって、体育館に集まった。

「……………」
「黒雲?」
「………寝」
「寝るの二文字言わずに落ちたー!?」

「で、テストはどうなった」
「……どうぞ」
「」
「え、どうしたの大地……」
「おい主将、副主将……黒雲」
「……?」
「やればできるのか、お前」

国語以外の教科、100点。
国語、95点。

「どうやったら、そんな点数とれるようになるのさ」
「授業」

集まりを終えて、若利と合流。おんぶされて、寝た。


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