ネタ供養と名前変換なし(小説) | ナノ
ブラコン×黒バス

設定 逆ハーendにしたいが個別endもあるかも


朝日奈楓

中3 風斗と同い年
白髪の長い髪で細身のカチューシャ(気分によって色を変える)をつけてる
前髪は片目が隠れるようにしている
目の色は澄んだ青
基本車椅子
共有スペースでは、手すりを掴んで移動する
(そのため、共有スペースでは、手すりが備え付けてある)
表向き、風斗の双子の姉
片目は見えてない
地獄耳
片耳に要と同じようにピアスをつけている。
中学ではコンタクトで、家ではメガネ

経歴

2年のとき、渡米
3年、武蔵野市立吉祥寺第一中学校に転入

武蔵野市立吉祥寺第一中学校
バスケ部はあまり強くない。普通
勝つこともあり、負けることもあり。


火神大我

中3
原作通りにしたいできれば

経歴

中2、アメリカから帰国
武蔵野市立吉祥寺第一中学校に転入
バスケ部は入ってすぐやめた
中3、楓と同じクラスで隣に。
仲がそれなりにいい


朝日奈風斗

楓の双子の弟
学校は一緒だがクラスは別。
登校は一緒に行かない


朝日奈家

楓→朝日奈家 likeの意味で好き
朝日奈家→楓 likeの意味で好きだが行きすぎてシスコン気味(楓のことが心配で仕方ない)
楓に対して、甘々。



「おはよう、火神君」
「おはよう、朝日奈」

今日は5月21日。
明日、お姉さんが家に来るらしい。
お姉さんらしいからどんな人かはわからないけど、優しい人がいいに決まっている。
だから、少し楽しみだ。

「お前、高校どうすんだよ。一回目のテストまだなのによ……」
「自分は近場の私立高校を志望するよ。火神君は?」
「俺もそこにする!別にいいよな!?」
「うん、けど、火神君の行きたい学校に行かないと、だよ?」
「別に、俺、したいことがあるわけじゃないし、それに、仲いい奴がいた方がいいしな!」
「そうだね、一緒に頑張ろうね」
「ああ!」

そんな感じで進学志望高校調査票に“誠凛”と書く。
その紙を見ながら“誠凜”と書く火神君。

「違うよ、火神君。リンはこう」
「ややこしいな」
「自分で書けるようにしようね」
「ああ、わかってるよ」

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

日付は22日。
車椅子で商店街に買い物に行って、家に着いた。

「ただいまー」

そのまま5階に上がって行き言う。

「おかえりなさい、楓。行けますか?」
「うん、大丈夫」

右京兄さんが私が立てるように手を出す。
荷物は後で誰かが運んでくれる。
その手を掴んで立ち上がり、手すりに持つ。
そこから、別の手すりに移ろうとして、右足で踏み込んでしまった。

「っ!」

倒れることを覚悟し、目を閉じ、その衝撃に耐えようとした。

ドサッ

暖かいものに包まれた。

「危ないなー。つまづいた?」
「気を付けてね、楓」
「ありがとう、椿兄さん。倒れるところだったよ、アハハ……」

抱き止めてくれたのは、椿兄さん。
注意するよう言ったのは、梓兄さんだ。

「階段から落ちるとか洒落になんないから、捕まってて」
「……はーい」

すると、椿兄さんは私を抱きかかえ、階段を下りソファに座らせる。

「ありがとう」

ピーンポーン

「来たのかな?お姉さん」

そう、近くにいた昴兄さんと祈織兄さんに聞く。

「まあ、そうだろ」
「どんな子、だろうね」

右京兄さんがお姉さんを連れて、リビングに戻ってきた。
どうやら、雅臣兄さんと弥もいるみたいだ。
要兄さんがいつものようにやらかして、椿兄さんと梓兄さんが自己紹介をする。
その後、みんな降りてきて来た。

「では、問題児たちの紹介は終わったので……
昴、祈織、楓」

右京兄さんに呼ばれ、二人はそばによる。

「こちらは昴、大学生です」
「あの、はじめまして……」
「……っす」

短いあいさつをし頭を下げる昴兄さんと、お姉さんがそれにつられるように頭を下げた。

「そいつ無愛想に見えるけど、女の子がニガテなだけでだから!
気にしないでいいよ」

確かに、昴兄さんは私以外の女の人といるなんて殆どない。

「なっ……!?」

昴兄さんは顔を赤らめ動揺する。
あーもう、わかりやすいなー。

「そして、こっちが祈織。
あなたより一つ上の高校3年生です」
「はじめまして」
「よろしくね」

祈織兄さんは微笑みながら握手をする。
じっとお姉さんは祈織兄さんを見ていた。

「どうかした?」
「い、いえ……あ、その制服……ブライトセントレアに通ってるんですね」
「うん、そうだよ」

そういえば、ブライトセントレアって、有名なミッション系の進学校だっけ?
クラスの人がそれで盛り上がっているのを覚えている。

「そして、そっちにいるのは楓です。
貴方の二つ下の妹です。
彼女は歩くことはできますが、おぼつかないので、外では車椅子です」

立ち上がって、近くにいた要兄さんが意図を汲み手伝ってもらって、お姉さんのところに行く。
要兄さんに体重は少し掛け、安定できるように立つ。

「はじめまして、よろしくお願いします。お姉さん」
「うん、よろしくね、楓ちゃん」

そう言って、私も握手をする。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

「っと……仕事でいないのを抜かすとこれで全部ですか……」

そう右京兄さんが締めようとしている。
あれ、侑介兄さんは……?
と思っていたら、バターンッ!と大きな音を立ててドアが開いた。

「わり!お、遅くなった!!」
「ああ、一人残っていましたね」
「あっ!」

と、お姉さんが声を上げる。

「朝日奈くん!?」
「えっ!?なっ……!なんで日向が……っ!?」

侑介兄さんとお姉さんは知り合い?
と、思っていたら、それを椿兄さんが聞いていた。

「し、知り合いというか、その、同じクラスで……!」
「えええー同じクラスだったのー?
それはビックリだねー!」
「椿。事前に侑介には伝えるように言ったはずだが……」

右京兄さんがそう言うと、椿兄さんはわざとらしく舌を出した。
あ、わざとだ、これ、絶対

「くそーっ!
つば兄、テメー、わざと黙ってたな!?」
「わざとなんて人聞きわるーい★」
「お、俺は認めねーからなっ!
同級生がキョーダイとかありえねーだろ、フツー!」

と、なんか慌てる侑介兄さん。
うわぁ、要兄さんがニヤニヤしてる……。
そして、口を開く要兄さん。
侑介兄さん、その全否定は、お姉さんに気があることをみんなにさらしだしてるものだけど。

「……朝日奈くんはわたしがキョーダイになって迷惑なんだ」

あれ、もしかして、鈍感。
全力でイヤがる侑介兄さん。
慌ててる姿見るの久しぶりかも。
クスっと影で笑う。

「いーか!
ゼッテー、ガッコでキョーダイとか言うなよ!?
誰にもバラすな!」
「……!」

すると雅臣兄さんが割って入って棒付きキャンディーを侑介兄さんとお姉さんの口に突っ込んだ。

「まー、そーゆーワケで新生朝日奈家の誕生ってことで!」

騒がしくなったリビングを後に自分の部屋へ戻った。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

07:00 5階 リビング

いつも通り車椅子を扉付近に置き、起きた人を“眼”で見て挨拶する。

「おはよう、昴兄さん、要兄さん」
「おはよう、楓」
「おはよう」

要兄さんがこっちに来て手を差し伸べるから、それを掴んで、ソファに座る。

「楓は、部活、入ったのか」
「後、1年だから、やめておいた。
友達も帰宅部だし」
「友達!?楓、それって……女?」
「違うよ、男の子。
去年の夏にアメリカから帰国したんだって、」
「楓、男はダメだ。俺が許さない」
「要兄さんの許可なんて必要ないでしょ」
「楓が反抗期だ…」

要兄さんの負のオーラが漂い始めた時、リビングのドアが開いた。

「おはようございます。お姉さん」

それにつられ、兄さんたちも挨拶をする。

「おはよう、妹ちゃん!」
「……っす」
「おはようございます」

さっきの要兄さんはどこにやら、もう負のオーラは消えていた。

「三人とも早いですね」
「んー、すばちゃんは毎日ロードワークかかさないからね。
俺はたまに付き合ってるだけ」
「私は毎日この時間帯に起きて、日向ぼっことかを」

するとお姉さんはキッチンに行ってエプロンをかけた。

「妹ちゃんが朝メシ作るの?」
「あ、はい……みなさん、食べますよね?」

すると要兄さんがお姉さんをじーっと見ている。

「ど、どうかしました?」
「いやさーやっぱ、女の子のエプロン姿はいいよねーと思って」

ベシッといい音がなる。

「痛いなー、楓。
叩かなくていいでしょー?」
「要兄さんがお姉さんを口説こうとかするからでしょ。
味見係とか言って行きそうだから止めた」
「当たってる……!」

兄弟なんだし、言うことぐらい予想できる。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

朝食を食べる。
なんか味噌汁、おいしい。
お姉さんが作ったのかな?
そう思うと、椿兄さんがそう言って、梓兄さんが右京兄さんに聞いた。
右京兄さんは複雑そうな顔で食べてたから、お姉さんが作ったんだと思う。
すると、お姉さんがテレビをつけた。

『───全国ツアーの初日は、札幌ドームで開催されました。
チケットは即日完売……』

あ、風斗だ。

「うそくせー作り笑顔だなー」
「相変わらず、歌はあんまりうまくないね……」
「でもダンスはじょーずだよ」
「そういえば、最近見てないなと思ってたら」
「ツアー……か」
「今、どこだって? 北海道?」
「土産はカニ、いやウニがいいか?」
「両方……たべたい……」

ポカンとしているお姉さんに気づき、言った。

「お姉さん、風斗は下から二番目の兄弟で、お姉さんの弟です。
私の双子の弟です」
「え、ええっ!?で、でも朝倉って……」
「“朝倉”は芸名だよ?」

お姉さんは思わず叫んでしまった。
無理はないと思う。
医者、弁護士、お坊さん(一応)、声優二人、美容師、大学生、高校生、同級生、中学生、小学生、そして芸能人まで。
すごい家族だから、お姉さんはどう思うんだろう。
そう思って、大好きなふわふわの玉子焼きを食べた。


ってのが数年前のまま放置されていたので、上げました。ブラコン……懐かしいですね。

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