ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
運命→復活

黒雲楓
5次聖杯戦争での裁定者(ルーラー)のマスター。
4次聖杯戦争終わりの大火災でジャンヌを召喚。
家族を失い、一人になって、ジャンヌにずっと側にいてほしいと無自覚で令呪を使用。衛宮士郎とは幼馴染みのようなもの。
衛宮士郎を庇ってランサーに刺されて死んだ。
右目に令呪が宿っており、眼帯をしている(学校には大火災で失明していることになっている)。

死亡後、新たな世界で記憶を持ちながら生を受け、ジャンヌと似た容姿となった。両親は膨大な遺産を遺して急逝し、ジャンヌと二人暮らしをしている。
両親はイタリア人の母と日本人の父を持つ。
(イタリア人の母にはボンゴレ1世の娘の血が流れている)


意識が覚醒する。ランサーに刺されて、死んだ。のに、眩しい光で目を瞑る。わんわん泣いているのが私だと理解したとき、何が起こったのかわからなかった。

そして、数年経ち、この世界での両親が死ぬ。葬儀に来た人達は、泣かない私を見て、気味が悪いとか、何もわからないのに、と憐れな目や冷たい目で見てきた。
両親の親族とは縁を切っていたようで、私は何も知らない。ただ、一人になった家で、目を閉じてジャンヌを呼んだ。

「会いたかった、カエデ。元気そうで何よりです」
「ううん、ここまで来てくれて、ありがとう。ジャンヌ」

光の粒子が集まり、ジャンヌが象られる。
跪きながら、私の手を握るジャンヌ。

「私も、会いたかった。ジャンヌが近くにいるのに、いないことが辛かった」

ジャンヌに抱きつくとジャンヌに抱っこされて抱き締められる。

「これからも、よろしくね。ジャンヌ。これから私と一緒に」
「ええ、共に参りましょう。マスター」
「これで契約完了?」
「ええ。また貴方の目に令呪が切り刻まれてしまった……」
「兆候は前からあったから、失明ってことにしてもらったの。でも、ジャンヌが心配するような戦争はないから、霊体化して、ついてこなくていいからね」
「……わかりました。何かあれば、必ず呼んでください」
「うん!」


そうしてまた数年が経って……。今、凄く……命の危機を感じてる。
私がは今、学校にいる。2-Aの教室に忘れ物を取りに来ただけだったのに。どうして、上の階がガタガタと今にも崩れそうなのか。と考えていたら、黒ずくめの男に拐われた。……で、3階に連れられた。ジャンヌに念話しようとしたら、無理だった。ジャンヌが誰かといるのかもしれない。

「黒雲さん!?」
「その声は……沢田くんですか?どうしてここに」
「それはこっちの台詞だよ!何で敵に捕まっているの!?」
「忘れ物を取りに来て、こうなりました。どうしよう、お姉ちゃんが心配するのに……」
「おい、一般人か。なら、殺せ」
「ハッ」
「え━━!?」
「やめろ!その子は関係無い!」

殺される━━!と思ったとき、私を掴んでいた敵にトンファーが命中した。その瞬間を見計らって、ジャンヌとトンファーの持ち主である幼馴染みに養われた反撃法で、胸ぐらを掴んで、背負い投げをした。

「こ、怖かったぁ……」
「ご無事ですか。カエデ」
「うん、ありがとう、ジャンヌ、恭弥くん」
「ふん」
「ありがとうございます。雲雀恭弥では、また後日」
「約束は守りなよ」
「ええ、では、カエデ帰りましょう」

失礼します。とジャンヌが言うと、私を抱き上げて、私はジャンヌに首を回す。ジャンヌは割れていた窓から飛び降りる。

[Prev] | [Next]
Contents
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -