ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
【ハイキュー】はァ、頭痛い【愛され】

牛島 楓

烏野1年4組

男子バレー部マネージャー

牛島の妹

「頭痛い」が口癖

貧弱、運動音痴、学力並以上
(進学クラスの中だと平均、数学と英語以外)

スポーツは観るなら好き、やるのはもってのほか

二次オタ、ラノベと単行本とゲームとアニソンなどの為にお小遣いの8割は使っている

凄く口悪い、目つき悪い

ちょっと痛い子

中学は北一

白鳥沢は中学で落ちて、折れた



牛島 若利

楓の兄

シスコン

過保護




入学式初日の朝にすいません、突然ですが。

「若兄」
「どうした」
「母さんは」
「お前も高校生になったから、父さんのところに行った」

ミシリと割り箸の曲がる音がした。

「聞いてねェよ!?」
「母さんが言っていたはずだが」
「……当然、イギリスですよね」
「当然だろ?」

あのラブラブ夫婦めェ……!
このクソ兄と暮らせと!?

「家事ドウスルノ」
「カタコトでどうした。
俺がやる、が、母さんが頼んでいたようなことはやってくれるか?」
「それくらいはね」

まあ、別に大した仕事じゃないし、買い物と洗濯物の整理とかだし。

「そう言えば、時間いいのか?」
「え!?」

後ろを向き、時間を見る。
08:00……。

「ああ、大丈夫。
今日入学式だし、集合09:30だから、15分に出るよ」
「行こうか?」
「学校は!?」
「来週の月曜からだ」
「来なくていいけどね!」
「何故だ……?」
「兄が来る場合は普通OBなんだよ……」

絶対に来させない。
身長高いから目に留まるから、嫌なんだよね!

しかも、こいつと比べられて、目が似てるねって言われるけど、正直に目つき悪いね、って言えよ。

15分になって、そうか…って言って、家を出た。
なんで、そんなにショック受けてんだ。



「穴に入りたい…」

入学式が終わってから教室で真っ先に机に突っ伏した。

入学式の入場で盛大に躓きました。
死にたいデス。

死んだ目で先生達の長い話を聞いて、家に帰ります。

そうそう、入学式前の時間にラインのグループがあるのを初めて知りました。

なんなんだよ、お前ら……。
頭痛い。

友達、作りたかったけど、残念、席の周り全員男子だったよ!
周りの女の子に声掛けようとしたけど、無理でした。

ラインで話したことがあるから、初めて会った気しないね!などとお話しておられるし、コミュ障の私には無理だったよ!残念!

しかも、考えてみれば、男子と女子の比率可笑しい。
2対1ってなんなの死ぬの。

そう思いながら、ずっとスマホゲームしてましたよ!
BF万歳!パズドラ万歳!

教室を出ると部活勧誘がなされていた。
まあ、入る気ないし、すーっと門を出ると、

「外食でもするか」
「息止まった」

クソ兄がいました。

「なんでいるの」
「月曜日からはお前に構えないことが多くなるからな」
「いつものことでしょーが」

兄が部活OFFの日はいつも私に何かしら関わってきます。
ブックオフに行くか?などです。
それ以外思い出せなかった。

「何を食べたい?」
「さと行こう。さと。天ぷら食べたい」
「わかった」

さとの季節の天ぷらお膳美味しかったですまる。



天使に声を掛けられました。

「で、なんだけど、男子バレー部のマネージャーにならない?」

欠伸をしながら、校門を入ったら、女の人に声を掛けられて説明を受けて今です。

「バレー……」
「未経験でも、大歓迎。
私もマネージャーは初めてだったし、どう?」

究極の選択を迫られました。
清水潔子様と名乗った女神と一緒にバレー部のマネージャー。
毒でありながら保養であるもののために帰宅部。

女神、だな。

「じゃあ、一応、いいですよ」
「ありがとう!
今日の放課後、第2体育館に来てくれる?」
「……すいません、第2体育館ってドコですか?」
「あ、ごめんね。迎えに行くよ。クラスは?」
「1年4組です」
「じゃあ、行くね。また、後で」
「はい!」

とりあえず、兄に、マネージャー引き受けることになった(かもしれない)と送ろう。

外していたイヤホンを耳につけ、教室に行った。


当然、名前も覚えていないこのクラスでは、暇すぎて、スマホをいじる。

「……あ゙?」

眉間に皺を寄せ、一段と低い声が出る。
完全に引かれた。知ってた。

クソ兄から返信が着ていました。
バレー部なら許す、と書かれていました。
よかったな、バレー部だよ!

既読スルーして、ゲームを始めた。


真面目に授業受けた後、廊下に出て、女神を待ちました。

「あ、いた!」
「走ってこなくてもよかったんですよ!」
「新しいマネージャー、嬉しくて」

そう言って、顔を赤くする清水先輩。
トスッと刺さった。

「じゃっじゃあっ行きましょうか!」

ダメだ。焦ってるのもろわかる。死にたい。


第2体育館に着きました。
入学式した体育館が第1体育館で、その向かいだったよ!わかれよ、私!

「今日、誘ったから、いいけど、もしきてくれるなら、ジャージに着替えてね」
「はい!」

そう言って、清水先輩が更衣室で着替えている間は、更衣室の前で待つ。
一人で体育館に入れるほど、メンタル強くないから!

「お待たせ、行こか」
「はい!」

第2体育館に入ると、既に先輩方がいました。

兄よりは身長低いな、うん。

「清水、その子は?」
「マネージャーしてくれるかもしれない子」
「牛島楓です」
「仮入部か……。俺は澤村大地。
バレー部の主将だ。よろしくな」
「は、はい、よろしくお願いします」

こういうとき、コミュ障は辛いよ!
声出ないし、声出ないし!

「おー、新しい子かー。
俺は菅原孝史。副主将だべ」
「よろしくお願いします」
「……あんまり、囲まないであげて」

清水先輩、ありがとうございます!

「マネージャーの仕事、教えるから、来て」
「はい!」

それから、スポドリとかを一緒に作って、配って、タオル配って、解散した。

まだ、自主練とかを先輩方はするらしい。

「今日はありがとう」
「声を掛けてくれて、ありがとうございます。潔子先輩」

清水先輩って呼んでたら、名前で呼んでって言われて、それで、名前呼んでいい?って聞かれて即了承した。
完全に入部決定したよ!

「あの、私でよければ、これからよろしくお願いします」

そう言って、頭を下げれば、潔子先輩が固まった気がした。

嫌だった?じゃあ、

「ぜんげ」
「ううん!こちらこそよろしく!」

手を掴まれ、笑顔で言われた。
ダメだ、クラッときた。

「明日、入部届け持ってきますね」
「うん、よろしくね」
「はい!」


気分よく、家に帰っていたんです。
そうです。“帰っていた”です。

「あれ?楓じゃん」
「国見んじゃん、おひさー」

去年の同級生に遭遇しました。
別に、これは機嫌を害するものじゃない。
だって、国見んは面倒がり系イケメンだし。

「え、誰々?国見ちゃんの彼女!?」
「誰が俺の彼女ですか……」

コイツです。
高校バレーが好きな私は、コイツが誰か知っていますが、中学のときに性格を知っているんです(一方的に)。

「うわァ……」
「あからさまに嫌な顔!?」
「うん、国見んだな」
「何が」
「イケメン度」
「なんで!?俺、国見ちゃんよりイケメンでしょ!?」

よし、帰る。

「じゃあね、国見ん」
「うん」
「ちょっと、ちょっと、ちょっと!?」

腕掴まれた。放せよ。

「……帰りたい、本買いたい」

新刊発売日なのに!限定版買いたいのに!
部活はバレーと潔子先輩とかでまだ許す。

人に呼び止められるのがほんと嫌!

「相変わらずだね」
「国見ん、やっていい?」
「いいと思うよ」

国見んから許可もらったんで、くるりと身体を及川サンの方を向き、笑顔を見せ、掴んでいた腕を掴み、捻った。

「いだだだだ!?」
「自業自得だな」
「岩泉先輩」
「岩ちゃん!?」

………帰ろう。
手を離して、歩いていく。
バス、1本遅れるとか、死にたいし。
兄うるさいし、頭痛くなりそう。

「……じゃあね」
「うん」

小声で国見んと別れて帰路に着く。
遠くで、及川サンが喚いてるように聞こえた。

家の前で、本屋寄るの忘れてて自害したくなった。

「ただいまー」
「おかえり」
「若兄早かったね」
「ああ」

普通に会話していますが、凄く怖いです。
仁王立ちして玄関で立っていました。
なんなの怒ってんの。

「楓、部活するのか?」
「まぁね。バレー部マネージャー」

そう言って、入部届けを押し付ける。

「……保護者名の記入ヨロシク」
「ああ」

兄の横を通り、部屋に入る。
ゲームする!マンガ読む!


「おはよーございます。ふぁ」
「お、新マネ来たか!」
「えーっと…菅原先輩?」
「そうだべ!」

よかった!間違えなかった!
でも、後は、澤村先輩しか知らないけどね!

「潔子先輩か、澤村先輩は…?」
「大地ならもうすぐ来るべ。どうしたんだ?」
「入部届け、出したい、です」

待って、すっごい睨まれてるけど、何かしたかな?!

「こらー、田中。
新マネを睨むんじゃない!」
「だって、コイツあんまかわい」

知ってた。知ってたよ。

顔がよくないことなんて知ってるよ!
おまけに目つき悪いしね!

いつの間にか、潔子先輩が来ていたらしく、バインダーで頭を叩いていた。

「おはようございます!潔子先輩!」
「おはよう。早かったね」
「電車とバス通学なんですけど、バスの本数が少なくて、あ、潔子先輩、改めてよろしくお願いします」

そう言って、入部届けを渡した。

潔子先輩笑顔だ。
ああ、女神様か。

その後、先輩方に改めて挨拶をした。


─恋する相手が二次元でもいいでしょ──
イヤホンで歌を聞きながら、廊下を歩く。
ヘッドホンが欲しかったりするが、生憎お金を出す余裕がない。

着替えて、第2体育館に顔を出す。

「おっす、清水はもうすぐ来ると思うぞ」
「菅、原先輩、どうも」

一瞬、スガ先輩って言うところだった。危ない。
みんな、スガとかスガさんとかだし。

「……」
「……?」
「スガでもいいべ!」
「え!?」
「よく呼ばれるから間違えるんだろ?」
「すいません。スガ先輩」

いいべ! いいべ!といって軽く背中を叩かれる。
やだ、この人、優しい。

「そう言えば、1年はいないんですか?」
「あー……いたんだけどなぁ…」

困っているスガ先輩に聞いていく。
知りたいことは、知りたい。

「だけど?練習がハードでやめたとか?」
「いや、チームワークを乱す奴に入部は認めない」
「澤村先輩、こんにちは」

その質問に答えたのはスガ先輩じゃなくて、澤村さんだった。

「お、おう」
「………?」
「大地はそう呼ばれないからなー」

だから、名前呼びか主将呼びしかされないから、名字呼びされることがない。
だから……

「大地先輩?」
「」
「大地が固まった!?」
「やっぱり嫌ですよね!澤村先輩すいません!」
「あ、いや、あの…!」
「……どうしたの?」
「潔子先輩!こんにちは!」

潔子先輩の近くに行く。

「大地、お疲れ」
「何がだ。スガ」
「嬉しかったんじゃないのか?」
「別に、そんなわけないだろ」
「素直じゃないなー」

なんてやりとりがあったことなんて知らない。


「……え、えーと…クラスにいた人!」
「俺は山口。こっちがツッキー!」
「なんで山口が言ってんのさ」
「ゴメン!ツッキー」
「つっきー……?」
「月島」
「月島君ね」

次の日、第2体育館に入ると、クラスにいた人がいた。

田中先輩からこいつは……という目をされる。
二日三日で人の名前が覚えられるか!

ましてや、コミュ障のこの私が!

「あ、一応、牛島楓です。出来れば、牛島呼びは止めてほしいかな、と」

くそ兄と被るからね!

「………まあ、いいや」
「じゃあ、楓ちゃんだね!」

ぐっちーはいいやつだよ!
それに比べて……、

「おい、牛島!クラスメートは覚えろよ!」
「二日三日で覚えられるわけないでしょう!?」

誰かに吐かれて被害を受けてしまえ!


そんなこんなで影山がいた。
国見ん曰く、王様、らしい。

ということで王様と月島が呼んだら不機嫌になった。

で、土曜日になって、3対3で日向が凄い速攻を見せて、最終的に影山、日向、田中先輩が勝った。

「何を書いてるの?」
「……あ、今日の試合展開とか、反省点とか……」

をまとめてるんです。と言おうとしたら、横から見られ凄いね!と言われる。

前のページは見せないようにしないと……。
白鳥沢のページしかないし。

そのあと、ジャージを貰って羽織る。
黒の方が好きだし、やっぱり白鳥沢に入らなくてよかった。

そのあとに武田先生が入ってきて、青葉城西との練習試合が組めたらしいけど、その条件に影山をセッターとしてフル出場するということ。

及川、あれなめてんのかなぁ。スガ先輩のこと。

そのあと、家に帰って、兄を待つ。
多分、今日は06:30ぐらいに帰ってくる。
まとめの続きを書こうかな。

“とんでも速攻は凄いけど、普通の速攻が出来なかったら、意味がない気がする。日向と影山でも兄を今倒すことは無理。”

………頭痛い。なんでくそ兄比べなきゃダメなんだろう。……はぁ。

そのあと、帰宅した兄に火曜日が遅くなると伝えると、迎えに行くと言われ、全力で拒否しました。


そして向かえた火曜日。
人前では、国見んと初対面の振りをして、ドリンク作りのときに会いました。

「…プルプル」
「笑い堪えてるよね!?なんなの国見ん死ぬの!?」
「いや、だって」

他の人へのビビり方が、と遂に笑っている国見ん。

「コミュ障で悪かったな!で、それでウザい先輩は?」
「楓が捻った腕が悪化したみたいで病院行ってる」
「……それは、悪ぅございました!」

てか、なんなの。その前に気づかないとかバカなの?バカなの?

「……あ。じゃあ、俺行くね」
「バイバーイ。国見ん」
「後ろは気をつけた方がいいよ。楓」

……!?
後ろ向いたら、ツッキーがいた。

「随分、向こうの1年と仲がいいんだね」
「これでも北一出身だからね。仲のいい友達の一人や二人はいるよ」
「……へぇ、王様のことも知ってたんだ?」
「知らなかったけど?別にバレー部と仲良かったわけでもないし。個人的に国見んと仲がいいだけ」



没理由→愛されじゃない。収集つかなくなった。

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