「吉田さんって背高いですよね」


「そう?」


「だって私よりこんなに大きいです」


「君が小さいだけだ」


「ち、小っちゃくないです!普通です!」


「全く…君が小さいせいで頻繁に兄に間違われる身にもなりなさい」


「ぎゃっ、痛いです吉田さん」


「女の子がそんな声出さない」


「私だって学生の頃牛乳沢山飲んだんですよ」


「お陰で胸はそこそこあるみたいじゃないか。ほら、」


「あっ…ひゃ…よ、吉田さん!なっなにするんですか!セクハラ!!」


「俺は君の彼氏だが」


「セクハラはセクハラです!

…もう…吉田さんは私のことからかい過ぎです!吉田さんともっと大人な恋愛がしたいです」


「君はまだ子供だろ」


「私今年で28ですよ!もうアラサーですよ!!」


「小さくて可愛いからいいじゃないか」


「だから吉田さんは私のことそんな風にしか見てないから駄目なんです!もっと一人の大人として見て下さい!」


「よしよし、大人大人」


「違います!!それ完璧子供じゃないですか!!
もっとこう、雰囲気というか」


「…仕方ない、こっちおいで」


「え、何ですか吉田さ「…愛してるよ」


「!!」









形なく曖昧で単純な方程式について


(…っ吉田さん凄く素敵です!)(はいはい)




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お題は「純愛アリス」様より






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