や、意味がわからないです
黒雲楓
天才プログラマー
引きこもり
成績は極めて優秀だが、不登校で家にいる。
最近、刀の付喪神が成り行きで居候している。
山姥切国広→国広くん
三日月宗近→三日月さん
大和守安定→安定くん
和泉守兼定→兼定さん
蛍丸→蛍丸
???
久し振りに家を出る。
そろそろ買いだめしないと冷蔵庫ががら空きになる。
「ふ、わぁ……」
世間隊で言う夜が昼にとっての私は、夕方は寝起き。当然眠い。
「………さっさと買い物しよ……」
コス○コで大量に買って、一旦家に買い物袋を置き、また家を出る。
歩いて10分ぐらいの場所にヤ○ダ電機があるから、ゲームでも買おうと思う。
「………黒雲楓」
「ひっ!?」
そんなにことを思ってる矢先、青のオーラを纏った何かが目の前で刀を向けている。
死ぬ?殺される?恐い、まだ死にたくない。助けて。
恐怖で足が動かなくなる。
その間にじりじりとこちらに近づく何かが3つ。
「あ、や、来ないで」
あのときの視線よりも、今のときの方が断然恐い。
何かは刀を構えた。当然、腰が抜け、後ずさっていたけど、もう、後ろには塀。逃げ道が無くなった。
これから、来る傷みを耐えるように目をつむる。
「っは、主!」
来るはずの傷みは来なくて、目の前には青い羽織が見える。
「俺に任せてよ、とう!」
何かが落ちる音がする。
「アンタ、怪我はないか」
「は、はい…」
「……そうか」
白いローブのようなものを被っている青年?が話しかけてきた。手には刀。
「っっ!?」
助けられた。でも、刀を持っている。このご時世、銃刀法違反で捕まるのに。
「山姥切国広、刀を納めたらどうだ。主が怖がっておる」
「そうか」
刀を納める何とか国広っていう青年。
私を助けてくれた人達は全員刀を持っている。なんで。
「大丈夫?主。僕は大和守安定」
「大和守くん、ですか」
「安定って呼んでよ、僕は主にそう呼んでほしいな」
「安定くん、でいいですか」
「うん」
それで、一番気になるんだけどさ。
「主ってなんですか?」
「そりゃあ、あんたのことだ。俺は和泉守兼定。主さんを襲っていた奴らから守るためにここに来た」
「だからさ、僕たち無一文なんだよね。主の家に住まわせてくれない?」
「ん"!?」
なんかぶっ飛んでいるように感じるし、断りたい。でも、明らかに服が現代と変わってるんだよなぁ……。
「命の恩人だし、どうぞ」
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