ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
【黒バス】×【ハガレン】

カエデディアス

軍部の少佐 ロイの部下

東方司令部勤務

“雹流”の二つ名を持つ国家錬金術師

14歳(春生まれ)

アルビノのため、白髪、淡い赤目、白い肌

直射日光を浴びると身体に悪い為、常に外出するときは長袖、帽子を着用している。

視力を低下させない為に苦労をしている
(コンタクトはダメ、眼鏡は面倒だから)

ロイとは幼いときから親交があり、ロイと呼び捨てで呼ぶ

公私混同が嫌いで誰であろうと、公私で呼び方が違う

ペンダントをつけている

雹流は水を氷にし攻撃することから付けられた二つ名
が、得意なのは、静電気から起こす雷撃
(氷系が有名なのは、雨の日無能のロイに変わり現場で活躍していることがあるため)



黒が白になり、





黒が赤になり、





肌の色が色素を失い、








目の前には“不完全な父”だったもの。



「ぁ………ぁ…………ぁ……ぁ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」





「………ぉ……!」
「ん………ぅ……?」
「起きろ、もう昼だ」
「ロイ……?」
「寝ぼけているのか、魘されていたが………」
「ちょっと…前のこと、夢……」
「そうか、もう言うな」
「……うん…」
「さぁ、私も寝ようかな!」

「大佐、カエデさんを起こしたら仕事ですよ!」
「中尉、まだ、カエデは寝ているのだ」
「起きますから大佐も仕事しましょう」
「むっ……仕方ない」

東方司令部の日常


「ニホン……ですか?」

西にある孤島にある国……だったかな。

「ああ、中央からの命令でな。
カエデに行ってもらいたいということなのだ」
「拒否も出来ませんし受けますが、期間はどれほどなのですか?」
「1年だ」
「1年ですか!?」
「ああ、私もついて行きたいところだが、私もここで仕事があってな……」
「知っています」
「それで、船の出港が1週間後で、住居や家具は準備してあるとのことだ」
「やっぱり拒否権はなかったようです」
「国家錬金術師であること、軍人であること、 アメストリスの民であることを秘密に、ということだ」
「スパイ…ということですか」
「目的としては、民主主義や文化、技術についてを持ち帰ってくるということだ」
「それより何故私が……?」
「留学でニホンに行く、という建前の方が好都合だから、だそうだ。
それでだな、ニホンは錬金術の技術がないからニホン人の前では原則的に禁止ということだ」
「大佐、銀時計はどうしましょうか、大総統の紋章などでバレます」
「その点は既に指示が出ている。
ブレスレットにして常に身につけておくようにとのことだ」
「了解しました。では、出国の準備ため、用意していきます」

そういい、執務室を出る。

「大佐、カエデさんがいないからという理由で仕事を………」
「………………………ズーン」
「大佐!撃ちますよ」
「カエデが拒否しなかった………」
「軍部の命令ですから…」
「1年だぞ……1年」
「はいはい、カエデさんの見送りをしたいのなら仕事してください。
仕事が終わらなかったら、カエデさんの出港時であろうと執務室から出させません」
「やる、やるから、今はちょっと……」
「撃ちます」
「仕方ないな……」


「既にニホンに着いて早七日、明日から学校……面倒だ………」
と、既に日本に着き、用意されたマンションの一室にて愚痴しかもらさないカエデ。
左手首には銀時計を錬成したブレスレットが。
明日の準備はできた、明日の為に早く寝ようとベッドに入り、眠った。


「んぅ……ろ……」

ドスッ

「いったぁ………時間は……5時か、まだ家でいいか」

真新しい青いシャツに腕を通す。

「軍服も青なのに制服まで青色とは何かと縁があるのかな」

そう考えつつ鏡に写る自分を見る。

「ここの夏は私の敵だな」

その白い肌も赤い目も、自分が自由に動くことをさせなくした。

「さぁ、行きますか、帝光中学校へ」


「私はLightningTyrVarunaです。
日本の文化や伝統を学びに来ました。
ファミリー、ファーストやミドル好きな風にお呼びください。
これから1年間……半年間よろしくお願いします」
「じゃあ、窓際の一番後ろの席について」
「はい」

「………ふぅ」
「あ、次の授業、音楽なので、音楽室に行きましょう。ヴァルナさん」
「ありがとうございます。えーっと…」
「あ、僕は黒子テツヤです」
「クロコですね。よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします」
「テツ君!音楽室行こ!」
「そうですね、ヴァルナさん音楽室の場所を知らないと思うので一緒に行きましょうか」
「はい、お願いします」
「私、桃井さつき!さつきって呼んで!
よろしくね、ライちゃん」
「よろしくお願いします。サツキ」
「行きましょうか」


「♪〜♪〜」
「凄い綺麗な声だね!」
「ふふっありがとうございます」
「かわいー!」
「褒めても何も出ませんよ」


「ライトちゃん!ご飯食べよ」
「あ、ずるいー!私と食べよ!」
「皆さん、一緒に食べましょう」

「ライトちゃんはどこの部活に入るの?」
「身体を目一杯、動かせる、屋内で活動するところがいいですね。
でも、色々学びたいので、図書室で、本を読んでおきたいです」
「そっかぁ……帰宅部か……」
「皆さんはどのような部活に?」
「ウチ、ソフト部!」
「テニス部、ですぅ」
「この子とダブルス組んでるの!」
「私はバド部」
「吹部、楽器はトロンボーン」
「ヴァイオリンやチェロ……弦楽器なら嗜んだことがあります」
「ライちゃん、凄いね!
また機会があったら聞いてみたいな」
「機会がありましたら……ね?
サツキはどのような部活に?」
「男バスのマネージャーだよ。
テツ君は男バスだよ!」
「男バスは超強豪で全国大会を二連覇したもんね!」
「凄い…ですね。
そのマネージャーのサツキも凄いですね」
「そんなことないよ、皆が凄いから、優勝出来たの」
「桃井」
「え、あ、赤司君!?」
「さつき、行って来なさいよ」
「う、うん!」
「彼は?」
「赤司征十郎君よ。
バスケ部の主将で、頭脳明晰、運動抜群、容姿端麗、性格は温厚で、家は大金持ち。
まさに生まれから違うわよね!」

“(名前)ディアス、士官学校を首席で卒業。
頭脳明晰で体術に於いてもトップクラス、性格は温厚ながらも任務時に於いて冷静沈着かつ冷酷非情な一面も合わせ持つ。
代々優秀な人材を輩出するディアス家出身。
まさに生まれから違うとはな!”

「……………ごちそうさまでした。
もし、部活が休みなどであるなら、校内を案内していただきたいのですが……」
「ただいまー!
今日、部活急遽オフになっちゃって……」
「じゃあ、さつき、お願い!
ライトに校内案内してくれない?」
「え?いいけど……どうしたの?」
「部活のオフの方に校内案内をお願いしたんです」
「全然OKだよ!」
「ありがとうございます」


「ここが図書室!これで終わりかな」
「ありがとうございます。
この学校は大きいのですね」
「ライちゃんはこれからどうするの?」
「今日は、初日なので帰ります。
サツキはどの方面なのですか?」
「私はこっち!ライちゃんは?」
「私もそちらの方向ですよ」
「じゃあ、一緒に帰ろ!」
「はい、あ、ちょっと待ってください」
「あれ、帽子とパーカー……」
「外に出るときに必要なことでして。
この目や髪を見て、わかっているかと思いますが、私、アルビノで……直射日光はあまり身体によくないんです……」
「私は気にしないよ。
ライちゃんには必要なことだもんね。
先生にも言ってあるんだよね?」
「そうですね…。
ちょっと、留学は心配でしたけど…
サツキのような人がいて安心しました。
ありがとうございます。」
「うんうん、これからもよろしくね!」
「はい!」

「………そろそろ帰りましょうか…」
「お、丁度いいところにヴァルナ、
これ、桃井に渡してくれんか」
「いいですけど、サツキさんは今どこにいると思いますか?」
「バスケ部のマネージャーだし、第一体育館に行けばわかると思う。
俺は、今から会議だから頼んだ。」
「はい」


「「「キャー黄瀬くーん!!」」」

「………………」
「どうしたんですか、ヴァルナさん?」
「…クロコ、ですか。
そういえば、クロコもバスケ部でしたね」
「あれ?そんなこと言いましたか?」
「サツキから聞きました。
今、サツキに先生からのメモを渡そうと思って……」
「………ああ、黄瀬君のファンですか。
裏口から入りましょう。
ここからじゃ入れませんし」
「ありがとうございます。クロコ」

「そういえば、クロコは何故外に?」
「練習メニューがハードすぎて吐きました」
「………凄く、興味を持ちました」
「………はい?」

どうしよう、急に身体を動かしたくなりました。

「今、ちょっとここで待っててください。
コーチに話を通しておくので、僕が手を招いたら、来てください」
「わかりました」

「It's very hot…」
「思わず、英語が出ていますよ」
「oh, sorry sorry.
いきなりでしたし、びっくりしました」
「あれ?黒子っち、その人…誰…?」
「私は LightningTyrVarunaと申します。
あなたは…?」
「え、ちょっ黒子っち!
この人、俺のファンじゃないんスか!?」
「ヴァルナさんは桃井さんに用があって、君のファンの所為で困っていたので、こちらについて来てもらいました。
コーチからもお墨付きです」
「……ふーん、なら、黄瀬涼太、モデルをやってるっス」
「………キセですね。
それより、クロコ、モデルとはなんですか」
「え!?えーっと……」
「ファッション雑誌に載ってる人のことだよ、ライちゃん!」
「そうなのですか……。
服なんて着れれば何でもいいじゃないですか。」
「ふふっところでライちゃんはなんでここに?」
「先生からこれをサツキに渡すようにと言われまして、どうぞ」
「ありがとう!
あ、ライちゃん、今から一緒に帰られる?」
「ええ、でも部活は?」
「今、丁度終わったの!
ちょっと待ってて!
準備してくるね」
「はい、じゃあ、校門で待ってますね」
「うん、わかった!」


「お待たせ!コンビニ寄ろっか!」
「あ、桃っち!」
「また会いましたね、ヴァルナさん」
「どうも、クロコとキセ……とバスケ部の方々ですか?」
「うん!ガングロが青峰君で」
「誰がガングロだぁ!さつき!」
「俺は赤司征十郎だ。よろしく、ヴァルナさん」
「はい、よろしくお願いします。赤司君」

そう言って握手をする。

「俺は紫原敦、そっちがみどちんね」
「みどちん……?」
「俺は緑間真太郎なのだよ」
「な、なのだよ?」
「じゃあ、ライちゃん!帰ろ」
「はい」
「僕達はコンビニに寄ることになっているんですけどお二人も一緒にどうですか?」
「行く話をしてたの!一緒に行こ!いいよね!」
「はい、





「アメストリス国からバスケ部の人にって招待が来ているんだけど……みんなどうする?」

──「あのいなくなり方は異常だ。
見送りも制限されてたし、何よりあのヴァルナを迎えに来るのに軍艦だった……。
普通は飛行機を使えばいいのに」

──「何か裏があると見ていいな」

「アメストリスって最近、内戦があった国……だったっか?」

──「今までありがとうございました。
皆さんとやったバスケ、楽しかったです」

──「いきなりなの!?」

──「言おう、言おうと思ってる内に夏休み前になっていたことは謝ります。
本当にすいませんでした」

「他の学校は招待されているんですか?」
「ええ、キセキの世代がいる高校はね」
「では、僕は行きますね」
「おい、黒子!?」
「そういえば、招待した人はわかりますか?」
「えーっと……ロイマスタング中将ね、この人よ」
「え……!?」

──「この人は?」

──「─っ!?
小さいときの…と…幼馴染みです」

「おー伊月となんとなく似てんな」
「絶対に行きます。止めないでください」
「はぁ?」
「少し…席を外しますね」
「………火神くん!黒子にバレないようについて行きなさい!」
「え!?なんで」
「……ん?」
「行ってくる……です」

「はい、ええ…そうです。
あれは間違いなくヴァルナさんの幼馴染みです」
「………わかりました。すぐに用意します」
「おい、黒子?」
「か、火神くん?」
「誰と話してた?」
「赤司君です。もしかしたら、中学のときに知り合った方がいるかもしれないということで……」
「……知り合いか……
アメストリスって何語なんだ?」
「英語と……なんの遜色ないはずです」
「そういやカントクが話終わったら帰ってこいって」
「行きましょう」



「やっと着いた……」
「大丈夫?真ちゃん」
「大丈夫に見えるか……?」
「ようこそ、日本の高校バスケ部の方々
私があなたがたを招待したロイマスタング、階級は中将だ」
「日本語……わしは一応、代表者の今吉や、よろしゅう」
「早速、移動してもらおうと思うのだが、生憎、私は忙しい身でね。
彼女に移動中の案内と護衛を任せる、来たまえ」
「「「「っ!?」」」」

(ビンゴ…のようだね)

「私はカエデディアス、階級は大佐。
年齢は16歳。」
「ご苦労、ディアス大佐。では、後ほど」
「はっ!」
「では、行きましょう。
この大人数なので、車は使えません。
汽車で向かいます」
「おーい、行くでー」


「とりあえず、国家錬金術師の権限でここは貸し切ったので自由に席に……いえ、後ろの方へ行ってください。
私の席の近くに座るのはオススメしません」
「あれ…ライちゃんじゃないんだね…」
「そんなことないとないと思います。
素性をバレないようにするために偽名を使っていた可能性もありますし…」
「国家錬金術師とはなんだ?」

「………はぁ」
「なんや大佐。ため息なんてついて…」
「イマヨシ…ショウイチ……」
「別に大佐の近くに座るのは、3年の方がええやろってなっただけや」
「……まあ、いいでしょう」
「で、大佐さんは何読んでんの?」
「…………私も大佐ですからね、仕事があるのですよ」
「へぇ…女の子にそんなことさせるのはどうかと思うで」
「(仕事に気付いた…?)
生憎、自分が望んだ道ですので、人に口を挟まれることじゃないです」

キィ……

『うっわ、ガキばっか』
『兄さん、文句いわないの』
『やぁ、エルリック兄弟』
『げっカエデ!?』
『兄さん、今はディアス大佐だよ』
『……別にどうよんだっていいですよ。何故こちらに?』
『銀時計を見せたら最後尾に行けば2人分の席があるって』
『ああ、エルリック弟も国家錬金術師でしたね。
どうぞ私の前へ』
『ったくガキばっかだな…』
『といっても私と変わらない年ですよ』
『で、こんな大人数どうするんだよ』
『日本からの客人ですよ。
イーストシティまでこちらで…』
『…ふーん、で、それが最近有名な窃盗団か?』
『治安維持が最重要なことですので』

「なんて言ってんだ?」
「治安維持が重要だと」
「火神が英語……!?」
「小せぇときアメリカにいたって言ったぜ!?」

『そういえば、ここ、前、電車ジャックが……』

ガンッ

『動くな!動いたら撃』

バァンッ

『窃盗団が電車ジャックとは中々……』
『容赦ねぇ……』
『冷静すぎるや…ディアス大佐は…』

「きゃ、きゃぁあ!」

『……エルリック兄は…バチバチ……はい、何かあったら斬れ。
最重要任務は彼らの安全の確保なのでね。
エルリック弟もここをよろしくお願いするよ。
私は……正面突破だな』

そう言って手袋を嵌める。

『その死体も……燃やしてしまいたいが後でいいな。
駅に中将が待機しているから身柄は渡せば良いしね』
『気をつけてくださいね』
『ふふっ私を誰だと思っているのだ、エルリック弟』

目を閉じ、開く。

『私は、カエデディアス。
軍神なのだからね』

(おーおー、目が据わっとる“ホンモノ”や…)

カエデが出た車両。

「人が……」
「あの人たちは……?」

『おい、あんたは?』
『あ?!』
『兄さん落ち着いて!』
『あー、すまんのう。なんせ、人が目の前で死ぬとこなんて見たことないねん』
『カエデも面倒な仕事してんな』
『大佐にゾッコンだしね』
『で、こいつらを守れ、と』
『兄さんは普通の人間に戻っちゃったし、仕方ないんじゃない?』
『じゃあ、アルはここを頼むわ』
『兄さんは!?』
『ちょっくら、上に行ってくるわ』

そう言って、エドが列車の上へ向かう。

『兄さん、また無茶して……』

そう呟いて、みんなの方を向く。

『あ、ごめんね。僕は、エドワード・エルリック。
いきなり、こんな場面に出会うなんてついてないね。
平和になったはずなのに、こんなことが起こるんだもの』
『あの、

没理由→間とこの後の話が考えられなかった




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