※謙也目線でエセ九州弁使ってます。
ご理解頂けた方のみどうぞ













「千歳ー、ここにおったんかい」






「おー謙也」





「あ、忍足くん!」






いつの間にか千歳を探しに行く係に定着してしもうた俺は今日も仕事をすぐに終わらせた。
人探しもスピードが命やねん。
俺だからできるっちゅー話やけどな!




…といっても最近どうやら自分の才能だけでこなせてるわけやないっちゅーことが薄々分かってきた。







「(またなまえとおる・・)」





「謙也に見つかってしまったばい。ぼちぼち部活にいかんと白石にどやされるたい、またなみょうじ」




「うん、部活頑張ってね!忍足くんも!」





「え!あ、ああ!」






ここ一週間くらい千歳のいる場所には必ずなまえがおる。

俺と同じクラスのなまえは千歳とはそんな親しい仲じゃなかったはず…






「おい千歳、最近なまえとばっかおるなあ」






「なんね謙也、嫉妬しとっと?」






「ばっ…!違っ…」





千歳のやつ、いつもふらふらしとんのになんでこないなことは…!




「あ、図星ばい」






「千歳…!言っとくけどなあ、俺の方がなまえと仲ええっちゅーねん!」







「すまんとね、みょうじは俺のもんたい。諦めた方が身のためばい」






「はっ…?!」







な、なんやて…!?
そんな素振りいっぺんも…





「俺は気に入った場所にしかいかんばい」










安心できる場所=きみのいるところ全部





(じ、自分、なまえとはいつから…!)
(一週間前からばい。謙也がさっさと取らんのが悪いんたい)
(…!)



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謙也が不憫。








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