ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
トリップ少女の2次元防衛


18歳
二次好きの4月に大学生になる予定
刀剣乱舞は18歳になった途端に始めた。審神者を始めて5ヶ月。
好きな作品は少年漫画系のバトルもの。
黒髪、黒目

目を覚ますと赤ん坊となっており、政府の説明から、審神者にならなければならず、強制的にこちらの世界に連れてきたお詫びが、鶴丸国永。初期刀は山姥切国広。初鍛刀は大倶利伽羅。
正式に着任したときは3歳。それまでは訓練やこの世界について学んでいた。このころに大倶利伽羅に出会っている。鶴丸とは立てるようになった頃に会った。
楓の仕事は主にアニメやゲームの世界に現れる敵軍を倒すこと。2次元が敵からの侵略を受けることが、3次元にも影響が出るとのこと。

現在5歳。
審神者としては、レア太刀が鶴丸国永以外来ていないのと、明石国行もいない。そもそも検非違使なる存在は見つかっていない。

楓は敵軍から狙われる可能性があるので、戦う力も少なからずはある。木刀(打刀サイズ)はみんなの指導のお陰でできる。

こんのすけは週一に報告書を回収し、政府の伝令を伝えるのが役目。こんのすけは本丸に在中していない。


「……………」
「……お、おい?」
「みんな、いない……」

初めて、世界を飛んで歴史修正者を倒しにきたけど、ここには山姥切国広と、楓しかいない。
みんな、別のどこかに飛ばされたのか、そう考えに至ると楓は懐から折り鶴を出す。そこに霊力を注ぎ、話す。

「みんな、ぶじですか。わたしはやまんばぎりくにひろといっしょだから、だいじょうぶです。ひとまず、たびびととして、わかれたなかまをさがしているということにしてください。とにかく、ぶじでね。またあいましょう」

そう言って、霊力を注ぐのをやめる。楓の姿に眉を潜めながら、山姥切国広は楓と目の高さを合わせる。

「どうして、爺の上着を着ている。まあ、あんたの格好は雪の中じゃ寒いか……」
「とりいをくぐるまえにつるがもしものためって。くにひろはてをつないでくれたから、はなれなかったんだよね。いっしょにいてくれてありがとう」
「……あんたが一人だったら、長谷部なり加州なりが慌てて探すだろうがな。とりあえず、これからどうする」
「とにかく、こやがあればいいのだけど、なさそうだから、あるこ。ここがどこかわからないから、じょうほうしゅうしゅうしないと」
「わかった」

そう言えば、山姥切国広が楓を抱える。
驚いて固まる楓だが、抱きかかえられているのに気付くと、バタバタと足を動かすが、山姥切国広は動くな、と言って、歩き始める。

「わたしもあるける!」
「こんな雪の中であんたを歩いたって知ったら、俺が殺される。あんたは下駄で雪が足について、焼けるだろ」
「うっ……」
「とにかく、あんたもそのふーどを被っておけ」
「うん」

ざくざく、山姥切国広の足跡が一本道を作る。いくら進んでも同じ風景で、楓は泣き出しそうになる。
トリップした身とはいえ、体は幼子。楓の本心とは裏腹に泣くし、話すこともうまくできない。
泣きそうな楓を見て、山姥切国広は頭を撫でる。

「泣くな。ここがどこかわかれば、爺や倶利伽羅達の居場所は探しやすい」
「………うん」

それでも子どもの体は難儀なもので、泣き出しそうになると泣いてしまわないといけないもので。

「うっあっ……」
「…………今のうちに泣いていた方がいい。爺に会って泣いてしまうよりかはましだ」

そう言うとタガが外れたように泣いた楓を山姥切国広は頭を撫でながら宥めた。


楓が泣き疲れ、眠った後、山姥切国広は楓を左腕で抱えた後、右手は抜刀する体勢だ。

「そこにいるのは誰だ」
「………それはこちらの台詞だ。何者だ」
「俺は、俺たちは、旅人だ。人を探してる」
「こんな真冬にか」
「あ、っ!」
「お、おい!」

相槌を打とうとした山姥切国広だが、何かを感じ取ってか抜刀して楓を守るように強く抱き締める。
現れた女を無視して、気配を察知する。

「斬る!」
「シャァ」
「それで殺そうと?」
「シャァ……」
「……楓、寝てるな」
「おい、貴様」

遡行軍を倒した山姥切国広は刀を鞘に納める。遡行軍は悪霊に近い。倒せばすぐに消えていく。

「なんだ」
「奴らはなんだ」
「………敵だ。俺たちはあいつらに追われている。敵の襲撃に遭って、逃げてきた。俺の仲間たちは、つ、強いから、おそらく無事だろうがな」

強い、と認めたくなかったのか山姥切国広は嫌な顔をしながら、そう言う。己と並ぶ強さを持つのは、大倶利伽羅と鶴丸国永だろう。その二人とは何かと張り合ったりしていたこともあり、そう言うふうになったのだろう。

「それで、ここはどこだ?無我夢中で逃げてきたものだから、正確な場所がわからない」
「………ここは謙信が治める越後だ」
「越後……。だからこんなに雪が降っているのか」

随分と遠いところに来たな……と呟く山姥切国広。くにひろ、とすがるように楓が山姥切国広の布を握る。少し震えているように見える。
山姥切国広は布を取り、楓に巻く。
女がこちらを見定めるようにしているのを見ながら、来た道を引き返そうとする。

「おい、お前。どこに行く」
「逃げてきたから、無一文でな。さっき洞窟があったはずだから、そこで休む。じゃあな」
「…………」
「何故、ついてくる」
「その洞窟までついていく」
「理由はなんだ」
「その洞窟で凍え死なれたら謙信様が哀しまれる」
「……こいつに手を出したら容赦しない」
「怪しい動きをしなければな」

険悪ムードが漂う中、洞窟に着く。息が出来るようにしながら、楓を布でくるみ、寝かす。山姥切国広は刀に手をかけながら、目を閉じる。



BASARAキャラの口調がわからなかった。後、超長い気がする。メモの最終更新が去年でした。

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